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1984年 アニメ 牧場の少女カトリ 感想

カトリ・00

【1984年アニメ「牧場の少女カトリ」感想】

 世界名作劇場第10作目1984年に放送されたのがこの「牧場の少女カトリ
放送時に平均視聴率11.9%を記録し打ち切り寸前までいった作品でもあります。

 物語は主役のカトリが家畜番として働く姿が多く描かれ、地味な作劇で視聴率的
には苦戦しましたが反面、味わいがある良作として再評価の高い作品でもあります。

 まずカトリは初めてライッコラ屋敷で、家畜番の仕事をします。この作品は地味と
いわれる所以はやはりカトリが牧場で家畜番をする姿が淡々と描かれるからでしょう。

 労働を真正面から描いているんで地味で、退屈なのが正直な所、要所では牛が崖
から落ちたり、狼を追い払ったり、熊に襲われたりして結構凄い事があるんですがね。

 そんなカトリは次に、クウセラ屋敷で働きその後ツゥルクに行きます。しかしここでは
カトリがいなければならない必然はなく、実際ロッタのお相手やクラウスの子守、掃除
とかしかやる事がないです。クウセラ屋敷以降カトリは暇を持て余している感じで、その
実力の半分も出していない感じでした。

 しかもその実力を出し切っていないのに、学校へ行けたりするので何か運がよかった
という感じに見えます。勿論、運を掴んだカトリの努力があったからですが、その努力が
クウセラ屋敷以降、詳細に描かれなかったのが勿体無い。

 最後まで見ると退屈と感じたライッコラ屋敷編が一番カトリらしかったと感じます。
ライッコラ屋敷ではカトリはその実力をいかんなく発揮、家畜番、糸紡ぎ、畑仕事と色々
な仕事をし、覚えそして成長します。

 この頃のカトリは働きながら本を読んだりして一生懸命頑張り輝いていました。
ライッコラ編ではそれに気がつきませんでしたが、クウセラ編、ツゥルク編を観終わると
カトリの凄さや賢さが理解できます。

 そういう意味で労働を正面から描き見せきった「牧場の少女カトリ」は素晴らしいと
思いますし、もっと再評価されて欲しいです。

 しかし「牧場の少女カトリ」は、低視聴率で打ち切り寸前までいったのも事実。
20世紀初頭のフィンランドの田舎で、賢く勤勉な少女が働く様を淡々と描いては退屈
になり視聴者が離れるのもまた理解できます。

 世界名作劇場というシリーズ自体が、岐路に立たされた節目の作品になりました。




-牧場の少女カトリ (竹書房文庫―世界名作劇場)
牧場の少女カトリ (絵本アニメ世界名作劇場)

牧場の少女カトリ関連DVD

牧場の少女カトリ関連本


 

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