世界名作劇場雑記

世界名作劇場、名作作品の関連情報を主に取り上げます。

| PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

世界名作劇場 第1作目 1975年制作 フランダースの犬 記事一覧

【世界名作劇場 第1作目 1975年制作】
フランダースの犬 記事一覧
 
第1話「少年ネロ」 第2話「アロアと森へ」
第3話「アントワープの町で」
第4話「新しい友達」 第5話「パトラッシュ」
第6話「がんばれパトラッシュ」
第7話「スープをおのみ」 第8話「ほえたよおじいさん」
第9話「おもいでの鈴」
第10話「アロアのブローチ」 第11話「エリーナの花畑」
第12話「おじいさんの小さな壺」
第13話「ナポレオン時代の風車」 第14話「夜空に描いた絵」
第15話「古い帳簿」
第16話「10サンチームの写生帳」 第17話「丘の上の木の下で」 
第18話「いたずらっ子のクロ」
第19話「金物屋が村に」 第20話「どこまでも
第21話「船で来たお客さま」
第22話「イギリスからの贈り物」 第23話「アロアの誕生日」
第24話「アロアの絵」
第25話「アロアがいない」 第26話「さようならアロア」
第27話「アロアのいないクリスマス」
第28話「親切な貴婦人」 第29話 「ルーベンスの二枚の絵」
第30話「雪の中の約束」
第31話「ネロの決意」 第32話「大きなカシの木」
第33話「こころの手紙」
第34話「ヌレットおばさん」 第35話「お帰りアロア」
第36話「アロアのくすり」
第37話「うれしい知らせ」 第38話「ネロの大きな夢」
第39話「心をつなぐ二つの旗」
第40話「おじいさんの口笛」 第41話「なつかしい長い道」
第42話「となりに来た人」
第43話「アロアのお手伝い」 第44話「おじいさんのおみやげ」
第45話「ひとりぼっちのネロ」
第46話「おじいさんの顔 第47話「風車小屋の火事」
第48話「なくなった仕事」
第49話「描けたよおじいさん」 第50話「発表の日」
第51話「二千フランの金貨」 第52話「天使たちの絵」
     
「フランダースの犬」 スタッフ・キャスト紹介
アニメ「フフランダースの犬」の感想
原作「フランダースの犬」の感想
原作者 ウィーダ 
「フランダースの犬」アニメと原作の違い
「フランダースの犬」 キャラクター紹介
「THE DOG OF FLANDERS」フランダースの犬劇場版感想



 

スポンサーサイト

| フランダースの犬記事 | 05:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

「THE DOG OF FLANDERS」フランダースの犬劇場版

フラン映7

【「THE DOG OF FLANDERS」フランダースの犬劇場版】

【スタッフ】
1997年3月「THE DOG OF FLANDERS」フランダースの犬の劇場版として
日本アニメーション制作により松竹系で全国公開された作品。

スタッフ/監督 黒田昌郎 /脚本 丸尾みほ /キャラクターデザイン 佐藤好春
キャスト/ネロ 津村まこと /アロア(少女期) 丹下桜 (成人期) 鈴木保奈美
音楽/エンディングテーマ曲  「When I Cry」ダイアン・リーヴス

【感想】

フラン映5-まず初めに修道女になったアロア(鈴木保奈美)が出てきて回想という形で話が進みます。

 この「THE DOG OF FLANDERS」は「フランダースに犬」のテレビ版ともそして
原作とも違うお話といえます。原作「フランダースの犬」は少年ネロと愛犬パトラッシュの
死で終わり、それを基にしたテレビアニメも同じような形で終わります。

 ただテレビアニメの場合、ネロとパトラッシュの死に不自然さが残ったのも事実。
少なくともあの最後のネロの行動は原作を読む限り自殺なのですが、テレビアニメでは
その辺がうやむやになり、その死も後ろ向きな形になってしまいました。

 何よりテレビアニメのネロの死についてはあの美しいラストシーンとそのイメージ だけが
先行し、そのネロの死の意味を見落とされている作品といえます。

テレビ版の監督だった黒田氏にも色々な想いがあったのかもしれません。

その黒田監督が作った劇場版ですが修道女になったアロアの回想という形で話が進みます。


フラン映6-佐藤好春さんのキャラデザインされたネロ(津村まこと)とアロア(丹下桜)何というか端正な顔立ちになった気がします(^^

 テレビ版と違い劇場版にはネロを助けてくれる人物は現れず、その為ネロは風車小屋の
放火の疑いをかけられた後も絵をコンクールに出品して何とか前向きに生きようとする姿が
強調されて描かれています。

 しかし絵がコンクールで落選してしまい悲劇になるのですが、ネロとパトラッシュの死も
テレビ版のような派手さはなく客観的に描かれています。
そしてアロアの回想が終わりますが、なぜこんな形の作りにしたのか?

 劇場版では前向きに生きようとしたネロの生き方はアロアという女性に引き継がれたのだ
という事にしたかったのだと思います。

だからラスト、アロアはアントワープ大聖堂の外に飛び出していくのです。

 何故ならあそこはルーベンスの絵の飾られてる場所つまりネロの死んだ場所だからです。
アントワープ大聖堂から外へ飛び出すアロアの姿こそ「人は前向きに生きるべき」という
スタッフのメッセージが込められているのだと思います。

 何よりそれはエンディング曲の詞を読めば分かります。この曲は英語なのでエンドロールの
横に訳詞がでるのですが、内容はアロアのネロに対する思いが切々と語られているので
この訳詞を読めば何を伝えたかったかすぐに分かる仕組みになっています。

 確かに作品としては話をつめ過ぎの感があるのですが、テレビ版とも原作とも違う話に
作り変えたこの劇場版にスタッフの確固たる思いを感じずにはいられなかったです。

テレビ版とも原作とも違う「THE DOG OF FLANDERS」フランダースの犬劇場版ですが
見てみれば新たな感動があるかもしれませんね。


フラン映2-やはり「フランダースの犬」といえばネロとパトラッシュの死。劇場版では過剰ではありませんが味わい深いシーンになっていまました。





劇場版 フランダースの犬 [DVD]

フランダースの犬DVD

フランダースの犬関連本


フランダースの犬 竹書房文庫

 

| フランダースの犬記事 | 01:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

フランダースの犬 アニメと原作

フランダースDVD 

【フランダースの犬 アニメと原作】

 「フランダースの犬」は60ページの短編なのでそれをアニメの長い話にする為、
かなりエピソードを追加したり物語の立て込みを変えています。

 原作ではネロの本名はニコラス・ダースといい15歳です。
そしてアロアは12歳と2人とも年頃の為、父親のコゼツはネロを嫌いました。
その上ネロはハンサムな為、娘のアロアがネロに惚れると困るのでコゼツは余計に
ネロを嫌ったのです。

 しかしアニメではネロ8歳、アロア7歳と年齢が引き下げられ低年齢なのに原作通り
コゼツが異様にネロを嫌うことになりコゼツの親バカぶりが強調されてしまいました。

 原作でも金物屋にパトラッシュは捨てられますが、拾ったのはネロが2~3歳の時。
その後パトラッシュはネロが15歳の時まで一緒に暮らし、お互い人生の大部分を
共有している事になります。

 アニメではネロが8歳の時パトラッシュに出会い約1年で亡くなります。
原作と違いアニメではパトラッシュはネロより金物屋と過ごしていた時間の方が
長くなっています。

 アニメでは金物屋は執拗に出て来ますが、原作ではパトラッシュを捨てた後祭りで
喧嘩して死んでしまいます。

 原作ではジェハンじいさんは寝たきりの為、ネロとパトラッシュが牛乳運びをしており
パトラッシュは労働力としても重要でした。しかしアニメではジェハンじいさんが元気
だったのでパトラッシュの存在感が薄くなった気はします。

 そして原作のラストにネロを助ける人はいないためコンクールに落選したネロは悲嘆に
くれ死を選びます。一方アニメではネロを助けてくれる木こりのミッシェルおじさんがいま
したがネロは原作通り死を選びます。

 アニメは原作の立て込みを変えているために各キャラクターの行動原理のようなものが
変わってしまった感じがします。
原作ではネロがパトラッシュを強く抱きしめたまま亡くなったので引き離せず村人は二者を
一緒にお墓に埋葬します。
アニメではネロとパトラッシュが天国へ行くシーンで物語が終わります。

原作もアニメもネロとパトラッシュが天に召され悲劇の物語を完結させたのは同じといえます。


| フランダースの犬記事 | 12:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

フランダースの犬 原作感想

フランダース1  

【フランダースの犬 感想】

 「フランダースの犬」の原作本は簡単にしかも安価で手に入れられます。
60ページほどの短編小説なので短時間で読むことが出来ますね。

原作はウィーダが33歳の時1872年に発表されました。
今から139年前の作品で発表から103年後にアニメ化されました。

 原作「フランダースの犬」はアニメ同様悲劇の物語です。
アニメと違い原作のネロには助けのようなものはまったくなく無慈悲に少年と犬の
死を淡々と描いた物語といえるでしょう。

「死は忠実な愛をいだいたままの犬と信じる清い心のままの少年と、この二つの
生命を引取ったのである」

と原作では清い彼らを受け入れたのは死だ、とまでいっています。

 死、すなわち天国でこそ彼らは救われたのだというのはキリスト教的な考えで人に
よっては色々はあると思います。
しかし少年ネロとそれに付き従ったパトラッシュの死があるからこそネロのように懸命に
生きた姿がより尊く感じるのかもしれません。

 原作ではネロとパトラッシュが死んだ後が描かれています。
死後ネロはパトラッシュをしっかり抱きしめていたので引き離すことができず後悔し恥じ
入った村人は特別な許可を貰い二者を一つの墓に納めました。
二人の絆の強さが死して改めてわかります。

こうしてネロとパトラッシュは死しても永遠に一緒に眠っています。




| フランダースの犬記事 | 12:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

フランダースの犬 著者 ウィーダ

200px-Ouida_photo.jpg  マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー
(Marie Louise de Ramee)

1839年~1908年
享年69歳 イギリス人

作品名   フランダースの犬
( A Dog of Flanders)
1871年出版

【経歴】
ウィーダはペンネームで、彼女が幼児の頃、本名「ルィーズ」(Louise)
をそう発音していたことに由来する。
日本では1872年発表の「フランダースの犬」で知られる。

 父はフランス人ルイス・ラメー、母はイギリス人スーザン・サットン。
二十歳頃より小説を書き始め、1863年にデビュー作となる
「囚れの身となって(”Held in Bondage”)」を発表して作家活動に入る。

代表作に1867年「二つの旗の下に(”Under Two Flags")」等。
これはこの作家の出世作になっており、後に映画化されている。
 
生涯に「ストラスモー」("Strathmore" (1865年))
「ニュールンベルクのストーブ("The Nurnbergstove"(1882年)
「銀色のキリスト」("The Silver Christ" (1894年)40冊以上の
物語を執筆している。

 1870年頃、父が没したためイタリア王国のフィレンツェに移住。
犬好きで動物愛護協会設立に尽力し、晩年は多数の犬と暮らした。
1908年肺炎でヴィアレッジョに没し、バーニ・ディ・ルッカに葬られる。

 一度は結婚していたが離婚しておりその後は生涯独身だった。
墓標は本人の遺した文学を愛する読者により寄贈されたもので、
生家の残る現在の英国のバリーセント・エドマンズでは記念碑が建っている。




| フランダースの犬記事 | 05:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

フランダースの犬キャラクター紹介


ネロ   ネロ(ニコラス・ダース)
10歳(喜多道枝)

幼い時両親を亡くしているため祖父のジェハンと暮している。
絵を描くことが好きな少年で毎朝、祖父と共にアントワープ まで牛乳を運ぶ仕事をしている。


ジェハン
ジェハン(及川広夫)
 ネロの祖父で唯一の肉親。
両親を亡くしたネロを引き取り一緒にアントワープまで 牛乳を運ぶ仕事をしている。



パトラッシュ


パトラッシュ
 
 金物屋のもとで死にかけになるまで働かされて捨てられた犬。
その後ネロに救われ以後牛乳運びの手伝いをする。 賢い犬で最後もネロのもとを離れなかった。


コゼツ


コゼツ(大木民夫)

 アロアの父親。ネロの住む村で一番の金持ち。愛娘アロアがネロと仲良くしているのが気に入らず、ネロには いつも冷たい態度をとる、やや親バカ気味な人物。 




エリーナ
エリーナ(中西妙子)
 コゼツの妻でアロアの母親。
ネロに理解を示す優しい人物だが反面夫コゼツには逆らえない面がある。影ながらネロとアロアの友情に協力していた。 



アロア

アロア8歳(桂玲子)
 コゼツの娘でネロの幼なじみ。
ネロといつも一緒にいるほどの仲良しで優しい女の子。
父親のコゼツからいつもネロをかばっていた。 




アニー
アニー(岡本茉莉)
 コゼツの妹ソフィアの一人娘。アロアとは従姉妹。 ネロの描いた絵に注文を付けていた。 



ハンス
ハンス(村松康雄)
 靴屋の主人でネロの住んでいる家の大家。
村の実力者コゼツには頭が上がらず太鼓もちばかりしていた。
そのため好感が持てる人物とはいえない。




アンドレ

アンドレ(白川澄子)
 靴屋のハンスの息子。やや臆病な少年だが、物語後半はネロを気遣う
優しいところも見せる。ダックスという犬を飼っている。




ヌレット

ヌレット(遠藤晴)
 ネロの借家の隣に家族と離れ一人で住んでいる初老のおばさん。
ネロたちをいつも気にして、また助けてくれた人物だが持病の神経痛が悪化し、娘の元へと去る。 



ミレーヌ
ミレーヌ(藤田淑子) 
 ヌレットおばさんの娘で遠方に嫁いでいる。 母の高齢と神経痛などを心配して、母に自分たちと共に住むように提案する。 




ジョルジュ
ジョルジュ(駒村クリ子)
 魚の運搬仕事をしている両親と弟のポールと共にアントワープの町に住んでいる男の子。溺れたポールをネロが助けたため親友になる。
勇気のある少年で、様々な場面でネロを助けてくれた。




ポール
ポール(菅谷政子)
 ジョルジュの弟。いつでも兄と一緒に行動している男の子。川で溺れたところをネロに救われたことで彼と友達となる。 




ミッシェル
ミシェル(雨森雅司)
 木こりを生業としているジェハンじいさんの古い友人。
ジェハンじいさんの生前、そして死後、ネロを木こりとして一人前に育てようとしていた、正直者で頼りになる人物。 



金物屋
金物屋(飯塚昭三)
 パトラッシュの元飼い主。
パトラッシュを死に掛けになるまで働かせ、捨ててしまう。その後パトラッシュが元気になったのを知るとジェハンから金を強要する。

ノエル
ノエル(永井一郎)
 
風車修理の名人。風車小屋の火事の原因を見抜いたので修理の腕は確かである。反面かなり気難しい老人で頑固な性格。



ヘンドック
ヘンドリック(家弓家正)
 絵画コンクール審査員の一人でネロの絵をみてネロの才能を高く評価。
彼を育てたいと申し出るが時すでに遅かった。 




セルジオ
セルジオ(矢田耕司)
 ネロの隣に引越してきた野菜売り。
村人から安く野菜を仕入れ牛乳をタダで運ぶ取引を成立させ 結果ネロの仕事を奪ってしまう。 




バートランド
バートランド(田村錦人)
 アロアが病気でイギリスから帰国した際に、その治療をしていたアントワープの病院の先生。  




  
 

| フランダースの犬記事 | 05:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

1975年 アニメ フランダースの犬 感想

フランダースの犬OP 

【1975年アニメ「フランダースの犬感想

 「フランダースの犬」は日本アニメーション製作なので世界名作劇場シリーズとしては
第1作目の作品となります。

 この「フランダースの犬」は世界名作劇場の中で最も有名で何より主人公が死んでしまう
バットエンドなため、そのラストシーンが名場面としてテレビで何回も放送されていますね。
 
 しかし個人的にはラストシーンがあまりに美しすぎてその過程がさほど取り上げられない
作品といえるかもしれません。特にラストのネロの死の意味が原作と違うと気がしますね。

 原作でのネロは家を追い出される時「蹴られて出るなら自ら出よう」 と自らの意思で出て
行き、乞食になるより名誉ある死を選ぶという意味の死なのです。

 対してアニメではミッシェルおじさんがいたのにネロは何故か死を選んでしまうという形に
なり、結果助かる可能性があったのにそれを拒否したネロの行為は後り向きの死になって
しまったように思えます。

 原作通りのラストも難しくはありますが、もう少し物語構成を考えて上手く描いてもらい
たかったです。

 「フランダースの犬」はネロとパトラッシュが死んでしまう悲劇の物語です。ネロが死んだ後
残された人々に許しが与えられる事はありません。これが悲劇の物語の所以です。

 この悲劇的なラストゆえ人間の綺麗な部分と暗い部分がより鮮明に見えます。
それを考えるとネロの死に不自然さを感じても、その人間の暗部まで描き最後まで見せきった
フランダースの犬」は、それ故に人々に強烈な印象を残したのかもしれません。


| フランダースの犬記事 | 06:00 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。