HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

はぎの読んだ雑本やイラスト技法書などを紹介するブログ(世界名作劇場関連の情報も取り上げます)

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第29話 「思い出がいっぱい」の感想

あしなが・29-1


【物語紹介】
 ジュディは1人でロックウィロー農園へ向かおうとリンカーン記念女子学園を出た時、偶然にもジョングリア孤児院時代の仲間のサディに出会いました。サディはアトランタの紡績工場で働く事になっていたのです。ジュディはサディをパーラーに誘うとジョングリア孤児院の事を尋ねました。エステルは年だからと孤児院で働くのをやめ、エミリーはカリフォルニアのお金持ちに引き取られ、リペット院長はもうすぐ田舎に帰ってしまうとのことでした。ジュディはみなそれぞれの道を歩きだしたのを感じます。そしてジュディとサディはお互い頑張ろうと励まし別れるのです。ジュディは嘆く事より今何ができるかを考えるべきだという事に気づきそしてもう一度新しい旅立ちを決意するのでした。


あしなが・29-2最初の方でジュディが上げた赤い靴を持っていたサディ・・・彼女の優しさが分かる回でした。

【感想】

 第29話のAパートはジュディが今までを振り返る回想シーンで作られており、今回は急遽作られた回である事は間違いないですねw

 そしてBパートもその穴埋めに作られたものであり、その為に再登場したのがサディといえるでしょう。

今まで見ていた人の殆どが彼女の再登場に驚いたはず…!!

 でもその急遽作られたこの第29話は「私のあしながおじさん」の中でも印象深い回になりました。

 ジュディとサディの二人は序盤のハイスクールに行けるかどうかで明暗がくっきり分かれました。

 運命が変わったのがジュディなら、運命が変わらなかったのがサディです。その二人が再度出会うことでお互いの成長が見えた瞬間になりました。

 2人で喫茶店で話した後、プレゼントを渡そうとするジュディですが、その行為にサディは「私そんなに可哀想に見える?」といわれてしまいます。

 ジュディは物語始めに孤児院の仲間たちにプレゼントしようとして、サディの怒りを買った時と同じ事を繰り返してしまいます。しかしサディの対応は前回と正反対でした。

「そのお金はあなたの学業に使うべきよ」

…と優しくジュディを諭す姿は、サディの成長が良く分かるシーン…。

 華やかな学園生活をすごしてきたジュディと、多分ジョングリア孤児院で子供たちの世話やお金持ちの相手ばかりをしてきたと思われるサディ。

 ジュディが嫌で嫌で仕方のなかった事を、サディはずっとし続けていたのです。ハイスクールに通っていたジュディより、孤児院に残っていたサディの方が人間的に成長するとはある意味皮肉…。

 今までジュディに影響与えたのは年上の人物だったですけど、自分と同世代のサディの方が成長してると普通焦りますよね。

そういう意味で、この第29話は「私のあしながおじさん」の中で最も世界名作劇場らしいお話といえます
 この内容の良さから物語のターニングポイントになりえるほどですが、しかし急遽作られたエピソードなので後の回に影響しないのが残念。

 というか「私のあしながおじさん」という物語全体で見れば、ターニングポイントは次回になるんですよね…。





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第28話 「無慈悲な命令」の感想

あしなが・28-1
【物語紹介】
 ジュディは自分の書いた小説を月刊ヤングタイムの編集部に送ったところ高い評価を受け大喜びしました。ジュディはジミーに電話で呼ばれ夏休みにジミーの家族とアディロンダックの別荘に行かないかと誘われOKしました。ところがグリグスさんからの手紙には今年の夏休みもロックウィロー農園に行くように書かれていたのです。ジュディは「あしながおじさん」にサリーの家族と一緒にアディロンダックの別荘に行かせてもらえるようにお願いの手紙を書きました。しかし出発の先日の夜遅くにグリグスさんから電報が届き、予定通りロックウィロー農園へ行くように指示されたのです。後見人であるあしながおじさんの命令に背く事はできません、ジュディは1人立ちして生きていきたいと心から願わずにはいられないのでした。


あしなが・28-2ジミーに誘われた別荘のアビロンダック行きは、あしながおじさんの反対で行きませんでした。

【感想】

 今回「あしながおじさん」の言い訳のできない自分勝手な言動がついに出てきて、視聴者の反感が芽生える回…。

 前に
「あしながおじさん=ジャービス」とネタバレを書きましたが、それを知って両者を見ると同一人物に見えません。

 前にあしながおじさん(ジャーヴィス)はマーゴットさんという自立した女性をジュディに紹介しているのに、ジュディの自立を嫌がるというのはなんで??

 …何故そうなるかというとアニメの場合、原作との関係でこういう二重人格的なキャラになってしまうんですよ。

 このアニメ「私のあしながおじさん」で作劇的に難しい所は何よりジャービスの描き方。


 今回見れば分かる通り「あしながおじさん」はどう見ても保守的な人物。つまりそれはジャービスも保守的な人物という事です。

 でもアニメではジャーヴィスはジュディが好きになる男性なので、あまりに保守的な人物にも描けず半端に進歩的な人物にしたんで両者の間に齟齬が出来たといえるでしょう。

 同一人物でありながら2つの顔を持つキャラの描き方は難しい…。原作ではジュディは「あしながおじさん」に言い返したり抵抗ししているのですが…。

 この辺り観返せば気になる事で初めて観る分には気にならないので大丈夫ではありますがね。





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第27話 「家庭教師は楽じゃない」の感想

あしなが・27-1

第27話 「家庭教師は楽じゃない」

【物語紹介】
 ジュディはパターソン夫人から財布泥棒と疑われてしまいますが、現場を見ていた女中のエルザが真相をいったため誤解を解く事ができました。その後カレンとシンディに勉強を教えますが、カレンはいうことを聞かずジュディはおしりを叩きます。カレンはお母さんに言いつけに行きますが、そこではお母さんとお父さんが夫婦喧嘩をしているのです。ジュディは家庭教師の仕事で落ち込んでいる時、ジミーに出会い励まされます。その後ジュディは家庭教師をしつつカレンとシンディと缶蹴りしたりして遊び、しだいに子供たちの心を掴んでいきます。しばらくジュディの家庭教師が続いた時、あしながおじさんから手紙が届きアルバイトをやめて学業に専念するように命令さジュディはショックで倒れこんでしまいました。仕方なくジュディは家庭教師のアルバイトをやめて学業に専念する事にします。でもほんのわずかのアルバイトでジュディは働く事の大変さを知りそれを教えてくれた「あしながおじさん」に感謝したのです。

あしなが・27-2家庭教師先の教え子がカレンとシンディですがまったくいうことを聞きません。
 
【感想】
 カレン、シンディ姉妹の過度のイタズラは、両親の不仲が原因だったようです。

 しかしいくらなんでも大人の夫婦の不仲を女子高生のジュディにはどうしようもないので、子供たちの心をどう掴む事のみ考え行動していましたね。

 孤児院にいた時、年少の子供たちの相手をしていたのでこの辺り子供たちの心を掴むのがうまいのでしょう。

 しかし順調に言っていた矢先「あしながおじさん」から手紙でアルバイトをやめて学業に専念するように命令されます。

 なんというか、そうなるだろうとは思いましたがwしかい今回の「あしながおじさん」の行動は、そんなに横暴な行為ともいえないでしょう。

 作中ジュディは授業中居眠りしていたりしているので、家庭教師のアルバイトは学業に明らかに支障をきたしており「あしながおじさん」の言い分も分からなくもないです。

 ただ「あしながおじさん」がアルバイトと学業の両立が難しいと理解した上で、ジュディの家庭教師に辞めさしたのかは、疑問ではありますが…。

 そういえばジャービスもジュディの家庭教師のアルバイトに対してハッキリ疑問を口にしますね。

 ジュディの自立に懐疑的ですが、マーゴットさんのような自立している女性を見ているのに不思議です。





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第26話 「明日に架ける橋」の感想

【物語紹介】
 2年生も終わりに近づきジュリアはサラローレンス大学を受験する事にしサリーも大学に行こうと決心。ジュディは「あしながおじさん」のお世話になるわけにはいかないと悩んでいると、スローンさんから大学の奨学金の話を聞きます。ジュディは奨学金で大学に行って勉強しようと決めたのです。奨学金を受けられれば大学に行く事ができますが、その為には生活費が必要だと思い家庭教師のアルバイトを始めます。その事を「あしながおじさん」に手紙で報告しますが返事は、アルバイトをする事を望んでいない、お小遣いが足りないのならと30ドルが入っていたのです。ジュディは自分の真意が「あしながおじさん」に伝わらなかった事を悲しみました。そしてジュディは家庭教師の面接に行き、そのまま家庭教師のアルバイトをすることになります。しかし家庭教師先の子供カレンやシンディはわざと財布を落としてジュディに拾わせ、ジュディが財布を盗んだと母親に告げるのでした。


あしなが・26-2コメディキャラのスローンさんですが、事情があって奨学金で大学に通ったようです。

【感想】

 前々から「あしながおじさんの行動ってどうよ?」と考えている人にとっては、ぬぐいがたい形で彼の行動が目につく回。

 今回もまたしても30ドル送ってくるんですが、相変わらず金で何とかしようとする癖は変わりません。

 前に書きましたが「あしながおじさん=ジャービス」なんですが、彼はジュディに会っていますよね?

 ならジュディがどんな子か分かりそうですが、どうも人を見る眼がないみたいで…

 この頃は
「学生は学業が本分」というのがありまだ「あしながおじさん」の考えも分からなくはないんです。

 ただその後はあしながおじさんの露骨にジュディをどうにかしようとする行動が出てきてアレなんだが…


 この後スローンさんがジュディの奨学金についてアドバイスをしますが、ようやくスローンさんがコメディ以外で活躍したという感じ。

前も書きましたが、スローンさんはややコメディキャラになり過ぎた気はします。

 ジュディたちは学生なのでまだ外の社会と接点がない。なのでこの1920年代の世界観のようなものを伝えきれない。

 でも大人の女性のスローンさんなら1920年代の常識や価値観などを伝えられるキャラになれたと思うのですよ。

 スローンさんが奨学金を受けて大学に通ったというのを、もっと詳しく語るだけでもそれはできたのではないかなと。

 もう少し踏み込んで大人のスローンさんが、ジュディに助言を与えるシーンを見たかった気もします。




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第25話 「ふるさと・ニューヨーク」の感想

あしなが・25-1


【物語紹介】
 ジュディは自分が捨てられていた、ニューヨークのベイスンアベニューの教会にやってきました。ベイスンアベニューはスラムでしたが、そこへベスという女の子が帽子を奪っていきました。追いかけるとマーゴットという女性と出会います。マーゴットはジュディの破れたスカートを縫ってあげると言いって家に案内されます。家にはベスの母親デラにおり、ジュディの破れたスカートを縫ってもらったのでした。その夜ジュディ、ジュリア、サリーの3人はジャーヴィスと合流し貴賓席から「お気に召すまま」を観劇します。芝居が終わるとジャーヴィスの案内で3人は楽屋に行き主演女優に会わせてもらいますが、その女優はさっき会ったばかりのマーゴットだったのです。マーゴットは一流の女優でありながらスラムに生まれた事を隠そうともせず、今でも堂々とスラムに住んでいるといいます。ジュディはマーゴットさんの生き方にとても勇気づけられるのでした。


あしなが・25-2一流の女優ながらスラムに住んでいたマーゴットさん、自立した女性でした。

【感想】

…こうっては何ですが、今回はまるで隙間を埋めるような1話完結のお話。

 今までは少しジュリアに話の力点が行き過ぎたので、今回は本来の主役ジュディメインのお話が必要といった感じでしょうか。

 劇を見るため劇観にいくのは原作にありますが、ジュディが生まれた教会を探すのはアニメオリジナル。

 ニューヨークにやってきてマーゴットさんという女性に会い、実は彼女は一流の女優でありながらスラムに住んでいる女性というのを知ります。

 出自を隠さないというのは立派な人物ですが、それがどれほど凄い行為なのかアメリカをよく知らない自分には何となくとしか分かりませんがw

 1話だけしか出てこないキャラクターに人間的厚みを持たせるのは大変なので、仕方ない気もしますがどうにかできなかったかな?

 ジュディはマーゴットさんの生き方に勇気づけられますが、出自を隠さない生き方を改めてジュディに感じさせる為に登場したキャラともいえます。

 その為レオノラやランバート先生と比べると印象度が低い、マーゴットさんでしたね。

 それよりジュディが「あしながおじさん」に宛てた手紙の一文の

「ジュリアみたいに値段の事などお構いなく気に入ったを帽子を好きなだけ買うなんて、人生にこれにすぐる喜びってないんじゃないかしら」

 というの真に受けて50ドル送るのは何というか…いや、まぁ原作がそうなので仕方ないんですけど…でもあしながおじさんって色々分かっていない人です…( ´∀` )





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第24話 「お気に召すまま」 の感想

あしなが・24-1

【物語紹介】
 ジュディ、ジュリア、サリーが体育館でジェイクスピアの「ハムレット」のお芝居ごっこをしていた所をメルノア先生に見つかります。メルノア先生は学園祭での出し物ジェイクスピアの 「お気に召すまま」を演じないかと3人を誘います、3人は相談した結果ジュディは男役、ジュリアはお姫様役、サリーは裏方で頑張る事になりました。それからメルノア先生の指導のもと、3人は一生懸命練習を続け公演の日を迎えます。お芝居の途中雨が降ってきましたが、3人はそれぞれの仕事を最後まで成し遂げました。そしてそのお芝居を知ったジャーヴィスおじさまからブロードウェイでの本物のハムレットの芝居の公演に招待してもらったのです。

あしなが・24-2お気に召すまま」の舞台の為に派手なメークをしたジュリアですが、ここまできましたね(笑

【感想】

 前回はジュリアの変化が描かれ、今回は今回彼女たち3人の関係性の変化が見られます。

あのジュディとジュリアが教壇の上で笑いながら、ハムレットの芝居をしているシーンが見られようとは!

 前半のジュディとジュリアは何かにつけていがみ合っていましたが、そのようなもの何処へいったのか?まるで昔からの親友のようです~

 特に「お気に召すまま」の役でのジュリアの舞台メイク見るとここまできたか~と(上の画像参照w)

 「私のあしながおじさん」を前半から観ていた視聴者で、ジュリアがこうなるの予想した人いないよな。

 彼女はこの後、失恋を通し更に成長するんですが…
私のあしながおじさん」においてのもう一人の主役ですね、ジュリアは。

 それと内容ですが第20話のレオノラ編から今回まで5話ありますが、殆ど普通の学園ドラマだ。

 世界名作劇場で学園ドラマしているというより、学園ドラマの中に世界名作劇場ティストが入っている感じですね(*´∀`*) 





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第23話 「それぞれのクリスマス」の感想


【物語紹介】
 クリスマスの日にサリーの家でパーティーが開かれる事になりジュディとジュリアが招待される事になりました。クリスマスプレゼントとしてジュディとサリーは毛糸を買って手編みの手袋と帽子を作る事にしました。ジュリアは店で出来合いの品を探しますが、ジュディとサリーの編み物をしている姿を見て自分も手編みのマフラーを作ろうと決心します。ジュリアは1人でマフラーを 編み始め、うまくいかないとジュディに教えてもらいながら編み物を続け、クリスマス当日完成しました。しかしその時ジュリアのお母さんが迎えに来て社交界にジュリアを連れて一いてしまうのでした。サリーの家のクリスマスパーティーでジュディは手袋、サリーは帽子をそしてジュリアからマフラーをジミーにプレゼントをします。そしてパーティに連れていかれたジュリアは初めての社交界は楽しくないと思うのでした。


あしなが・23-2
サリーの兄ジミーの為に手編みのマフラーを編むジュリア・・・今までと別人ですね。

【感想】

 今まで「私のあしながおじさん」を観ていた人なら、ジュリアの豹変ぶりに驚くでしょう、 ジュリアってこんなに可愛い娘だったのかと(^-^;
 
 隠れて手編みのセーターを編み、顔を赤らめるジュリアの姿は可愛らしいの一言!

 高飛車な言動をしてた女の子が、一転可愛らしくなる状態を゛ツンデレ”といいますが

世界名作劇場の女の子でこういうツンデレキャラは初めてでは?…いや「ポリアンナ」のバレーおばさんとかいたけどw

 今回はジュリアの回であると同時に彼女のキャラクター性が完全にでき上がった瞬間ですし、この後は実質彼女が軸で話が進みます。

 高飛車で身勝手なお嬢様が、優しい人を思いやる令嬢に変身する。…「私のあしながおじさん」はジュリアの物語ともいえるかも知れません。

 その一方、本来の主役ジュディはすぐに成長すると話が終わってしまうので、同じ所をループさせられてしまいますが…

 結局この回の最後にジュリアのお母さんが現れて、社交界のパーティーに連れて行かれます。

 社交界こそすべてみたいなジュリアが、初めて社交界が楽しくないと感じた時でした。

 社交界の中身のなさを理解したジュリアの前に、同じく無理矢理パーティに招待されていたジャーヴィスが出てきて

「上流社会は家柄や地位を守る為に、
    自由を売らなければならない」


…なんかジャーヴィスからようやく重みのある言葉を聞けた気がしますがw

 ただこの言葉はこれからのジュリアを語る上で重要なセリフになっていたりします。




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