世界名作劇場雑記

世界名作劇場、名作作品の関連情報を主に取り上げます。

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世界名作劇場 第4作目 1978年制作 ペリーヌ物語 記事一覧

 
第1話「旅立ち」 第2話「遠い道」
第3話「お母さんのちから」
第4話「泥だらけの伯爵」 第5話「おじいさんと孫」
第6話「二人の母」
第7話「サーカスの少年」 第8話「酔っぱらいロバ」
第9話「商売がたき」
第10話「写真機どろぼう」 第11話「バロンがんばる」
第12話「たった二人の観客」
第13話「アルプス越え」 第14話「美しい国で」
第15話「フランス!フランス!」
第16話「お母さんの決意」 第17話「パリの宿」
第18話「シモンじいさん」
第19話「パリの下町っ子」 第20話「パリカールとの別れ」
第21話「最後の言葉」
第22話「忘れられない人々」 第23話「ひとりぼっちの旅」
第24話「美しい虹」
第25話「パリカール!私のパリカール!」
第26話「親切なルクリおばさん」 第27話「おじい
第28話「パンダボアヌ工場」 第29話「池のほとりの小屋」
第30話「自分の力で」
第31話「お客様を迎えて」 第32話「名前の秘密」
第33話「テオドールの財布」
第34話「忘れられない一日」 第35話「英語の手紙」
第36話「よろこびと不安」
第37話「おじいさんの大きな手」 第38話「すてきなワンピース」
第39話「インドからきた手紙」
第40話「バロンの災難」 第41話「お城のような家」
第42話「ロザリーの悲しみ」
第43話「曜日。ペリーヌは…」 第44話「いじわるな夫人」
第45話「ボスニアからの知らせ」
第46話「ビルフランの悲しみ」 第47話「オーレリィの顔」
第48話「火事」
第49話「幸せの涙が流れる時」 第50話 初雪の降った日」
第51話「おじいさんの目」
第52話「忘れられないクリスマス」 第53話「春の訪れ」
「ぺりーヌ物語」スタッフ・キャスト紹介
アニメ「ペリーヌ物語」の感想
原作「家なき娘」の感想
原作者 エクトール・アンリ・マロ
「ペリーヌ物語」 アニメと原作の違い
「ペリーヌ物語」 キャラクター紹介


 

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ペリーヌ物語キャラクター紹介


 
ペリーヌ-ペリーヌ・パンダボアヌ(鶴ひろみ)
 今作「ペリーヌ物語」の主人公で、利発で賢くしっかりした13才の少女。自分の力を試すのが好きで狩猟小屋で木の実や野草、魚などを使い料理を作り、はては靴や下着も自作してしまう。 トロッコ押しから英語を駆使してビルフランの秘書にまで上り詰める。

マリ
マリ・パンダボアヌ(池田昌子)
 ペリーヌのお母さん。イギリス人であるがインドで生まれインドで育ち、おそらくインド人とイギリス人のハーフと思われる。体が弱く病気がちで旅の途中パリで亡くなる。娘ペリーヌに多大な影響を与えたお母さんである。

エドモンド

エドモン・パンダボアヌ
 ペリーヌのお父さん。優しいお父さんだったがインドからフランスへの旅の途中、ユーゴスラビアのボスニアで肺炎の為、亡くなってしまう。


ビルフラン
ビルフラン・パンダボアヌ(巌金四郎)
 ペリーヌの祖父でエドモンドはビルフランの息子である。病気で目が見えなくなってしまったが7000人以上の労働者を抱えるパンダボアヌ工場の経営をしている。その為、息子エドモンドの帰りを待ちわびている。

ロザリー
ロザリー(黒須薫)
 マロクールに来たオーレリイ(ペリーヌ)を気遣い泊めてあげたり仕事を世話してくれた優しい少女。ペリーヌにとってロザリーは親友といってよい。「いひひひひ」と笑うのが彼女の口癖。

ポール
ポール(小山渚)
 ロザリーの弟。ペリーヌが工場で働いている間、いつもバロンの相手をしている。

お父さん
セザール(石森達幸)
 ロザリーのお父さん。シャモニという名の食堂を経営している。ペリーヌにステーキをご馳走した優しい人物。

フランソワーズ
フランソワーズ(遠藤晴)
 ロザリーのおばあさん。エドモンの乳母をしていたのでペリーヌをどこかで見た事があると思っていた。「オーレリィ(ペリーヌ)はエドモンド様の子供の頃そっくり」とビルフランに言ったのが結果的にすべてを解決させた。

マルセユ
マルセル(岡村悦明)
 エトワールサーカス団の一員である両親を追ってイタリアから一人で旅をしている少年。途中の町でペリーヌ達と出会い、イタリアのミラノまで一緒に旅をする。子供一人で平然と旅をしたりかなり大雑把な性格。

ファブリ
ファブリ(村山明)
 パンダボアヌ工場で機械技師をしていて、とても親切な人。ペリーヌの事を親身になって相談に乗ってくれたので、後にペリーヌはファブリにだけ自分がビルフランの孫である事を打ち明ける。

タルエル
タルエル(丸山詠ニ)
 パンダボアヌ工場の工場長。経営者としての能力は優秀だが、労働者をこき使う。
パンダボアヌ工場の後継者の座を狙っている為、時には秘書になったペリーヌにすら取り入るタヌキな性格。

テオドール
テオドール(田中祟)
 ビルフランの甥。ペリーヌには叔父にあたる人物。経営者としての才能は皆無に等しく、ビルフランはテオドールにパンダボアヌ工場を継がせる気はない。

婦人
ブルトヌー夫人(京田尚子)
 テオドールの母親でビルフランの姉。テオドールをパンダボアヌ工場の後継ぎにしたがっている。秘書のペリーヌにテオドールを跡継ぎにするのに協力して欲しいと頼んできた。

シモン
シモンじいさん(永井一郎)
 パリの下町でアパートを経営しているおじいさん。いつも店子に家賃の請求をしているが、その後ペリーヌと触れ合ってからは親切になる。

フィリップ
フィリップ(吉沢久嘉)
 ビルフランに雇われてエドモンの行方を探しにインドまで行ってきた弁護士。その後、エドモンドの消息や実の孫ペリーヌを的確に探したりとかなり有能な弁護士である。

ルクリ
ルクリ(麻生美代子)
 パリでペリーヌからパリカールをわずか30フランで買い取ったおばさん。しかしペリーヌが夏の暑さで死に掛けそうになった所を助け、介抱してくれた優しいおばさんだった。

女将
マルガレータ(吉田理保子)
 ラ・シャペルの町のパン屋さん。ペリーヌの5フラン硬貨を贋金だと嘘をついて巻き上げた人物。「ペリーヌ物語」では珍しい分かりやすい悪人ともいえる。

ポンテン
アンナ・ボンテンペルリ(中西妙子)
 イタリアのトリエステに住むお金持ちの貴婦人。6年前に娘のジーナが行方不明になった為、ペリーヌの姿を見てジーナだと思い込む。

ロッコピエトロ

(左)ピエトロ・ファンファーニ(大木民夫)
 写真師をしているが、マリと比べその技量は落ちる。弱気な性格なので相棒ロッコに押し切られ泥棒行為をする。

(右)ロッコ(野本礼三)
 ピエトロと一緒に旅をして口上などをする。ペリーヌ達の写真機を盗み出そうとするが、見つかった所をマリに許され改心する。


ゴルジモフ
ゴルジモフ伯爵(安原義人)
 ユーゴスラビアのクロアチアの伯爵様でクロアチア独立運動をしている。それが原因でオーストリアの兵隊達に追われるがペリーヌたちに助けられる。

バロン
バロン
 ペリーヌの飼っている変な顔の犬。
とても気まぐれでほとんど役に立たないどころか、飼い主のペリーヌに迷惑をかけまくる。
しかし最後にその変な顔が役に立つ。










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ペリーヌ物語 アニメと原作

ペリーヌアニメ原作 

ペリーヌ物語 アニメ原作

 アニメ原作の違う点はアニメではボスニアでお父さんが亡くなった直後から始まり
ますが原作ではパリに入る所から始まります。

 1~16話はアニメオリジナルとなっており、原作アニメの17話から始まるのです。
その為旅で出てくるマルセルも原作ではそれらしき人物はいても名前すら登場せず
その後のシモン荘、工場、狩猟小屋などの話はアニメも原作もほぼ同じです。

 アニメではペリーヌはビルフランの孫である事を隠していますが心の中でおじいさんと
呼び二人の関係が分かります。しかし原作ではペリーヌが孫だと読者自身が知るのは
ビルフランがそれを知った時なのです。

 原作では読者に対してもペリーヌがビルフランの孫というのを隠してある状態なので
ペリーヌの内面が伝わりにくいです。この点はアニメの方がよりペリーヌのビルフラン
に対する心情を伝えている気はします。

 それとロザリーですがアニメでは4人家族で皆優しく家は飲食店をしているので豊か
でしたが、原作ではフランソワーズおばあさんとゼノビおばさんの3人家族です。

 しかも原作ではゼノビおばさんはとてもいじわるなおばさんで、ロザリーの家も貧しく
不幸な生い立ちの少女です。

 パンダボアヌ工場の後継ぎを狙う人物もアニメでは工場長のタルエルとテオドールの
2人でしたが、原作では彼らの他にカジミールというビルフランの親戚が登場します。

 原作ではビルフランは3人兄弟の真ん中で、兄と妹がいて兄の息子がテオドール
妹のブルトヌー夫人の息子がカジミールというわけです。

 アニメではブルトヌー婦人はビルフランの姉で息子がテオドールになり兄やカジミール
は登場しません。ビルフランの2人の甥はテオドール1人にまとめられたようです。
勿論原作でもテオドールは遊び回ってばかりの無能な人物です。

 それと原作にしか登場しない人物はペリーヌの家庭教師のベローム嬢。
原作でのペリーヌは読み書きがまだできない成長の可能性がある少女なので家庭教師
のベローム嬢の存在理由がありました。

 対してアニメでのペリーヌは旅や母の死を乗り越えほぼ完璧人間になったといえるので
出てくる必然がなかったのかもしれません。

 このベローム嬢はエドモンのお葬式の時に労働者が葬儀に来なかった理由をペリーヌ
に語ったりしていますが彼女の役割をファブリさんが担当しました。

 ファブリさんは原作ではアニメほど活躍はしません。原作ではペリーヌがビルフランの
実の孫ではないかとパリまで調査に行ったりしています。

この辺りアニメと原作を比べるのも楽しいかもしれませんね。



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家なき娘 感想

家なき娘上下

【家なき娘 感想】

 「家なき娘」は世界名作劇場1978年作アニメ「ペリーヌ物語」の原作ですが殆どの
方は原作よりアニメの印象が強い作品ですね。

 アニメ「ペリーヌ物語」ではペリーヌとお母さんが旅をしますが原作にはありません。
原作はフランスから始まりお母さんがシモン荘で亡くなりペリーヌは一人で祖父のいる
マロクールへ向かいます。
 それ以後は基本的にアニメも原作も同じでペリーヌは祖父の経営する紡績工場で働き
やがて英語の才能を買われて祖父の側で通訳として働き、少しずつ祖父の信頼を勝ち
得ていきます。

 「家なき娘」というだけあり父母も亡くなり、残された娘ペリーヌの苦難が描かれます。
やはり見所は大金持ちの祖父のところにたどり着きながら、ペリーヌは自分がこの人に
愛されると分かるまで身分を隠しその上で出世していく所でしょう。
身分を隠す事によりペリーヌの純真さ気高さなどがよく描かれ楽しめます。

 そして社会主義的思想の表現として経営者と労働者の関係のありかたが問われていて
労働者の福利厚生にまで言及されいて当時の考え方が分かります。

 しかし原作ではペリーヌがビルフランの孫であることが最後にならないと分かりません。
原作ではペリーヌがビルフランの孫であることは読者に対しても隠されている状態です。
その為ペリーヌの内面が見えにくく、彼女の目的すら曖昧なまま物語が進むので中々
のめりこめない所はあります。

 その原作者エクトール・マロは当初、意志の強い少女が小島でサバイバル生活する
構想を持っていました。「家なき娘」を書くに当たってその時のサバイバル構想を本作に
挿入した為、ペリーヌの狩猟小屋での生活がいきいき描かれています。

 そんな健気で聡明なペリーヌも最後はビルフランからいつか結婚しなければならないと
言われます。
この時代の作品がリアルであろうとするとこのような最後になるのかなとは思います。
この「家なき娘」は児童文学の古典として面白く楽しく読める作品だと思いますね。



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家なき少女 著者 エクトール・アンリ・マロ

マロ-エクトール・アンリ・マロ
(Hector Henri Malot)

1830年~1907年
享年77歳  フランス人

「家なき娘/家なき少女」
(En famille)1893年出版


【経歴】
 パリに出て劇作家になろうとしたが成功しなかった為、小説家となり新聞連載後刊行という
形で生涯60編あまりの長編小説を発表。
 現在知られている代表作は「家なき子」Sans famille(1873年)で児童文学の古典として
有名な作品といえる。

 姉妹編の「家なき娘」En famille(1893年)や、最初に児童向けに書いた
「ロマン・カルブリス物語(海の子ロマン)」Romain Kalbris(1867年)も人気があり日本でも
翻訳され紹介されたが、大半の大人向けに書かれた小説は日本では全く知られていない。

 エクトール・アンリ・マロは多作な作家で数多くの作品を残したが、同時代性が強すぎた為か
4編の児童文学以外は、その時代とともに忘れ去られてしまった。

 「家なき娘」「家なき子」は日本アニメーション制作の世界名作劇場でアニメ化されている。
「家なき娘」は「ペリーヌ物語」として1978年、「家なき子」は「家なき子レミ」として
1996/97年に両作品ともアニメ化されている。

 これとは違い「家なき子」は1978年東京ムービー新社制作の出崎統監督によっても
アニメ化されている

 日本では「家なき娘」はアニメ「ペリーヌ物語」の影響からか完訳版が出版されているが
本国フランスでは簡易版しか出版されていない。



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1978年 アニメ ペリーヌ物語 感想

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【1978年アニメ「ペリーヌ物語」感想】

 「ペリーヌ物語」は1978年世界名作劇場第4作目として放送されました。
前年「あらいぐまラスカル」の日常を描いた作品から、前半の旅を通し母の死、祖父との
絆を深めるペリーヌの姿が描かれます。前半に旅はしますが「母をたずねて三千里」の
ような波乱万丈ではなく訪れる村で起こる出来事を丹念に描きます。

 前半の旅で既にペリーヌは利発で強い子なので、それで人をやり込めたりしますが
お母さんはそんなペリーヌに強さ賢さを人をやり込めたりすることに使っては いけないと
諭します。このお母さんの存在が「ペリーヌ物語」では重要です。

 旅自体はそれほどの苦難はありません、むしろその後です。
アルプス越えをしてお母さんの体の具合が悪くな、結局お母さんは帰らぬ人になります。

「人から愛されるにはまず自分が愛さなければ」

 お母さんが亡くなる前に言い残した言葉で、ペリーヌのその後を決めました。
ペリーヌはお母さんの死を乗り越える事で成長し、後半はお母さんのこの言葉をペリーヌは
身をもって実践します。
ペリーヌ物語」は前半の旅やお母さんの死でペリーヌの成長を描き、後半のビルフランの
心を解きほぐす行為に、説得力を持たせているといえます。
前半があるから後半のペリーヌの13歳とは思えない利発や意志の強さに納得させられます。

 後半ペリーヌは祖父ビルフランに愛情を注ぎ込みその「愛」に頑固で頑ななビルフランは
心打たれ変わります。ペリーヌはお母さんの言葉を実践し、ひたすら祖父ビルフランに「愛」を
与え続けたのでそのような行為が出来たのでしょう。
 しかしペリーヌの「愛」はそれにとどまらず、息子エドモンドの葬式に来なかった工員たちを
批判するビルフランに

「ビルフラン様が工場の人達から愛されるには、まずご自分があの人達を愛さなくては」 

 と語り工員達にまでその「愛」を注ぎます。「ペリーヌ物語」は個人的な「愛」ではなくもっと
大きなもの「人間愛」というレベルの「愛」を描いているといえます。
ここまで大きな「愛」を描いている世界名作劇場作品は他にないです。

 こういう「与える愛」を描くには物語は平坦になるのかもしれません。
ペリーヌ物語」はメリハリ少なくさほど酷い人達ではなかったです。そういう意味では
普通に日々生活する人たちの中に、ペリーヌという強さと謙虚さをもった少女が入り物語を
作り上げたのかもしれません。
むしろ物語が平坦だったおかげで第49話「幸せの涙が流れる時」が際立って感動的に
見えるのかもしれません。
これが「ペリーヌ物語」の良さであり素晴らしさだと思います。 


 
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ペリーヌ物語レビュー 52話 53話

52話 「忘れられないクリスマス」

【物語】
 今日はクリスマスイブでビルフランの目の手術から1週間がたち術後の経過も極めて良好でした。ペリーヌはラ・シューズ婦人の店でプレゼントを買いロザリーの家を訪れ家族全員にビルフランからと言ってプレゼントを差し上げます。その後ビルフランは目の包帯を外し短い時間でしたがペリーヌの顔を見て感動したのです。

【感想】
ペリーヌ52-1-「ペリーヌお前はやっぱり美人だったじゃないか、この嘘つき」ビルフランはペリーヌを見てこういいます。ここで初めてペリーヌに出会ったともいえますね(^^
 ペリーヌはロザリーの家を訪れ、家族全員にビルフランからのプレゼントを差し上げます。
50話から4話まるまるエピローグになっているのでこういう話を入れられるのがいいです。

 これによりビルフランの優しさが描かれ後味がいい余韻になります。そしてビルフランの目の
包帯が取られペリーヌの顔を見ます。

「お前は息子に、エドモンに似ているんだ。
              もしわしが目が見えていたらひと目でお前が孫だとわかったろうに」

 そうなんですよね祖父が盲目という設定を「ペリーヌ物語」は最大限生かしましたがこれが
あったから物語は盛り上がりました。

 その設定をエピローグ4話できちっと使いきりました。おじいさまの目が見えるというのが最大
のクリスマスプレゼントという形になりました。


53話 「春の訪れ」

【物語】
 雪も溶け保育園の建設も進み、ようやく予定どおり春には保育園が完成しました。ビルフランはペリーヌにロバのパリカールをプレゼントします。ルクリおばさんから譲ってもらったのです。その頃マルセルのいるエトワールサーカスがマロクールに向かって行進していました。そしてビルフランとペリーヌはパリカールに引かれて池の畔の小屋を訪れ次に保育所を訪れます。その後ビルフランとペリーヌはマロクールを見渡せる丘の上に立ち、2人で語りペリーヌはマロクールの町に向かって叫ぶのでした。「お父さ~ん、お母さ~ん、私、幸せよ~、安心して下さ~い」と・・・・。


【感想】
 ペリーヌ53-1-メガネをかけすっかり好好爺になったビルフラン。
本当の意味で穏やかな表情になりましたね。
 「ペリーヌ物語」は世界名作劇場最長の53話ありしかもエピローグが4話もあるので今回の
ようなエピローグのエピローグみたいな回があるのですよね。

 その後ペリーヌはタルエルにビルフランの「工場はタルエルがいれば大丈夫」という言葉を
伝えます。昔のビルフランと違い今は人を信用した行動をしている事が分かります。

 そしてペリーヌはテオドールに対しても身内なのだといい優しさを見せ、タルエルもテオドール
もペリーヌをパンダボアヌ一族の中では変わり者といいます。しかし2人とも何かペリーヌを認め
た感じで、心地よい収め方ですね。

 その後、保育所で働いていたロザリーに会いビルフランは驚いています。ビルフランがロザリー
を最後に見たのは赤ちゃんの時ですから初めて成長したロザリーを見たんですよね。こういう
細かい所で「目が見えるようになった」設定生かしますw


ペリーヌ53-2-ペリーヌはビルフランと踊りますがダンスがうまいです。15話でお母さんと踊っていましたが、あの伏線の回収といえるかもしれません(^-^
 なによりマルセル再登場!ペリーヌに会ったマルセルは、「ペリーヌは今、幸せ?」と聞き
ペリーヌは「ええ、とっても幸せよ」と答えます。マルセルこのセリフは視聴者が聞きたかった
ことで視聴者の声の代弁といえますね。

 その後ペリーヌはビルフランは、マロクールが見える丘の上に立ち

「お父さ~ん、お母さ~ん、私、幸せよ~、安心して下さ~い」

 ペリーヌはこう言ってお父さんとお母さんに報告します。ペリーヌの「愛」の力を見せつけら
れた感じで、53話飽きずに見ることができ感動しました。

世界名作劇場作品の中で、もっとも強い意志があったのはペリーヌかもしれません。




 

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