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1979年 アニメ 赤毛のアン 感想

アン00

【1979年アニメ「赤毛のアン感想

 世界名作劇場第5作目の「赤毛のアン」ですが「アルプスの少女ハイジ」から
「ペリーヌ物語」までの作品とは作風が変わっていると感じます。
 今までの朴訥としたキャラクターデザインではなく近藤善文さんデザインによる
アン・シャーリーは喜怒哀楽が豊かで、まさしく身体全体で感情を表現しています。

 そのしぐさや感情表現はより女の子っぽく作風も少女小説そのままの内容。 原作の
赤毛のアン」を忠実にアニメ化しているのでそうなるのでしょう。
 この「赤毛のアン」は世界名作劇場の中では「愛の若草物語」と同じ「日常」を描いた
作品といえます。日常の話なのでアン・シャーリーの少女の日々が描かれます。

 しかしこのアンという少女は孤児ではあるんですが、空想好きでおしゃべり好きという
変わった子な上、癇癪持ちで容姿についていわれると見境なく激怒します。
アンという少女は突飛な騒ぎを起こす少女なので物語を面白く見る事ができます。
そんなアンがマリラ、マシュウの愛を受けて様々な事を経験して、人々と出会い、交流
していく中で、大人の女性へと成長していく物語といえます。

 反面「赤毛のアン」は少女小説といえるので女性の共感は呼びますが男性には入り
にくい作品でもあります。
リンゴ並木を「喜びの白い道」バリーの池を「きらめきの湖」このような言い回しが全編に
でてくるので、世に言われる少女チックな作品だとよく分かります。

 その上ギルバートのような男の子は、画面に登場するけど話の筋には絡まず、アンや
ダイアナのような女の子達ばかりで話が進むので男はますます物語に入りにくくなった
のが正直なところです。

 でもそれも33話でアン達が中学生くらいになると少女の成長物語から思春期の物語に
なり男でも入りやすくなると思います。ただ後半、日々の経過を見せるのに比重が置かれ、
ドラマ性が薄くなった気がしましたね。

 そしてアンは中身も外見も成長します、15歳のアンはもう大人といった感じです。
反対にマリラ、マシュウの老いが描かれるのもこの作品の特徴です。アンの成長と未来
だけでなくマリラ、マシュウの老いが描かれ、しかもマシュウは死んでしまいます。

 人生がこれから始まる人間を描きながら、人生を終了する人間も描いています。
人生を終了する人間を描いているからこそ、アンの成長と出発はより貴重で尊いもの
と感じるのではないでしょうか。

 


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