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1980年 アニメ トム・ソーヤーの冒険 感想

トム00

【1980年アニメ「トム・ソーヤーの冒険」感想】


 世界名作劇場第6作目1980年制作「トム・ソーヤーの冒険」は、今までの
シリーズ作品からすれば、雰囲気が少し違うもしれません。

 この作品は今までの世界名作劇場のように主人公が、何かの目標に向けて
行動するわけではありません。
「母をたずねて三千里」のような母親探しの旅や「ペリーヌ物語」のように祖父
の心を解きほぐす行為があるわけではありません。

 どちらかといえば「赤毛のアン」「あらいぐまラスカル」のように日々の日常を
描いた作品ともいえます。しかしこの2作品はアンとスターリングの成長物語
という軸を持って、物語が進んでいました。

 それらと比べると「トム・ソーヤーの冒険」はトムという腕白小僧の日々を
描いた物語といえます。しかもこの作品内の期間は3ヶ月しかないのでトムは
基本的に成長しません。「少年の成長物語」ではなく「少年のひと夏の物語」
を描いた作品といえますね。

 今までの世界名作劇場のように何かの軸に沿って物語を進めなくても、作品が
成立するというのを証明した作品といえるかもしれません。

 作品はトムという腕白坊主の日々が描かれ、1話完結の話が多く最初から
観なくても、途中からでも作品を楽しめます。極端に言えば1話観ただけでも
トム・ソーヤーの冒険」を楽しむことが出来るといえるでしょう。

 作品は一貫してトムという子供目線で物語が作られており、男の子の夢や
ロマンをそのまま形にしていました。トムのいたずらや家出騒ぎも子供から
見れば冒険なので、彼は常に英雄として扱われます。
そこに説教や改心などのような、大人が教育的に入れたい話はありません。

 原作者マーク・トウェインが「子供時代を思い出して読んで欲しい」というのは
まさしく「トム・ソーヤーの冒険」を表していますね。

 その原作に沿ってアニメは作られ、アニメ本来の子供を楽しませるというのに
忠実に制作されている「トムソーヤーの冒険」は非常に優れている作品と自分
は考えています。

 個人的には「トム・ソーヤーの冒険」での1話完結的な物語の作り方は、
次回作の「ふしぎな島のフローネ」により生かされたと思いますね。


- アマゾントムソーヤーの冒険関連本

トム・ソーヤーの冒険 (新潮文庫)

トムソーヤーの冒険竹書房文庫

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