世界名作劇場雑記

世界名作劇場、名作作品の関連情報を主に取り上げます。

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世界名作劇場 第3作目 1977年制作 あらいぐまラスカル 記事一覧


第1話「黒いマスクの可愛いやつ」第2話「ぼくの新しい友達」
第3話「友情」
第4話「ミルウォーキーのお月さま」第5話「オスカーへの贈り物」
第6話「さようならスカンクたち」
第7話「馬と自動車はどちらが速いか」第8話「蛙とボクシング」
第9話「お母さんの帰宅」
第10話「はじめての探検」第11話「消えた角砂糖」
第12話「本と一セント銅貨」
第13話「夏休みの第一日目」第14話「母のない子」
第15話「アリスと友達になれたらなあ」
第16話「楽しいパーティーの夜」第17話「ラスカルの冒険」
第18話「森で会ったふしぎな青年」
第19話「ラスカルとトウモロコシ」第20話「スターリングの悲しみ」
第21話「あぶないラスカル」
第22話「森と湖と動物たち」第23話「カールの災難」
第24話「走れ走れぼくらのカヌー」
第25話「森で見つけた子鹿」第26話「森と湖の夏まつり」
第27話「首輪と皮ひも」
第28話「檻のなか」第29話「星空をとぼう」
第30話「ケチケチするな」
第31話「花火のあがる日」第32話「わたり鳥の帰るころ」
第33話「ドニィブルックの勝利」
第34話「いじわるな手紙」第35話「カールとフローラ」
第36話「待っていた老人」
第37話「朝の乳しぼり」第38話「素敵なおもいで」
第39話「忘れられた誕生日」
第40話「初雪の夜」第41話「めずらしい患者」
第42話「もうすぐクリスマス」
第43話「すばらしい贈り物」第44話「氷の上の戦い」
第45話「お母さんの平手うち」
第46話「お父さんのきびしい顔」第47話「立ち上がった仔牛」
第48話「じゃじゃ馬ならし」
第49話「雪の家」第50話「カヌーの進水式」
第51話「残された一週間」第52話「別れと出発の時」
「あらいぐまラスカル」 スタッフ・キャスト紹介
アニメ「あらいぐまラスカル」の感想
原作 「はるかなるわがラスカル」の感想
原作者 スターリング・ノース
「あらいぐまラスカル」 アニメと原作の違い
「あらいぐまラスカル」 キャラクター紹介
「あらいぐまラスカル」の誤解





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あらいぐまラスカルの誤解

ラスカルOP

【あらいぐまラスカルの誤解】


Q、スターリングは弱虫の少年では?
 スターリングはひ弱に見えますが、体の大きいいじめっ子のスラミーにケンカを挑んだり
するので弱虫ではないです。むしろ必殺パンチを覚えスラミーを倒したこともあり腕っ節は
強くなっていきました。弱虫で気が弱そうなのは絵のデザインのせいですね・・・(^^;

Q スターリングは優等生?
 物語を見ると意外にスターリングの成績がどのくらいか触れられません。
勉強はしているようなので頭はよいとは思いますが、具体的には分からないです。
絵のデザインを見るといかにも優等生っていう感じですがね。

Q ラスカルはアライグマ?レッサーパンダ?

 よく原作のアライグマのラスカルがおとなしかったのであれはレッサーパンダでは?とか
言われますが、レッサーパンダはユーラシアの一部にしか生息しない為ありえないです。
対してアライグマはアメリカが原産地域なので普通にラスカルはアライグマでしょう。
ラスカルがおとなしかったのは成獣前(発情期前)だったからかもしれません。

Q 獣(ラスカル)と友達って・・・
 スターリングにとってラスカルはただのペットではないといえます。
作中お母さんが亡くなりますがその悲しみを癒したのがラスカルでした。
そのためスターリングにとりラスカルは悲しみを共有した友達といえます。

Q 害獣アライグマを山に捨てた。
 アライグマのラスカルを拾ったのは母アライグマが猟師に撃たれたからです。
その赤ちゃんアライグマのラスカルをスターリングは見つけて育て成長したラスカルを
元いた山に返しただけです。野生動物を育て、元の野生の森に「返す」という当たり前の
事をしただけで「捨てた」というのは間違いです。

Q アライグマって何処に住んでるの?
 原産地域はアメリカ合衆国、カナダ南部、中央アメリカ(メキシコ)などです。
その後外来種として日本、ドイツ、フランスなどのヨーロッパ諸国、旧ソビエト連邦の
ベラルーシやアゼルバイジャン、西インド諸島といった国々に定着しています。

Q アライグマを飼う人が増えたのはこの番組のせい?
 「あらいぐまラスカル」は視聴率21.6%を記録しましたし、アライグマの「ラスカル」が
やたら可愛らしく描かれましたので飼う人が続出したのでしょう。

 しかしこのアライグマは幼少期は人に懐きますが成獣になると気性が荒くなり素人が
飼うのは難しい動物だといわれています。
そのため逃げたり、飼いきれず捨てる人が続出、日本には天敵や競争種がいない上、
繁殖力が高いため、容易に定着したといわれます・・・そのため害獣といわれる事に・・・。

Q では野生化したアライグマは今どうなっているの?
 
外来生物法による防除や駆除を含めたアライグマの捕獲数は2008年14000頭。
アライグマによる農作物被害2009年度は全国で約2億8千万円と数年で倍増です。
それに建物の屋根裏に生息しているので、歴史的建造物が被害を受けたりしました。

Q 野生化したアライグマはどうすればいい? 
 日本哺乳類学会はアライグマ、ノヤギ、ジャワマングース3種の駆除を求める大会決議を
1998年に採択し、日本生態学会は日本の侵略的外来種ワースト100のひとつにアライグマ
を選定しています。 彼らが攻め込んできた訳ではないのに侵略的とはこれいかに?
まぁ学術的な名称なので仕方がないですが、現在は駆除するしか方法がないです。

Q アライグマを捕獲し原産地のアメリカに返せば?
 アメリカにおいてもアライグマは害獣なので、アメリカに送れば害獣輸出といわれ
非難されます。それに日本の外来種であるアライグマを原産地のアメリカに移送して帰す
というのは病気や感染症の問題で出来ないです。
何より年間14000頭捕獲されますからコストやリスク面からとても無理でしょう。

Q 街でアライグマを見かけたら?

 アライグマはアライグマ回虫、狂犬病、レプトスピラ症などの人畜共通感染症をもっており
注意を要する動物です。その為、もしアライグマを見かけても触ったり捕まえたりするのは
危険なのでやめた方がいいです(特に子供には触らないよう言った方がいいでしょうね)

Q アライグマを飼うには?
 現在の日本では、アライグマは外来生物法により特定外来生物に指定されているため
無許可での飼育・譲渡・販売は禁止されています。
飼育するなら環境大臣へ飼育許可申請を行い認められると飼育する事が出来ます。
しかし飼うには檻を設置したり避妊手術をしたり個体識別のためにマイクロチップ(MC)を
埋め込まなくてはいけませんので、非常に手間がかかります。
もちろん飼うのなら最後まで飼い続けるというのは常識といえますね。

Q じゃあどうすればいいの?
 どうにも出来ません・・・人がアライグマとの接触を避けようとしてもアライグマの方から人の
生活圏内に入り込んで来るのでやっかい・・・何より年間14000頭駆除しても減らないので
もう「可哀想」とか「人間が悪い」とか言っている暇がないくらい問題化しているので・・・

・・・今はとにかく駆除するしかないという状況が、悲劇としかいえません。


Q ラスカルってデザイン的におかしくね?
ラスカル001   
   ラスカル       アライグマ       レッサーパンダ

 比べると分かりますが現実のアライグマは目元が黒で体色も黒っぽいです。
対してアニメでは目の周りが白くなったので頬のところに黒いラインが入る形になり
体色は明るい黄土色で、より可愛らしいデザインになりました。初期案はラスカルも
本物に近かったのですが可愛いくないので今のデザインになったようです。

 現実のアライグマは写真やテレビなどで見るとさほど可愛らしくはなく、雰囲気
としては野生のタヌキに近い感じです。
むしろラスカルの雰囲気はアライグマよりレッサーパンダに近いですよね(^^

 アライグマの顔つきを元にレッサーパンダの丸みと愛らしさを混ぜてラスカルを
デザインしたようにみえますが、実際はどうだか分かりません。(^-^;




 


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あらいぐまラスカルキャラクター紹介

 


 
スターリング-スターリング・ノース(内海敏彦)
 ノース家の長男で11歳の少年。
動物好きであらいぐまの他、スカンク、犬など動物をたくさん飼っている。
おとなしく見えるが喧嘩などして活動的。
スターリングがラスカルを育てる事で物語が始まる。

お父さん1
ウィラード・ノース(山内雅人)
 スターリングのお父さんで55歳。
おっとりした人で、スターリングのやる事にほとんど口出ししない放任主義的な人物。ノースダコタ等にたくさんの農場を経営していたが台風で全滅してしまい、破産寸前になる。

お母さん1
サラ・エリザベス・ネルソン・ノース(香椎くにこ)
 スターリングの優しいお母さんだが体が悪く腸ガンにかかっていた。ミルウォーキーの病院で手術をしたが、その後ガンが再発して亡くなる。享年47歳。

セオドラ1
セオドラ・モード(松尾佳子)
 ノース家の長女。既にアーサーのもとに嫁いでおり、家を離れている。ミルウォーキーに暮していて車を乗り回しているが、運転技術はかなり荒っぽく非常に危ない。高いところが苦手。

ジェシカ1
ジェシカ・ノース(芳賀みちる)
 ノース家の次女で23歳。シカゴ大学の学生。長女セオドラと同じように勝気な性格だが、文才があり小説が雑誌に掲載された。

フレッド1
フレッド(大宮悌ニ)
 スターリングの父ウィラードの弟。スターリングにとっては叔父。兄ウィラードとは正反対な性格で豪快なおじさんである。兄の人任せな農場経営には否定的であった。

オスカー
オスカー・サンダーランド(鹿股裕司)
 スターリングの友達で図太い性格の持ち主。
スターリングとは仲が良く、いつも一緒に遊んでいる親友である。

オスカー父1
ハーマン・サンダーランド(石森達行)
 オスカーが家の手伝いをサボると鞭で打ったりして厳しいが、根は優しいお父さんである。
働き者だが不器用な人物といえる。

オスカー母1
グレタ・サンダーランド
 オスカーのお母さんで動物の育て方をよく知っている。厳しいお父さんに対してフォローをしてくれる機転のきく人物である。

アリス1
アリス・スティーブンソン(富永美子)
 スティーブンソン家の次女で11歳の少女。
スターリングやオスカーと同い年で、いつも
一緒に遊ぶようになる。泳ぎとスケートが得意。

フローラ
フローラ・スティーブンソン(阪本真澄)
 スティーブンソン家の長女でアリスのお姉さん。とても美人で村中の若い男たちの注目の的だったが、カールと出会い好きあい最後は結婚する。

クラリッサ
クラリッサ・スティーブンソン(京田尚子)
 アリスの父ジェイムスのお母さんでアリスにとってはおばあさん。とても元気なおばあさんで気位が高いが根は優しい人物。ジャムを作るのが得意。

カール
カール・マーティー(野島昭生)
 コシュコノーグの湖の畔で出会った青年。ウィラードの友人の息子でスリーレイクス湖畔のホテルノーザネールの支配人をしている。とても自然を愛し動物たちが大好きな為スターリングも多大な影響を受けた。

ホエーレン
ホエーレン(杉山佳寿子)
 スターリングの通っている学校の担任の先生。スターリングたちに対して優しくも厳しい先生。

スラミー1
スラミー・ステルマー(滝雅也)
 スターリングのクラスメートの少年。お菓子屋の息子で意地悪な性格のいじめっ子。ラスカルに対して異常な執着を見せ、なんとかスターリングから奪おうと画策する。

サーマン1
ガブリエル・サーマン(永井一郎)
 ノース家の隣に住んでいるお怒りっぽい性格で動物嫌いのおじさん。畑を荒らしたラスカルを恨み、鉄砲で撃ち殺そうとしたりする過激な人物。

マーサ父
マイク・コンウェイ(村瀬政彦)
 ノース家の隣に住んでいるおじさん。
競走馬のドニイブルックを世話しており、自動車が大嫌い。馬車で自動車と競争するも敗れ時代の移り変わりを感じる。

マーサ1
マーサ・コンウェイ(貴家堂子)
 コンウェイ家の一人娘。
アリスが登場するまでの美少女キャラw

ラスカル00
ラスカル(野沢雅子)
 「あらいぐまラスカル」においての真の主役。
母親あらいぐまを猟師に撃たれ、その後スターリングに育てられる。成獣になった時スターリングの手によって最後は森に返された。








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あらいぐまラスカル アニメと原作の違い

ラスカル01 

あらいぐまラスカル アニメ原作違い

 「あらいぐまラスカル」のアニメ原作違いとして家族構成があります。
原作ではハーシェルという兄がいて第一次世界大戦に出兵していますが、アニメでは
時代背景が1914年と第一次世界大戦前で兄ハーシュも出てきませんでした。
原作のノース家は長女セオドラ、次女ジェシカ、長男ハーシェル、次男スターリングと
4人兄弟になります。

 アニメでお父さんは放任主義でしたが、原作ではそれ以上の放任主義でアニメ同様
スターリングが居間でカヌーを作っても怒らないし、それに夜遅くまで遊びに行っても何も
怒らないという人物でした。

 アニメではスターリングのお母さんはラスカルを拾った後11歳の時に亡くなりますが
原作ではスターリングが7歳の時に亡くなっています。
原作に登場するお母さんの経歴は14歳で大学に入学し、生理学者として大学の研究室で
学んだ後、首席で卒業した聡明な女性でした。

 何より原作ではスティーブンスン家が存在せず、アリスやクラリッサおばあさんは
アニメオリジナルキャラクターです。
その為原作ではスターリングではコシュコノング湖へピクニック、スペリオル湖への
キャンプはお父さんと2人で行っただけです。

 何よりアニメと原作で一番の違いはラスカルを手放す理由ではないでしょうか。
原作では姉のセオドラとジェシカがお父さんとスターリングの為にクインという名の家政婦
を雇いますが、この方が極端な動物嫌いなのです。

 スターリングはクイン夫人が家に来たら、間違いなくラスカルは檻に入れられると思い
夫人がやってくる直前にカヌーでコシュコノング湖に行きラスカルを自然に返したのです。

 原作は登場人物が少なくこれでは1年の放送が持たないのでスティーブンスン家などを
登場させたといえますが、そのために物語がより面白くなったといえるでしょう。

 それと原作ではアライグマのラスカルの魅力をあますところなく表現していますが、
アニメでは動きと声があるのでラスカルの魅力をより見事に伝えていると思いますね。

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はるかなるわがラスカル 感想

ラスカル02  

【はるかなるわがラスカル 感想】
 
 世界名作劇場1976年作「あらいぐまラスカル」の原作「はるかなるわがラスカル」は
実話を基にしたノンフィクション作品です(原作は1963年発刊)
この本はスターリング・ノースが12歳の時にアライグマを育てた経験を振り返って書いた
物語で、その精密な描写からダットン動物文学賞なども受賞しています。

 著者のスターリング・ノースはアメリカウィスコン州コシュコノング湖の農場で生まれ た
ので本作でも豊かな自然と動物の豊富な世界が描かれています。ちなみにスターリング
ノースは68歳1974年没なので現在と近いですね。

 スターリングは動物好きで、なかでもラスカルはお気に入りだったようです。
何より当時スターリングは母親を亡くし悲しみに落ち込んでいたので、それを癒して
くれたラスカルとの出会いは忘れられない日々だったでしょう。

 それとこの作品の時代背景に第一次大戦がありスターリングの兄が出征しています。
アメリカのブレールスフォードは平和な田舎町でしたが、海向こうのヨーロッパでは
血みどろの戦争をしているという落差が作品にメリハリを与えていました。
物語の最後に第一次世界大戦は終わり兄は無事に帰ってきます。

 「はるかなるわがラスカル」はアライグマのラスカルの生態が分かりつつ、子供時代の
郷愁が味わえる物語で誰でも楽しめる作品だと思いました。

 しかし実話と思うと気になるのは、スターリングのお父さんの放任主義だったりします。
というか放任主義ではなく、スターリングのやる事に関心がないのでは?
そんな放任主義のお父さんをスターリング自身はこう評しています。

父はもっぱら過去の想い出のなかに生きていた。そして未来を思いわずらうことは
なかった。父の人生観はあくせくしないことに徹していた。だから一世紀に7ヶ月
足らずの1862年から1961年までの長い年月を、ゆうゆう漂うように生きたのだった。
近親や親類の不幸や、人の世の悲しみや国際問題の紛争の悲劇などには、ほとんど
無感覚と言ってよかった。(「はるかなるわがラスカル」 75P)

 アニメでも放任主義でおおらかでしたが、現実のお父さんはそれ以上だったようで
スターリングが言う通り、あくせくしない人生だったから99歳の長寿を全うしたようです。
しかしながらスターリングはそのようなお父さんに対して含む所があったのか、この
ようなことも述べています。

母が47の若さで死んだのはおもにこの気苦労のせいなのだ。自分だけ かけ離れた
夢の世界に生きていた父はどんな痛手でももっともなこととして受け入れる人だった。
そしてぼくの母の死さえも。(「はるかなるわがラスカル」 82P)

スターリング・ノースのお父さんに対する拭いがたい印象だった気がします。




あらいぐまラスカルDVD

あらいぐまラスカル関連本
 
はるかなるわがラスカル

あらいぐまラスカル 竹書房文庫


 

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はるかなるわがラスカル 著者スターリング・ノース

 スターリングノース-スターリング・ノース
(Sterling North)

1906年~1974年
享年68歳 アメリカ人

「はるかなるわがラスカル」
(Rascal) 1964年出版

【経歴】
 「はるかなるわがラスカル」は作者のスターリング・ノースが12歳(1918年)の時に
アライグマのラスカルを育てた経験を振り返って書いた物語で、その精密な描写から
ダットン動物文学などを受賞しています。

 この「はるかなるわがラスカル」は実話を基にしたノンフィクション作品で、対してアニメの
「あらいぐまラスカル」は原作を脚色したフィクション作品になります。

 スターリング・ノースの生い立ち家庭環境などの本作 「はるかなるラスカル」で詳細に
述べられているので興味のある方は読んでみるのもいいかもしれません。

 スターリング・ノースはシカゴ大学卒業後、シカゴ・ディリー・ニューズ、 ニューヨークポスト
の記者、つづいてニューヨーク・ワールド・テレグラム&サン文芸編集者、ボストンの出版社
ホートン・ミフィンのノース・スター・ブックス主幹などをしました。

「はるかなるわがラスカル」はダットン動物文学賞、アメリカ図書館協会賞オーリアンヌ賞を
受賞、1969年にデイズニー・プロによって「Rascal」として映画化されたりもしました。


ラスカル03

 「はるかなるわがラスカル」の原題は「Rascal(ラスカル)」で「やんちゃ坊」という意味。
日本の訳題「はるかなるわがラスカル」は訳者川口正吉氏つけたもので、「ラスカル」の
挿絵(上のイラスト2枚)は原書のイラストを担当したジョン・スカーエンヘルの木版画。

 スターリングの”So toMy Heart”「かくもわが心に優しく」1947年はラスカル以前の
代表作で100万部と 突破したベストセラーでその他、多数の本を出版しました。

 ちなみに「はるかなるわがラスカル」に登場する姉ジェシカ1892年~は詩人として
著名でローレンス・カレッジ卒業後、詩誌の編集に関係し”A Praer Rug;The Leash;
Dinner Patty”など彼女の詩は数多く残っています。




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1977年 アニメ あらいぐまラスカル 感想

ラスカルOP 

【1977年アニメ「あらいぐまラスカル」感想

  「あらいぐまラスカル」は前年の「母をたずねて三千里」のような波乱万丈の旅ではなく
スターリングとラスカルそして友人達との交流の日々を綴った1年間の物語といえます。

 この作品において有名になったのがあらいぐまの「ラスカル」でしょうね。
日常を描く作品は退屈になりがちなのですが、この作品の場合はラスカルの存在が
話を盛り上げました。ラスカルの愛らしさは人を和ませますし、単純に可愛らしいです。
平凡な日々の生活にラスカルが花を添えると同時に、問題行動も起こします。

 そんなラスカルに振り回されつつ、スターリングにとってラスカルはペットではなく
友達といえます。何故ならスターリングのお母さんはガンのため作中亡くなってしまい
ますが、そんな傷心のスターリングを慰めたのがラスカルだからです。
ラスカルがいたからこそスターリングはお母さんの死を乗り越えられたので、2人には
友達と思うほどの絆がありました。

 そしてこの作品はラスカルもそうですがスターリング少年の成長を描いています。
スターリングは大人びた感じに見えますがケンカや家出もします、それでいて色恋沙汰
には疎く、思春期になる少し手前の少年がよく描かれていました。
そんなスターリングの成長を過度にならず、かといって地味になりすぎず見事に描いた
のが「あらいぐまラスカル」だと思いますね。

自分は「赤毛のアン」が少女の成長物語なら「あらいぐまラスカル」は少年の成長物語
だと考えていますがどうでしょうか?

 最後汽車がミルウォーキー目指して走り続けるカットでこの作品は終わります。
スターリングの少年時代の終わりを告げる象徴的なシーンですが、地味なラストが
「あらいぐまラスカル」といえるかもしれません。
しかしこんな地味なラストが逆に余韻を残し心に染み入る感動を与えるのだと思います。

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