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ペリーヌ物語レビュー 46話 47話 48話

46話 「ビルフランの悲しみ」

【物語】
 息子エドモンが死んだ事を知ったビルフランは悲しみにくれます。そしてお葬式の始まると人々は馬車に乗り教会に向かいますが、工場はお葬式の為に休みにしたのに列席者はほんのわずかでした。ビルフランは悲しみのあまり、まる2日も食事を食べないのでペリーヌはビルフランの部屋を訪れます。ビルフランは気を取り直し工場に出勤しようとしますが屋敷を一歩出たところで倒れてしまうのでした。

【感想】 
ペリーヌ・46-ビルフランは思わず杖でペリーヌを叩きそうになります。・・・しかしペリーヌの優しさに触れ思い直します。
 ビルフランの息子エドモンのお葬式に工場の人たちは殆ど来てくれません。ファブリさんは
皆ビルフランに対して感謝する気持ちは持っていないと言います。

入院できる病院もない、子供を安心して預けられる託児所もない酒場は多いけど、
清潔なレストランも少ない。

 要は
労働環境というのがでてきますが、原作者のエクトル・マロは企業家と労働者が親子
のような関係で接する理想郷的な考えを「ペリーヌ物語」に入れ描こうとしました。

 社会主義の先駆的な考えでしたが、アニメの場合はその理想郷的行為はペリーヌの
愛の大きさを示すものとして使われます。


47話 「オーレリィの顔」

【物語】

 ビルフランは息子エドモンの想い出を語ろうと乳母だったフランソワーズを呼びます。フランソワーズはオーレリイはエドモンに似ていると言い、その話を聞いたビルフランはもしやと思いフィリップ弁護士を呼びエドモンの子供を探すように命令します。ビルフランはオーレリイが自分の孫ではないかと思い始めていました。フィリップ弁護士はエドモンの妻子、オーレリイの情報を集める為パリに向かうのでした。

【感想】
ペリーヌ47-フランソワーズはオーレリイがエドモンドに似ていると言います。視聴者からすればついにきた瞬間です!!
 ビルフランはエドモンの想い出を語ろうと、乳母のフランソワーズおばあさんを呼びます。
フランソワーズおばあさんは、オーレリイは子供の頃のエドモンに似ていると語りまmすが・・・

 そうフランソワーズおばあさんはペリーヌと最初会った時、どこかで見覚えがある顔!と思って
いましたが、第27話・・・それから20話近くかかって、今回のその伏線を回収です。

 ビルフランはフランソワーズおばあさんにそれを聞いてもしや!と思います。確かに今までの
ペリーヌのビルフランに対する接し方を考えれば孫だと考えるのも無理がないで。

そして次回は「ペリーヌ物語」が、何を描いてきたのかよく分かる回です。


48話 「火事」

【物語】

 ビルフランは秘書オーレリイがエドモンの娘で、自分の孫ではないかと考えます。その後村の保育所が火事になり女工員の子供達が火にまかれて取り残され子供2人が亡くなってしまいます。ビルフランは慰めてやろうと母親のもとに近づきますが、逆に母親から馬声を浴びせられてしまうのでした。ビルフランはタルエルに女工員の子供の葬式は全額会社が費用を持ち、葬式に出席したいものは仕事中でも抜けて構わない、そして自分も葬式に出席すると言うのでした。

【感想】
ペリーヌ48-「ビルフラン様が工場の人達から愛されるには、まずご自分があの人達を愛さなくては」こう語るペリーヌ・・・13歳とは信じられないです(^-^;;

 今回は目立たないですが「ペリーヌ物語」を象徴している話です。保育所が火事になり子供
2人が亡くなり、ペリーヌはビルフランにその子供たちのお葬式に 出席するのかと聞きます。

 ビルフランは「工員たちは息子エドモンドの葬式に来たのか?」と逆にペリーヌに問い返し
ます。エドモンドの葬式に来なかった工員たちは恩知らずだ、と言うビルフランにペリーヌは
こう言います。

「亡くなった母が私に教えてくれました。人に愛されたかったらまず自分が愛さねばダメだ。
ビルフラン様が工場の人達から愛されるには、まずご自分があの人達を愛さなくては」

 ここでビルフランにもこのお母さんの言葉を伝えます。同時にペリーヌの「愛」の奥深さが
分かるセリフ。

 「ペリーヌ物語」はペリーヌの愛情でビルフランの頑なな心を解きほぐす話ではなく、もっと
大きなもの「人間愛」というレベルの「愛」を描いています。

 ペリーヌはビルフラン個人だけでなく「工場の人たちを愛して下さい」と語り工員達にまでその
「愛」を注ごうとします。ここまで大きな「愛」を描いている世界名作劇場作品は他にないです。

 これこそペリーヌが起こした奇跡なんですが、ペリーヌの今までの経験に基づく「愛」の積み
重ねがこの奇跡をありにしています。

 そしてこの奇跡を成立させるように作ったスタッフは改めて凄いですしこの作品素晴らしさと
しかいえません。





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