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トム・ソーヤーの冒険レビュー 31話 32話 33話

31話 「数を数えろ」

【物語】

 ハックの父親が村を出て行ったと聞きハックは小屋に戻って来ました。そして今日はハックの母親の命日だったので、燭台にロウソクを燈してお祈りをしようとしましたが、ハックは燭台を持っていません。その話を聞いたトムはポリーおばさんの家から銀の燭台を拝借する事を思いつきました。ポリーおばさんの家には銀の燭台が12本ありましたがポリーおばさんが、貸してくれそうにはありません。トムはメアリーとシッド、そしてジムに訳を話し3人の協力を得てポリーおばさんが数を数えたくなくなるように仕組んで、まんま銀の燭台を拝借する事に成功したのです。

【感想】
トム31-今回はまるで落語のような展開ですね。見ている分には面白いですが、こんな面倒なことしなくてもトムの言う通り普通に話せばよかったかも。まぁ、それでは面白くないのですが(^-^
 ハックは暴力を振るう父親は嫌っていましたが、母親はかなり慕っていたようです。
その為にハックは母親の命日に、燭台にロウソクを燈してお祈りしようとしていました。

まぁ、要はポリーおばさんから燈台を拝借しようとするんですが・・・

 今回はどうみても落語みたいな話で、本当に「トム・ソーヤーの冒険」はDVとかの重い話
から、このような笑える話まで幅が広いんですよね。
まぁ、ポリーおばさんには気の毒ですが、素直に笑える話といえました。

でもハックの両親についてはそれなりに語られるのに、何故にトムの両親については語られ
ないのか不思議ではありますが・・・(^-^


32話 「黄金を見つけた!」


【物語】
 ある日トムとハックが釣りをしていた時、トムは川の中で黄金に輝く石を見つけました。トムはそれが本物の金塊かどうかを確かめる為、ベンのお父さんロジャースに見て貰う事にしました。ロジャースさんはもっと金があるのではないかと思い、シャベルと鍋を持って川に行きます。しかしトムとロジャースさんの会話をヒラー夫人も盗み聞きしており、夫人は夫を連れ川に行きます。そうしているとさらに村中の人がシャベルと鍋を持って来て、村中の人が総出で川をさらい始めるのでした。セント・ピーターズバーグの村で巻き起こったゴールドラッシュはそれから3日間続きました。やがて人々は熱が冷めたかのように金探しから手を引き、村は再び元のように戻るのでした。

【感想】
トム32-トムが見つけた金が混じった石。これひとつで村中がゴールドラッシュの大騒ぎになります。確かにシャベルと鍋で金を探したくなる気持ちは分かりますけどね(^-^
 トムとハックが川で金塊を見つけ、これをきっかけに村でゴールドラッシュが始まります。
今回も前回に引き続き、笑えて楽しめるお話といえますよね。

 金のことを秘密にしようとしていても、どんどん話が広まり大人たちが必死で川をさらって
いる姿が笑えます。こういう欲まみれの行動は滑稽ですからね。

 何よりインジャンまで川の底をさらっていました。そういえば前もマフの宝の話を信じて
いましたが、こういう行動を取るというのはインジャンはロマンチストなのかな?
まぁ、その後フィリップ先生やポリーおばさんまで行くので、金は人を変えますね(^^

 それに対して子供のトムは、金が取れたのはこれだけでもうないだろうとか至って冷静。
欲に走る大人と、冷静な子供という図式が楽しめる回でしたね。


33話 「自由に向かって逃げろ」

【物語】
 ある夜、猫の鳴き声がするのでトムは庭に出てみると、いたのは見知らぬ黒人男性でトムは捕まってしまいましたが、すぐに解放されます。黒人男性はモーリスという名前で奴隷としてハットイルド大佐の農場で働いていたのを逃げ出して来たのです。モーリスは銃で腕を撃たれて幼なじみのジムを頼ってポリーおばさんの家までやって来たのでした。そこでジムは黒人の奴隷仲間に声をかけ、見知らぬ黒人男性の死体を見つけた事にして、ひっそりとお葬式をあげる事にしました。お葬式が終わった時、追っ手がやって来ましたが死んでいた黒人男性のお葬式をあげていた事を知ると、あきらめて帰って行きました。その夜モーリスはトムたちの作った筏に乗ってセント・ピーターズバーグの村を離れケアルの町目指して筏を漕ぎ続けるのでした。

【感想】
トム33-トムの家の脇にあるジムの家に匿われるモーリス。黒人奴隷について考えさせられる回でもあります。
 「トム・ソーヤーの冒険」が描かれた19世紀中盤のアメリカはまだ奴隷制度があります。
トムの家で働く優しい黒人青年のジムやその他の黒人も皆、奴隷でした。

 同じ19世紀中盤のアメリカを描いた1987年作「愛の若草物語」にも黒人奴隷が出て
きて4姉妹の3女ベスを人質に取るという、今回と同じような展開がありましたね。

この時代のアメリカを描く場合、黒人の奴隷問題は外せないテーマといえます。

 その後ジムたちは、見知らぬ黒人男性の死体を見つけた事にしてお葬式をあげました。
モーリスを死んだ事にして誤魔化そうとしますが、さすがに追っ手は「手回しがいいな・・」
とか言って疑問を持ちます。

緊迫感のある展開ではありますが、追っ手も墓を暴いて調べるのを面倒がり結局諦めました。

 物語展開はベタベタですが、1話完結でテンポがいいのでストレスなく楽しめますね(^^
前回のような楽しい話が続くと、今回のような緊迫感がある話は引き立ちました。



 

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