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わたしのアンネットレビュー 28話 29話 30話

28話 「展覧会にむけて」

【物語】

 秋にロシニエールの学校で催される展覧会があります。アンネットはセーターをルシエンは木彫りの馬を作り始めました。アンネットがモレルの家に行くと誰もいませんでした。そして玄関先にルシエンが作った木彫りの馬が置かれていたのです。しかし今、忘れようと思っていたルシエンへの憎しみと妬みが突然アンネットの胸の中に蘇ってきたのです。アンネットはルシエンの事がどうしても許せず、つい衝動的に木彫りの馬を玄関から落としてしまいます。それを見たアンネットは我に返ると、恐くなって逃げ帰ってしまうのでした。

【感想】

アンネット・28-1
 アンネットはルシエンの作った木彫りの馬を見つめると・・・ここでアンネットは
ルシエンへの憎しみと妬みが突然に蘇り、思わず木彫りの馬を落とし壊します。


アンネット・28-2-アンネットの迫力ある形相で、世界名作劇場では語り草になるシーンでした。
 でもこれアンネットのいきなりの行動に見えます。前回アンネットはルシエン
を赦したかのような描写があったので、このアンネットの行動が理解しにくい・・。

 原作ではルシエンは嫌われたままです。そのルシエンの作った木彫りの馬が
素晴らしくアンネットはこれを見て、皆がルシエンを好きになりダニーを怪我さ
せた事も忘れてしまうかもと考えます。

 アンネットはルシエンが幸せになる事が許せないし、幸せにならないようにする為
に木彫りの馬を壊したのです。

 原作ではアンネットが木彫りの馬を壊すのは「憎しみ」が蘇った唐突な行為
ではなく、「憎悪」という感情に突き動かされた行動なのです。

 それに対しアニメではルシエンはいつの間にか、皆と仲良しになっているので
木彫りの馬を壊す必然がないです。

 その為アンネットの行動は憎しみが蘇った唐突な行為にされました。アンネットが
ルシエンと同じように「罪」を背負うシーンなんですが、そこに至るまでの過程は微妙
な描かれ方です。


29話 「こわされた夢」

【物語】

 アンネットはダニーの足が不自由になったのはルシエンのせいなんだから、あれくらいの罰を受けるのは当たり前だと自分を納得させようとするのでした。家に帰って来たルシエンは木彫りの馬が下に落ちているのを発見しました。木彫りの馬を壊したのがアンネットだという事に気付いたのです。せっかく作った木彫りの馬を壊されてしまった為、展覧会に出品する事はできませんでした。アンネットのセーターが1等になり御褒美として色鉛筆と絵本をもらいました。一方ルシエンは自分の木彫りの馬を壊したアンネットが1等に選ばれた事で、アンネットに対する怒りはさらに増し、ルシエンは自暴自棄になってしまいます。

【感想】
アンネット・29
 ルシエンは木彫りの馬が、玄関の下に落ちているのを発見しました。
でも何故かルシエンは、アンネットが壊したと確信しました、アンネットが壊した
証拠もなにもないのに、いや普通に猫かなんかが壊したと思うはず・・・

 実際に原作のルシエンは猫が壊したと思っていて、アンネットが壊したとは知り
ません。

正直ここからアンネットの罪が、何か強引な感じになっていくんですがね・・・


30話 「後悔の涙」

【物語】

 ルシエンは学校をサボってしまうのでした。そしてアンネットの心は苦しみで揺れ動いていました。その頃ルシエンはペギン爺さんの家の前に来ていましたが声をかける事ができませんでした。ルシエンが苦しんでいるのは木彫りが壊れた事ではなく、木彫りを壊したのがアンネットだという事でした。ルシエンはこの秘密を自分の胸の奥深くに閉じ込めておくつもりでした。

【感想】

アンネット・30-学校を休みのどかに寝るルシエン。今までの緊迫感をまるで感じない展開・・・
 ルシエンは自分を恨んでいるアンネットが「木彫りの馬」を壊したと確信します。
それよりルシエンは木彫りの馬を壊された事ではなく、壊したのがアンネットと
いう事実がショックのようです・・・

・・・しかしそもそも、恨まれるような事をしたのはルシエンですよね?アンネット
にノアの箱舟を壊された時も我慢し彫刻を作り続けようと思ったはずでは?

 それを今更また彫刻を壊されて怒るのもおかしな話。ルシエンはダニーにした
行為を少し忘れている気がしますが??

 原作のルシエンはアンネットが「木彫りの馬」を壊したことを知らず、ただただ
自責の念にとらわれたままです。

普通に考えれば原作の方がまともな展開です。





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