世界名作劇場雑記

世界名作劇場、名作作品の関連情報を主に取り上げます。

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トラップ一家物語 記事一覧



第1話「私、修道女志願です」 第2話「シスターとしての未来」第3話「艦長と7人の子供たち」

第4話「26人目の家庭教師」 第5話「マリアは騒ぎの張本人」第6話「迷子とはらぺこ騒動」

第7話「大人は信じられない」 第8話 「礼儀作法が大事です!?」第9話「トラップ男爵の婚約者?」

第10話「ミシンとヴァイオリン」 第11話「どろんこ遊びは最高!」第12話「マリア風チョコレートケーキ」

第13話「ドン・キホーテの初恋」 第14話「オルゴールの秘密」第15話「マルティナと熊のニコラ」

第16話「マリア先生がいない家」 第17話「傷ついた子鹿」第18話「生きとし生けるもの」

第19話「イヴォンヌ姫のお土産」 第20話「それぞれの人生」第21話「トラップ男爵の決断」

第22話「一人で生きてゆけるの?」 第23話「天使への願い事」第24話「クリスマス・キャロル」

第25話「白銀のアルプスにて」 第26話「オレンジと花の苗」第27話「昨日・今日・明日」

第28話「いたずらアガーテ」 第29話「妻になる人、母になる人」第30話「結婚してくれますね!?」

第31話「神様の思し召し」 第32話「七月の花嫁」第33話「本当の家族」

第34話「ファミリー合唱団誕生」 第35話「歌声は風にのって」第36話「ナチス侵攻」

第37話「あたらしいご挨拶」 第38話「ハンスの秘密」

第39話「誇りと信念」 第40話「さようならわが祖国」


「トラップ一家物語」スタッフキャスト紹介

1991年アニメ「トラップ一家物語」感想

「トラップ一家物語」原作者 マリア・アウグスタ・フォン・トラップ

原作「サウンド・オブ・ミュージック ヨーロッパ編」感想

「サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編」感想

「わたしのサウンド・オブ・ミュージック―アガーテ・フォン・トラップの回想」感想

「トラップ一家物語」アニメと原作の違い

「トラップ一家物語」キャラクター紹介






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トラップ一家物語 キャラクター紹介


 
マリア-マリア・クッチャラ(勝生真沙子)
 ノンベルク修道院で見習いシスターとして神に仕える18歳の女性。ノンベルク修道院からトラップ家に家庭教師として派遣される。物質的欲望が皆無に等しく、家庭教師としての収入もノンベルク修道院に寄付してしまう。

ゲオルク
ゲオルク・フォン・トラップ(堀勝之祐)
 第一次世界大戦で潜水艦艦長として活躍し、マリア・テレジア勲章を授けオーストリアの英雄としての称号を与えられた(史実では義和団の乱の鎮圧などに参加している)2年前に妻に先立たれ、今は7人の子供と一緒に暮している。38歳でマリアより20歳年上。

アガタ
アガタ・トラップ
 トラップ男爵の前妻。2年前に猩紅熱にかかり亡くなる。

ルーペルト
ルーペルト・トラップ(安達忍)
 トラップ家の長男で中学生。長男だけあって子供たちの中では一番しっかりしている。理論的な考えをして、名誉などを重んじる性格である。

ヘートヴィッヒ
ヘートヴィッヒ・トラップ(川村万梨阿)
 トラップ家の長女で女学校の1年生。少々わがままなところがあり、家庭教師が大嫌いであったがマリアとは打ち解けるようになる。

ヴェルナー
ヴェルナー・トラップ(松岡洋子)
 トラップ家の次男で小学校の4年生。貴族が嫌いで男爵家の子供である事が窮屈でたまらない。子鹿の世話などをして男爵との溝も埋まるようになった。

小マリア
マリア・トラップ(白鳥由里)
 トラップ家の次女で8才。家庭教師としてトラップ家に来たマリアが面倒を見る事になった女の子。2年前に猩紅熱にかかって以来、体が弱く学校にも行っていないが、マリアと出会い元気な少女になる(史実では100歳を超える長寿である)

ヨハンナ
ヨハンナ・トラップ(石川寛美)
 トラップ家の三女で小学校1年生。コインを飲んで出なくなった時に、マリアに助けられた。

マルティナ

マルティナ・トラップ(鈴木砂織)

 トラップ家の四女で5才。熊のぬいぐるみにニコラと名付け、いつも手放さない。

 アガーテ
アガーテ・トラップ(渡辺菜生子)
 トラップ家の五女で3才。とてもいたずら好きでハサミを持って物を切りまくっていたが、マリアに叱られた。

マチルダ
マチルダ(藤田淑子)
 トラップ家の家政婦長を務める女性。しつけには厳しくトラップ一家を男爵としてふさわしい家柄にしようと威張る(アニメでは和解するが、史実では折り合わなかった)

ハンス
ハンス(声・平野正人)
 トラップ家の執事を務めている。後にナチ党員であることが分かり、トラップ家を見張るようになる(史実でもナチ党員だがトラップ一家には協力的だった)

クラリーネ
クラリーネ(色川京子)
 トラップ家のメイドでマチルダ夫人の腰巾着だが、マリアや子供たちとも心を通わす。主従関係は強いようで、マチルダ夫人引退後も専属メイドとして夫人に仕えた。

ミミー
ミミー(萩森順子)
 前妻アガタがいた時からのトラップ家のメイド。破産後はマリアがいるため自分の役割は終わったとして、カールと結婚しトラップ家のメイドを辞めた。

カール

カール(小林道孝)
 トラップ家に毎朝牛乳を届けてくれた青年。後にメイドのミミーと結婚し、トラップ家の亡命にも力を貸す。


ローズィ
ローズィ(遠藤晴)
 トラップ家のコック長。ミミーと同じくマチルダ夫人の事をあまり気に入っていない。とても人がよくマリアの面倒を見てくれる。

フランツ
フランツ(大山高男)
 トラップ家の農園の世話をしている。かなり昔から使えているので、男爵とは仲がいいようだ。

イヴォンヌ
イヴォンヌ・ベルベデーレ(山田栄子)
 ベルベデーレ伯爵の御令嬢。亡くなったトラップ男爵の妻アガタのはとこにあたる。トラップ男爵の再婚の相手として付き合うが、結果フラれる。その後はトラップ男爵との婚約を破棄し、3才年下の英国貴族の男性と婚約した。

院長
院長(山口奈々)
 ノンベルク修道院の院長。突然、修道院に押しかけてきたマリアを暖かく迎える。

ラファエラ
ラファエラ(久川綾)
 ノンベルク修道院のシスター見習い。少し気が弱いが、マリアとは仲が良く修道院の決まりなどを教えていた。

ナスターシャ
ナスターシャ・イワノブナ(天野由梨)
 オーストリアに住むロシア人の女の子。ヘートヴィッヒと仲良しだったが、ドイツの勢力拡大に伴いロシアに帰ってしまう。ルーペルトが好きだった女の子でもある。

アントン
アントン(飛田展男)
 フェンシングの上手い男の子。ナスターシャの恋人でもあり、ルーペルトとは恋敵となる。

 養父
ズィークフリード(佐藤正治)
 マリアの両親が他界した後、マリアを引き取ってくれたおじさん。マリアに体罰をしたようだがそれは、ノイローゼからだったようだ。

ヴァスナー
バスナー(森功至)
 トラップ家の下宿屋に住む事になった若い神父さん。毎朝食事の前にトラップ家の人々と下宿人たちはバスナーさんと一緒に神に祈る事になる。

ロッテ
ロッテ・レーマン(秋元千賀子)
 トラップ家の下宿屋に住む事になった有名なオペラ歌手の女性。彼女が音楽祭への出演を薦めた事が、後にラジオ出演、そして大統領主催のパーティーでの演奏会につながる。

ワグナー
デニーズ・ワグナー(福田信昭)
 アメリカの新聞記者。トラップ一家の演奏会を聴いてアメリカへの演奏旅行を薦める。アメリカ亡命後はトラップ家は彼に頼ることになる。

ヒトラー
アドルフ・ヒトラー(福田信昭)
 ドイツの独裁者。トラップ一家はヒトラーのおかげで人生を狂わされる事になる(原作のマリアによると「ガハハ笑いをする下品な男」である)


 

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トラップ一家物語 アニメと原作

トラップ原作アニメ

トラップ一家物語 アニメ原作

 原作は小説というよりマリア・フォン・トラップの自伝といえ書かれていることは
基本すべて実話である(ただ史実にあることが、書かれていない場合もある)

 アニメはそれらを元に描かれているが、同時に映画の「サウンド・オブ・ミュー
ジック」も参考にしているのでフィクションの部分も多い。

 アニメ原作でもマリアは修道院から家庭教師としてトラップ家に派遣されるが、
その時アニメではマリア18歳だが原作小説(史実)では21歳。アニメではトラップ
男爵(ゲオルク)とマリアの年齢差は20歳になるが史実では25歳差。

【アニメ】 マリア18歳 ゲオルク38歳 年齢差20歳

原作】 マリア21歳 ゲオルク46歳 年齢差25歳 


トラップ子供・2 
史実では左からマルティナ、ヨハンナ、ヘードヴッヒ、ヴェルナー、マリア
アガーテ、ルーペルトという順になっている。その為にアニメと原作(史実)では
子どもたちの順番も少し異なる。

【アニメ】
ルーペルト→ヘートヴィッヒ→ヴェルナー→マリア→ヨハンナ→マルティナ→アガーテ

【史実】
ルーペルト→アガーテ→マリア→ヴェルナー→ヘートヴィッヒ→ヨハンナ→マルティナ


 ゲオルクの妻(子供達の実母)の名前もアニメでは「アガタ」だが、原作では長女と
同じ名の「アガーテ」である(視聴者が混乱するのを避けるため変更したと思われる)

 アニメも史実もマリアがトラップ家に赴任して、翌年ゲオルクと結婚しその後ナチス
ドイツの侵攻がありアメリカに亡命するのは同じです。

 アニメではマリアがトラップ家に赴任してアメリカに亡命するまでに2年でナチスが
侵攻してその時マリアは妊娠していました。

 史実では結婚からアメリカ亡命までは10年以上の期間がありその間にマリアと
ゲオルクに、ローズマリーとエレオノーレという、2人の娘が生まれている。
(マリアが亡命の間、妊娠していて末子のヨハネスが生まれる)

 アニメでは男爵の館の家政婦長のマチルダ夫人と和解して感動的な別れを迎える
ことになるが、史実では価値観の相違などで和解出来なかった。

 最後の亡命も史実では家族で出かけそのまま駅に着き汽車でイタリアに行った
ので、アニメ(または映画)のようにサスペンスさながらの脱出劇はなかった。
(マリアの本でもオーストラリアからの出国は簡素に書かれているのみである)

 それとアニメで執事ハンスはナチ党員で、トラップ家を監視して尚且つナチスの思想に
陶酔し祖国を売った裏切り者のような人物と描かれているが、史実とは違う。

 史実でもハンスはナチ党員だったが(戦争中の枢軸国ではナチス党員なのは特別な
事ではない)トラップ家の家族を監視していることをゲオルクに告げ「上部に報告せざる
を得ないので、自分の前で政治の話はしないように」と語る一家に忠実な執事だった。

 ハンスはアメリカからの出演依頼に乗じて亡命を進言するなど、一家には協力的だった。
それらを考えると、アニメでのハンスの描かれ方は、やや問題がある気はします。

 それと史実でもゲオルクには婚約者のイヴォンヌ姫がいましたが、マリアとの結婚を
考え別れたようです(しかしマリアの本には彼女の事はおろか、名前も書かれていない)

 史実との比較だと長女アガーテが書いた「わたしのサウンド・オブ・ミュージック」によると
映画(アニメ)ではゲオルクが屋敷で子供達を呼笛で呼んで整列させ規律を教えていたが、
史実では呼笛を使ったのは事実だがそれは屋敷が大きく声が届かないためであり、その後
子供達を整列させたりはしなかった。

 更にいえば映画(アニメ)ではマリアが来てから家族が音楽の楽しさに目覚めたような
描写だが、史実ではマリアが来る前から子供達は合唱などをしている音楽一家であった。

 このように「サウンド・オブ・ミュージック」は色々な方が本を出しているので多面的に
家族を見ることができる非常に珍しい物語といえるでしょう。



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わたしのサウンド・オブ・ミュージック―アガーテ・フォン・トラップの回想

ヨーロッパ 

【わたしのサウンド・オブ・ミュージック】
【ーアガーテ・フォン・トラップの回想ー】


 著者はトラップ家の長女アガーテ・フォン・トラップさんで、義母マリアの自叙伝
「サウンドオブミュージック」とは違い子供達から見た回想記といえる。

 アガーテさんが回想録を書いた動機は「「サウンドオブミュージック」を書いた義母
マリアさんのことは知られているが、実母アガーテ・ホワイトヘッドや父ゲオルク・
フォン・トラップの真の姿が知られておらず、本当の2人の姿を知ってもらいたい」
からでした。

 その為実母との思い出、その祖母や親戚のこと、そして父親がオーストリア皇帝
からマリア・テレジア勲章を授与された勇猛果敢な軍人だったことなど。

 実母、祖母、親戚の方々の写真が数多く掲載されているのがアガーテさんの思いを
感じさせます。この回想録を読むと子供たち側から見た「サウンド・オブ・ミュージック」
が楽しめます。

 ただこの回想録を読むと感じるのが、義母マリアについてのアガーテの複雑な思い。
内気なアガーテと強い性格の義母マリアには、何かと確執があったと訳者さんは言って
いますがそれを感じる所が多々あります。


トラップ母・1 
(左)実父ゲオルク・フォン・トラップ (右)実母アガーテ・ホワイトヘッド

 アガーテさんによると「サウンド・オブ・ミュージックは義母マリアが権利を9千ドルで
映画会社に売ってしまい印税などの契約はしませんでした」とあります。

 当時としては仕方がないとはいえ、その為家族は金銭的見返りを受けられず、しかも
映画の内容は史実と違いトラップ家の家族は落胆しました。特にお父さんが意味もなく
厳しいだけの人物に描かれているのが嫌だったそうです。

 ただアガーテさんは映画に関しては「(映画と)仲直りをした」と書き「細かいところ
は事実と異なっているとはいえ、サウンド・オブ・ミュージックの制作者は私達家族の
人生を貫く精神には忠実でした」 と心情を語っています

 しかしこの映画「サウンドミュージック」に対しての複雑な思いは、義母マリアさんへの
複雑な思いに繋がっています。

 お父さんが亡くなるまでは子供達とマリアはお互いうまくやってたのでしょう。しかし
子供たちと義母マリアさんとの間に立っていた父ゲオルクが1947年に亡くなると、
確執が表面化した気はします。

 1956年にトラップファミリー合唱団は解散しますが、義母マリアさんはどうやら続けた
かったようですが、子供たちはもうやめたいと言ったようです。

 アガーテさんは当時43歳で他の兄弟も年齢的に厳しかったのもありますが、人前
で何かをしたい義母マリアさんとそれについていけない子供達はすれ違ったようです。

 その後義母マリアさんは家を「トラップファミリーロッジ」というホテルにしましたが
アガーテさんは家を「ホテルにされた!」という憤りの気持ちがあったようです。

 この辺になると子供たちと義母マリアさんとの間に完全に溝が出来ていたのかも
しれません。掲載されている写真にマリアさんの写真が意外に少ないという点から
それをを感じます。

 むろんアガーテさんが書いている通り義母マリアがいたおかげでアメリカでやって
これたのは確かでしょう。

 アガーテさんが「サウンドオブミュージック」と仲直りしたように、この本を書くことに
よって義母マリアさんとの気持ちにけじめをつけたのかもしれません。
 

↓ 史実のトラップ家の7人兄弟たちの写真。
 トラップ子供・2 



  


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サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編

ヨーロッパ 

【サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編】


 「サウンド・オブ・ミュージック ヨーロッパ編」でアメリカに亡命したトラップ一家。
すぐさまアメリカの地を踏むかと思いきや、実際はアメリカの入国管理の検閲に
引っかかり、難民抑留所に何日も軟禁状態になったりと四苦八苦です。

 初めてのアメリカで言葉も通じないトラップ一家の行動も面白いところで、アメリカ
の風物に接しての驚きは新鮮に感じ尚且つ面白いです。

 この続編ではマリアとゲオルクそして10人の子供達が、アメリカでの成功を勝ち
得るまでの奮闘がユーモアを交えて綴られています。

 家族の結束と行動力で難関を次々に切り抜けていくストーリーは、小説顔負けで
読んでいてぐいぐい引き込まれます。

 激動の時代にあって彼らは常に前向きに考え行動しましたが、実際は体当たりで
ぶつからないと生きていけなかったと思うべきでしょうね。

 
 そのトラップ家を精神的にそして経済的にも支えたものは音楽といえます。一家は音楽
によって強く結ばれ、その歌が多くの人々の心を惹きつけました。

 客にアピールするために民族衣装を着なければならなかったり、客の入らない演奏会
が続いて興行主に契約を打ち切られたり・・・

 彼らにとって歌は趣味や芸術ではなく、生活を支えた生きるすべてでした。その命を
かけた生命力があるからこそ、彼らのことが本になり映画になり続けたのでしょう。

 最後に夫ゲオルクが病に蝕まれていく姿に、マリアが狼狽する様が書かれている。
全編の中で唯一マリアの悲痛な心情が吐露され、「サウンド・オブ・ミュージック」 は
これを書くためにあったのだと思わせるでしょう。

 「サウンド・オブ・ミュージック」は「ヨーロッパ、アメリカ編」を通して読むとより楽しめるの
ではないだろうか。



  


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サウンド・オブ・ミュージック ヨーロッパ編

トラップ本 

【サウンド・オブ・ミュージック ヨーロッパ編】

 この本は主人公マリアとトラップ一家の自叙伝の前編に当たり、オーストリアを
中心としたヨーロッパでの体験談とアメリカ亡命前夜までが記されています。
基本的にマリアの自伝であり回想録なので、彼女の語りで物語が進みます。

 修道院で過ごしていたマリアが、トラップ男爵の7人の子供達の家庭教師から
男爵夫人となり金融恐慌による破産、その後の亡命に至る出来事が回想されます。

 時代的にマリアは第一次世界大戦も経験していると思われますが、激動の時代に
知恵と勇気そしてユーモアを持って生きていたのに驚くでしょう。

 前編に溢れるユーモアは彼女の持ち味であり、それこそがこの激動の時代を生き
ぬけたのだと思わざるをえないですね。

 プロの合唱団としてヨーロッパでの演奏活動と同時に、オーストリアのクリスマスや
復活祭、そして夏のバカンスなどについても詳しく描写されていて、当時の生活が
よく分かり楽しく読むことができるといえるでしょう。

 そして最後の章で夫であり父親そして軍人としてドイツに貢献することを拒んだ
ゲオルクが描かれ、家族全員一致でヒットラーの前で歌わない決意。

 それが結果的に亡命になるのですが、今までの家族の結束を見れば当然の行動
とはいえ、この決断にトラップ家やオーストリア人としての誇りを感じました。

 その後のトラップ一家は後編に当たる「サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編」で
詳しく分かるので一読をお勧めしたいです。



  


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トラップ一家物語 著者 マリア・アウグスタ・フォン・トラップ

マリアフォントラップマリア・アウグスタ・フォン・トラップ
(Maria augusta von Trapp)

1905年~1987年
享年82歳 オーストリア人

サウンド・オブ・ミュージック
(The Story of the Trapp
FamilySingers)1949年出版

 元オーストリア海軍将校ゲオルク・フォン・トラップと結婚し、亡くなった前妻の子供
たちと自らの子供たちでトラップ・ファミリー合唱団を結成して有名になる。自叙伝を
脚色してつくられたのがミュージカル・映画「サウンド・オブ・ミュージック」である。

【経歴】
1905年 母アウグスタ・ライナーを亡くし、父カール・クチェラも9歳の時に失う。

1923年 ノンベルク修道院に志願者として入ったが、修道院の暮らしになじめず
体調を崩した。そこで院長の勧めで修道院を離れ、娘マリアの家庭教師を探していた
フォン・トラップ家に住み込みで働くことになった。

1926年 フォン・トラップ家にやってきたマリアは、もともと音楽が好きだった7人の
子供たちと心を通わせるようになり、やがて父親のゲオルク・フォン・トラップと恋愛
関係になる。

1927年11月26日 ゲオルクとノンベルク修道院で結婚式をあげる。

1933年 オーストリアを襲った金融恐慌により、フォン・トラップ家の財産を預けていた
銀行が倒産し、一家は財産を失う。

1935年 ザルツブルク音楽祭の大衆歌手コンテストに参加し、ヴァスナー神父の
指揮で兄弟姉妹と母親で歌ったところ優勝した。更に、これをラジオで聴いた当時の
首相クルト・シュシュニックは一家をウィーンに招き、その歌声を楽しんだ。これを契機
に合唱団は人気を博し、やがてヨーロッパ全域を回り、コンサート活動を行った。

1938年 オーストリアはナチス政権下のドイツに併合された。家族はオーストリアを
離れることになった。汽車を乗り継いでスイス、フランス、イギリスへと渡り、サウサンプ
トンからアメリカへ向けて出航した。

アメリカでのビザが切れると彼らは再びヨーロッパへ戻り、そこでもコンサートを行って、
1939年10月にまたニューヨークへ渡った。

1940年 大手プロダクションが家族のプロデュースを引き受けるようになった。
「トラップ・ファミリー聖歌隊」という名前を「トラップ・ファミリー合唱団」に改名。
曲目から聖歌を減らしてフォークソングを中心にするよう改められた。こうしてアメリカ中を
まわるようになると再び評判を呼ぶ。

1947年 夫ゲオルクが亡くなる。

1948年 アメリカの市民権を得る。

1949年 マリアが書いた「トラップ・ファミリー合唱団物語」、1955年 「トラップ一家の一年」
を出版ベストセラーになる。

1956年 ドイツの映画会社がマリアの著作の映画化権とそれに関連する権利を9000ドル
で買い取る。収入を必要としていたマリアは全ての権利を売ってしまったため、一家は以降の
映画がもたらした莫大な収入の恩恵を受けられなかった。

1987年3月28日 闘病生活の末にこの世を去った。現在、マリアはトラップ・ファミリー・
ロッジの一角の墓地にゲオルクらと共に眠っている。




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