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ペリーヌ物語レビュー 28話 29話 30話

28話 「パンダボアヌ工場」

【物語】
 ペリーヌはロザリーの紹介で工場でのトロッコ押しの仕事が決まりました。しかし働いてみると工場の間をトロッコを押して歩くだけの仕事でした。その日ペリーヌは夕食が終わってから工員たちに安く貸しているという下宿屋に案内してもらいました。8人部屋で2段ベッドが4つあるだけの狭い部屋でしたが、ペリーヌは1週間分の部屋代を前払いしてそこに住む事にしました。

【感想】 
ペリーヌ28-トロッコ押しの仕事をするペリーヌ。単純な力仕事ですがまさかこの後、出世街道まっしぐらとは誰も思いませんね。
 パンダボアヌ工場でペリーヌは働きますが、トロッコを押すだけの単純な力仕事。その後
ペリーヌは出世するんですけどその前に、下積みがあったのだなと感じさせます。

 ペリーヌとロザリーは一緒に昼食を食べますが、お母さんとの旅では同世代の女の子が
出てこなかったですから、こういう友達描写は物語を和ませますね。

 ちなみに今回ファブリさんから「レ・ミゼラブル」の話を聞かされますが、「ペリーヌ物語」放送
1978年から29年後の2007年に世界名作劇場でアニメ化されたので感慨ありますw


29話 「池のほとりの小屋」

【物語】
 工場で働いたペリーヌは疲れ切って草むらの上で寝込むと林の中の池に囲まれた小島に小さな狩猟小屋を見つけます。その後ロザリーが仕事中に機械に手をはさまれて怪我をしてしまいますが、工場長のタルエルは医者に見せようとはしません。その時ビルフランが現れて早く医者に見せるよう工場長のタルエルに命令してくれたので、ロザリーは治療できました。ペリーヌは仕事を終えた後、下宿屋に行きますが部屋を借りるのをやめ池の畔の小屋で1人で暮そうとするのでした。

【感想】 
ペリーヌ・29-冷静に考えるとこんな人気のないところに、女の子が1人で住むのはかなり危険。
 この狩猟小屋でのサバイバルは、原作にもあるエピソード。元々原作者のマロは小島で
サバイバルをする少女の話を構想していました。原作「家なき娘」で狩猟小屋のエピソードが
出てくるのはそのためです。

 でも冷静に考えると、こんな人気のない狩猟小屋に女の子一人で住むなんて危険では?
バロンがいるとはいえ危険極まりないような気も・・・とにかくペリーヌの生活を楽しもうという
姿勢に 感服しますけど。

 この「静かな環境」というのは後半の工員達の生活環境 改善に生かされたりします。まったく
意味のないエピソードではありません、念のため(^-^;


30話 「自分の力で」

【物語】
 ペリーヌは池の畔の小屋で快適に暮らす為、靴がダメになると自分で靴を作り上げます。それは工員達もうらやむスペイン靴でした。土曜日、初めての給料3フラン60サンチームを貰ったペリーヌはそのお金で生地を買いシミーズを作ります。工場の安い賃金ではパンを買うだけが精一杯でしたのでペリーヌは自分の力で作れるものは何でも作るつもりでした。

【感想】
ペリーヌ30-1-ペリーヌが作り上げたスペイン靴。結構よく出来ていて工員達がうらやむのも分かりますね。
 「ペリーヌ物語」の原作者エクトル・マロは当初、意志の強い少女が小島でサバイバル生活
する構想を持っていました。その後「ペリーヌ物語」を書くに当たってその時のサバイバル構想
を本作に挿入しました。ペリーヌが狩猟小屋でサバイバル生活するのもそのためです。

 原作にはお母さんとの旅はありませんので、このサバイバルがペリーヌの意志の強さと鍛錬
の場になっています。アニメではそれは旅で描写されたので、このサバイバルはビルフラン
との密室劇前の一休みのようなエピソードになりました。

 しかしこのサバイバルは後半の工場の工員達の労働環境改善の伏線になっています。
無駄っぽく見えてまったく無駄ではないエピソードなんですよね。


ペリーヌ30-2-狩猟小屋で上半身裸でシュミーズ(下着)を作るペリーヌ。ちなみにシュミーズ作りは原作にもあるエピソード。このシュミーズ作りに想像力を刺激された少年多しw






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