HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

はぎの読んだ雑本やイラスト技法書などを紹介するブログ(世界名作劇場関連の情報も取り上げます)

2014年02月 | ARCHIVE-SELECT | 2014年04月

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愛の若草物語レビュー 16話 17話 18話

16話 「ひどい!メグは泥棒なんかじゃない!!」

【物語】

 メグはブローチを拾いキング家に来ていたサリーという女の人の落とした物でした。キング家の長女のパティに話してメグも招待してくれるようにお願いしてくれるのでした。メグが家庭教師としてキャサリンとトーマスの勉強を教えていると、キング夫人から呼び出されました。キング夫人はテーブルの上に200ドルを置いたまま出かけてしまい、戻って来たら200ドルはなくなっていたと言うのです。メグは舞踏会に招待されるどころか泥棒の疑いをかけられてしまったのです。幸いな事にそれを知ったパティが駆けつけ、犯人は長男のエドだと言ってくれたおかげでメグは泥棒にされずにすみましたが、がっかりでした。しかも帰りに出会ったサリーからキング家の舞踏会には招待されないと聞かされます。メグは自分を泥棒と疑うような人の舞踏会には参加したくないと思わずにはいられないのでした。

【感想】

若・16キング夫人から200ドルを盗んだ疑いをかけられますが、パティが犯人はエドだと言ってくれなかったらどうなっていたか・・・
 サブタイトル通りメグ主役の回・・・でもメグって四姉妹の中でも一番地味ですね。
後に舞踏会の話とかありますが、物語の中で舞踏会そのものが否定されてしまい
ますし、ブルック先生との恋愛も地味で目立たないですし・・・

 
 そんな使用人のメグが舞踏会に出るのをキング夫人は不安を持っています。
その為デーヴィッドに相談しますが、身内の話を何故彼に聞かなければならない
のかな?無理矢理デーヴィッドを話に絡ませている感じですが・・・。

 それよりメグはキング夫人から200ドルを盗んだと疑いをかけられます。しかし
パティが犯人は長男のエドだと言ってくれたのでメグの疑いは晴れました。
今回の話はアニメオリジナルエピソードなんですが、微妙な雰囲気で次回です。


17話 「ジョオとリンカーン大統領の演説!」


【物語】

 メグが泥棒の疑いをかけられたと知ったジョオはメグ以上に怒りました。しかしメグは犯人が自分の息子だという事を知った時の悲しそうなキング夫人の顔を見た時の気の毒さから、キング夫人を怒ってはいませんでした。ジョオがマーサおばさまの家に行くと、マーサおばさまは体調が悪く寝込んでおり、御者のベンがクリスティー先生を呼んで来ました。ところがマーサおばさまは大の医者嫌いで診察させようとはしません。ジョオはマーサおばさまを説得してクリスティー先生に診察してもらいます。

【感想】
若・17マーサおば様は四姉妹のうちの、誰か1人を養子としてもらえないかと持ちかけます。おば様の寂しさが、伝わってくるシーンです。 
 メグが泥棒の疑いをかけられたのを、知ったジョオは怒りました。でも犯人にされた
メグは前回は涙を流すほどに悲しんでいたのに、あっさり水に流している感じです。

 この話 アニメオリジナルエピソードですが、もし原作者オルコットが書いた話なら
家庭教師を辞めさせるでしょう。意味もなく泥棒の疑いをかけられて、抗議しない
というのは人としての「誇り」を捨てることですからね。

 マーサおば様はまたしてもマーチ家の4人の子供のうちの誰か1人を養子として
もらえないかと持ちかけます。やはりマーサおば様は無理だと分かっていても言わず
にはいられなかったんでしょうね。


18話 「メグとジョオ舞踏会にデビュー!?」


【物語】

 エイミーの学校でのキャンディーパーティーはそれからも続きました。働いているメグやジョオにお金を貸してくれるようにお願いしますが、メグやジョオも持っていませんでした。事情を知ったベスがお金を貸してくれる事になりました。メグがキング家の舞踏会に参加できなかった事を気の毒がったサリーは、自分の家の舞踏会にメグとジョオを招待してくれました。メグとジョオはドレスを着て、連れ立ってサリーの家に向かいました。舞踏会会場に着いたメグはさっそくにも男性の誘いを受けて踊り始めました。ジョオも誘いを受けましたが、ジョオのおしりには継ぎがあたっているので、それを隠す為にも踊るわけにはいきません。そこでカーテンの奥に行くと先客がいてそれはお隣のローリーでした。ローリーも知らない人ばかりだったのでカーテンの奥に隠れていたのです。2人はこれまで会話を交わした事もなかったのですが、お互いよく知っていました。

【感想】

若・18-1ワガママいっぱいのエイミーですが、いささか言い過ぎのところがありましたね。
 キャンディーパーティーのため、今度はエイミーは砂糖漬けのライムを買ってくる
事になりました。その為、エイミーは姉達にお金を欲しがり、メグのお給料が1ドル
上がり計3ドルになったことを聞くと

「私だったらお給料の上がったことを黙っていて
                   その分を自分のお小遣いに回すけど」

 思わずベスも「あんたって人は!」とたしなめます。前から感じるけどエイミーの我侭
が少し酷すぎでは?いや他の姉妹達が良い子過ぎるので余計目立ちます。

 同じ親に教育受けた子供に見えず四姉妹の中で浮いています。こういう我侭な子が
いないと物語的に面白くないのは分かります。

 原作を読むと良い子ばかりの四姉妹ですから、だからといって一番幼いエイミーに
我侭をすべて押し付けるのは可哀相です。エイミーもマーチ家の一員なのでその辺り
バランスを考えて欲しかったです。

若・18-2ジョオは暖炉の前に座る癖があり、スカートをよく焦がしていました。当時はこういう事故が頻発するほど、よくある事故だったようです。


 


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愛の若草物語レビュー 13話 14話 15話

13話 「私たちの変な家」

【物語】

雨が上がった後、アンソニーはジョオを連れて空き家を紹介しました。そこは元々ガラス工房で8角形の奇妙な形の建物があり、変わった屋敷でした。アンソニーのいとこが管理人をしており、ここなら家賃は安いと言うのです。ジョオはさっそくその事をお母さんや姉妹に報告しました。みんな大変喜び、次の日曜日に家族全員で家を見に行く事になりました。マーサおばさまはジョオに養子にならないかと持ちかけますが、ジョオはきっぱりと断ってしまいました。断られる事を予想していたマーサおばさまは、今度はジョオにこの屋敷で働かないかと持ちかけます。

【感想】
若・13-1雷に怯え耳を押さえて、ガクガク震え怯えるジョオ。ジョオの女の子らしい一面が見られます。
 雷に怯え耳を押さえてガクガク震え怯えるジョオ。そういえば南軍の兵士も
恐れていなかったのに、こういうの見るとジョオは女の子なんだなと。

 アンソニーが家を紹介してくれ、マーチ家6人が住めて家賃も手頃、しかも彼の
いとこが管理人をしており信頼でき安心。マーチ一家は安住の地を見つけた訳で
アンソニーの貢献度は凄いです。

若・13-2アンソニーの紹介で見つけた家。これがマーチ家の安住の地になります。


14話 「エイミーと悪い友だち」

【物語】

 いよいよ引っ越しが決まりました。お母さんはマーサおばさまに子供たちに服を作ってくれないかと提案します。マーサおばさまは大喜びで子供たちに服を作ると約束するのでした。ジョオは自分の書いた小説をニューコードタイムズの編集長に気に入ってもらえ、2ドルで作品を買い取ってもらえる事になりました。 引っ越ししてからエイミーは学校に通うようになりました。 教室では学校のデービス先生がキャンディを見つけたと言って誰がキャンディを持って来たのか尋ねますが、誰も名乗り出る者はいませんでした。マーチ家の新しい家の隣にはローレンスという老紳士が一人で住んでいました。ローレンスはとても恐い顔をしていたのでマーチ家の家族は誰も近づこうとはしませんでした。

【感想】

若・14ついにでてきたローリー!彼は色々な意味でファンにいじられるキャラなのですがね。
 今回ローレンス卿そして何より、原作「若草物語」での重要人物ローリーの登場!
そのローレンス家に孫のローリーが、2年ぶりにニューヨークから帰って来ました。

 ・・・でもこれ原作知らないと、いきない出てきた少年だよね、ローリーって・・・。
原作ではたまたまお隣に住んでいた、少年に過ぎず出会いも偶然に過ぎません。

 「愛の若草物語」を見るとローリーって唐突に登場します。 アンソニーと比べると
明らかに不自然な登場の仕方・・・それにその後のローリーの行動は微妙ですしw

 ジョオとメグは隣に住む少年が気になり、エイミー曰く「何しろ年頃ですからね」
なのですが・・・でも年頃ならローリーよりアンソニーを気にするよね(^^


15話 「お隣からのぞく不思議な少年!」


【物語】

 ある日の事、ベスはピアノを弾いていました。しかしピアノは音が外れており、お世辞にもいい音では鳴りませんでした。それをこっそりと裏庭で聴いていたローリーは、自分もピアノを弾いてみようと考え、ローレンスの家のグランドピアノを弾き始めますが、すぐにローレンスにとめられてしまいました。ローリーは亡くなった母親と同じピアニストを目指していたのですが、ローレンスは後継者である自分の孫をピアニストではなく大学に行って勉強させたかったのです。ローリーは隣のマーチ家にとても興味を持ち事あるごとに部屋の窓からマーチ家の家族を観察するようになりました。

【感想】

若・15マーチ家の家の周りをうろつく危ない少年のローリー。現在なら捕まりますよね(^ー^
 サブタイトルに「お隣からのぞく不思議な少年!」とはそのままですねw同時に
ブルック先生も登場しますが印象薄い、一応メグの将来のお相手なのに・・・

 アニメのローリーは唐突に出てきたキャラなのでとっつきにくい。その上ローリーが
やっている事はお隣のマーチ家の様子を伺ってばかり。

 原作ではたまたまお隣に住んでいた少年に過ぎず、出会いも偶然に過ぎません。
ジョオにすれば後の舞踏会で「噂のお隣の少年に会った!」という感じの出会いで
作品的にも初めて出会う異性の男性ですしね。

 今までジョオのお相手はアンソニーと考えている視聴者も多いのでいきなり意味
不明な少年ローリーが出てきた感じでしょう。ローリーの登場がおかしくなったのは
言うまでもなくアニメオリジナルキャラ のアンソニーの存在があったからです。

 原作キャラのローリーよりも先に出てジョオの小説を批評したり家を紹介したり既に
重要人物になりキャラも立っています。その為アンソニーの後に出てくるローリーは
キャラとしての魅力が薄い。

 自立した大人のアンソニーとまだ少年のローリーでは人間的魅力でも勝負になり
ません。スタッフが「ローリーをうまく描けなかった」とありますがよく分かりますね。


 

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愛の若草物語レビュー 10話 11話 12話

10話 「ほめられて けなされて」

【物語】

翌日にアンソニーはジョオたちの一家がコンコードから逃げてきたと聞いて、新聞に載せるからケティスバーグでの戦いの模様を詳しく教えてほしいと言うのです。ジョオが小説の感想を聞くと、内容が陳腐で面白くないと言うばかりです。ジョオは再び怒りだしてしまいましたが、確かに悪口は言われましたが、自分の小説をちゃんと読んでくれて批評までしてくれたことに怒る気持ちにはなれなかったのです。ジョオは自分の小説を新聞社に取りに行きましたが、編集長が読んでいる途中で、面白い作品で、ぜひとも最後まで読みたいからもう少し預からしてほしいと言われたのでした。

【感想】

若・10「身近な事や聞いた話、よく知っている事を
書けよ」と、アンソニーは的確なアドバイスをします。

 アンソニーはジョオにケティスバーグでの戦いを詳しく教えて欲しいと言いますが
オリジナルキャラのアンソニーですがスムーズに物語りに入り込んでいますね。

 その後ジョオが小説の感想を聞くと「身近な事や聞いた話、よく知っている事を
書けよ」とアンソニーは言いますが「続若草物語」で出てくる話なんですよね。

 続編のエピソードを本編に使うというのはよくありますので不思議ではないですが
アンソニーがそれをやると彼が目立ちすぎて・・・

 そういやマーク・トゥエインの名が出てきましたが彼の名を出すというのはアンソニー
は小説のことは詳しく文芸担当の記者としては有能かもしれませんね。

 メアリーは出征兵士援護会のボランティアを始めます。お母様の社会的貢献というか
ボランティア精神というのは凄いです。マーチ家は貧乏といっても、社会貢献ができる
くらいの貧乏なんですが、それでも普通はできないです。


11話 「マーサおば様はお気の毒!」


【物語】

 ジョオはマーサおばさまと一緒に港へ馬車で出かけ、おばさまはジョオのお父さんであるフレデリックが大学を卒業してからマーサおばさまの反対を押し切り、自分の信念に従ってニューヨークへ旅立っていった事などを話しました。マーチ家の家族が来た時も最初はマーサおばさまの財産を狙ってやって来たものと考えていました。 マーサおばさまからなぜお金を借りようとしないのかと問われたジョオは、「私達、父と同じように自尊心があります」と答えます。マーサおばさまはフレデリックに自分たちの財産を継がせようと考えていました。しかしフレデリックはそれを望まず、自分の信念に従ってニューヨークに旅立ち南軍と戦っているのです。そうしたフレデリックの考えがマーサおばさまには理解できなかったし、また自分の考えに背いたフレデリックを怒ってもいました。

【感想】

若・11マーサおば様は、マーチ家が金目当てだったと思っていました。ディーヴッドみたいなのに付きまとわれれば、そういうもののお考え方になりますよね。
 ジョオの戦争体験がおば様の興味をひきつけます。前半のコンコード編はアニメ
オリジナルエピソードですがこういう風な形で有意義に使われたりします。

 原作「若草物語」の舞台はマサチューセッツ州の緑豊かなコンコード。 前作の
「愛少女ポリアンナ物語」の舞台がのモデルがコンコードだった為に 「愛の若物語」
では架空の港町ニューコードを舞台にしました。

 しかし原作にない設定の為アニメで海に絡むエピソードはなかったです。海辺の町
ニューコードに変更しても海に絡むエピソードがなくては変更した意味がないです。
この辺り「愛の若草物語」は中途半端さを感じてしまいます。

 何より続編といえる「若草物語ナンとジョー先生」の舞台はコンコードで より原作に
近く山間の緑豊かな町なのでしっとりとした情感のようなものがあったのですが・・・


12話 「雷なんて大嫌い!」

【物語】

 マーサおばさまはジョオを呼び出すと問いただしました。ジョオはお父さんの投資していた製靴工場が南軍に襲われ配当がなくなったので貧乏になってしまい、高い家賃の家には住めないと説明します。ジョオは自分でニューコードの町をまわって空き家を探す事にします。ジョオとエイミーはニューコードの街中を馬車で走って空き家を探しますがなかなか見つかりませんでした。ジョオはそれから3日間、空き家を探して歩き回ります。4日目にジョオが空き家探しをしていると突然雨が降りだし、ジョオが木陰で休んでいると、そこへアンソニーがやって来ました。ジョオはアンソニーに空き家を知らないかと尋ねるとアンソニーは知っていると答えたのです。

【感想】

若・12カミナリに驚いてアンソニーに抱きつくジョオ。まるで一昔の少女漫画のような展開でしたね。
「いいんだよ、ゆっくりで。慌てて変な家に住むようになってはつまらないでしょ」

 マーサおば様は、マーチ家が家を探すのに苦労しているのを見て気がついたら
おば様も段々心を開いてきましたね(^^

 ジョオが空き家探しをしていると突然雨が降りだしジョオが木陰で休んでいると
そこへアンソニーがやって来ました。

 ジョオが大喜びした時、雷が落ちてジョオはアンソニーに思わず抱きつきます。
家族を描いた「若草物語」ですがそれだけでは地味なのか?恋愛という要素を
入れるためのキャラ、多分それがアンソニーかなw

今観返すとそれは冷静に理解できます、良し悪しはともかくですが・・・



 


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愛の若草物語レビュー 7話 8話 9話

7話 「おば様はいじわる!」

【物語】

 マーチ家の一家がニューコードの駅に着きましたが、メイドのエスターに案内されてマーサおばさまに会ったのですが、マーサおばさまはとても不親切でした。マーチ家の家族が帰った後、マーサおばさまの甥のデーヴィッドがやって来て、マーチ家の家族がここへやって来たのはマーサおばさんのお金を狙っているからだと告げ口しました。お母さんは困ってしまいました。4人姉妹と自分とハンナの6人が住む家ですから、それなりの大きさが必要となりますが、軍人の給料では高い家賃は払えません。そこへエスターの乗った馬車がやって来てマーサおばさまが戻って来るように言っていたと言うのです。マーサおばさまは貸し家が見つかるまでマーチ家の家族を屋敷に泊める事にしたのでした。

【感想】
若・7マーサおば様はいかにも頑なな人物。世界名作劇場では定番と言える人物が出てきましたね(^^
 マーサおば様はとても不親切で、いかにも頑なな人物がでてきました。お母様は
マーサおば様の家に泊めてもらおうと考えていたのですが、とても言い出せません。

 マーサおば様もあんた達を泊める気はないという態度。初登場でマーサおば様の
偏屈さ加減がよく描かれていますね(^ー^;

 そしてマーサおば様には甥のデーヴィッドという人物がいますが、彼はアニメ
オリジナルキャラクター。 原作の「若草物語」では嫌な人というのが基本的に出て
来ないのでアニメでは物語に起伏をつけるためにもこういうキャラが出てきました。

 人によってデーヴィッドをどう捉えるかは色々あるでしょうが、個人的にはやや
意味なく出すぎた印象はしますね。

 結局デーヴィッドがマーサおば様に、あのマーチ家の連中はお金を狙っていると
告げ口 しましたが、逆にこのセリフでマーサおば様はマーチ家を泊めます。

 デーヴィッドのおかげでマーサおば様の変節が際立ちました。一応デーヴィッドは
作劇的にはきちんと使われていますね。


8話 「お家を貸して下さい!」


【物語】

 マーチ家の家族は貸し家が見つかるまでマーサおばさまの屋敷の世話になる事にしました。マーサおばさまは子供たちに屋敷の手伝いをするように命じました。子供たちは屋敷の掃除、九官鳥のポリーと犬のハリーの世話、そしてマーサおばさまに本を読む仕事を言い渡されたのです。子供たちが仕事に励んでいる間、お母さんは貸し家探しに出かけ、メグはお金を稼ぐ為に仕事探しをはじめます。ジョオは掃除中に屋敷に書斎がある事を発見しました。書斎には本がたくさん並んでおり、ジョオにとってその場所は天国に思えたのです。

【感想】

若・8マーサおば様は小説、お芝居のようなものは大嫌いでしたね。若い娘を堕落させるというのはいつの世も言われることかな(^^
 マーサおば様の気まぐれか、マーチ一家を屋敷に泊めますが,デーヴィッドがいて
くれたので マーサおば様の気持ちも理解できます。 デーヴィッドみたいなのに付き
まとわれたらそりゃ、まだマーチ家の方が良いですよね(^^

 メグやエイミーはマーサおばさまに気兼ねしないですむホテルで暮そうとお母様に
相談しますが、お母様はお父様の投資がダメになった事を説明しました。

 ここで初めて子供たちは自分たちが貧乏になった事を知ります。ただ明日の食事
にも事欠くのではなく、中産階級としての貧乏ですがその辺は今後よく分かります。


9話 「怒りん坊のジョオ!」


【物語】

 ジョオはさっそくマーサおばさまに交渉し、書斎を使わせてもらう事にしました。ジョオは将来は小説家になろうと決心していたので、それから毎日ジョオは書斎にこもって小説を書きあげるのでした。お母さんは貸し家探しをする傍らで、出征兵士援護会に協力する事にしました。メグは家庭教師の仕事をしようと決心し、新聞広告を出す事にしました。新聞社にはジョオが行くと自分の小説を新聞社の人に読んでもらおうと考えていたのです。ジョオはニューコード・タイムズの編集部まで行くと、編集長に読んでほしいと言って小説を渡しました。編集長は編集者のアンソニーに読ませようとしました。しかしアンソニーはジョオの年齢を聞くと、子供の書いた小説はくだらないと言って読もうともしません。

【感想】

若・9ジョオは自分の小説を読んで涙ぐみます。「自分で描いた話を読んで泣けるなんて、あんたも幸せ者ねえ」 メグは呆れてそう言います。
 ジョオは早速、新聞社にいきますがそこで編集長に会い小説を渡すと

「原稿料は初めは安くて構いません」

 いきなり小説もって行って売れると考えている、若さゆえ言えるセリフ(^^
この若さゆえの妙な自信を見せられて、視聴者の殆どが身に覚えがあるので
気恥ずかしくはあります(^^

 そしてそこへ登場したのが、アンソニー・ブーン記者。この人物もアニメオリジナル
キャラクターですが、原作との兼ね合いを考えるとデーヴィッドよりも問題ある人物。

「君みたいな子供が書いた小説なんて、読まなくても
                  大体のことはわかるよくだらないってことがね」

 確かにアンソニーのいう通り、15歳が書いた小説なら大人は皆そう思いますよね。
でもアンソニーの物の見方って、アニメスタッフの原作「若草物語」の見方をそのまま
表しているような気もします。その辺は見ていくとよくわかりますが・・・






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愛の若草物語レビュー 4話 5話 6話

4話 「戦争がはじまる!」

【物語】

 マーチ家にやって来た兵隊たちは家中をくまなく探しましたがジョンを発見する事はできませんでした。そして南軍が去った後、お母さんはジョンに食料と20ドルを渡して奴隷から開放するのでした。お母さんはマーサおばさまからの手紙がなかなか来ないので、こちらから手紙を出す事にしました。メグとジョオはパーティーで着る為のドレスをスペンサーさんの店に注文しており、ようやくドレスが完成しました。メグはエバンス家の舞踏会に、できたばかりのドレスを着ていこうと考え、さっそく部屋で試着した時、砲声が鳴り響いたのです。

【感想】

若・4-1
 南軍のベイカー伍長がしらみつぶしにマーチ家を探し回ります。その時のベスは
ピアノを弾くと落ち着くというのは分かりますが肝の据わった態度でした。
彼女にとって音楽とはそれほどまでに大事なものなのでしょう。

  伍長はベスに「ホーム・スイート・ホーム」をリクエストして涙します。南軍とはいえ
同じ人間なんだと感じさせるのが良いですね。

 南軍が去った後、お母様はジョンに食料と20ドルを渡して開放します。マーチ家
からすればジョンは厄介者なんですが、ここまでしてあげるお母様の優しさと寛容
さはこれからも発揮されていきます。


5話 「町が燃えてしまう!」

【物語】

 遠くで砲声が鳴り響き、町の人々は落ちつかない様子で疎開を始める人もいます。エイミーは他の姉妹と違って自分だけ鼻が低いのを気にしていました。エイミーは自分が赤ちゃんの時にジョオがエイミーを石炭桶の中に落としたので、その時に鼻を打って鼻が低くなったと思い込んでいたので、それから毎日洗濯ばさみで鼻を挟んで寝る事にしたのでした。 明日はエバンス家の舞踏会ですが、いよいよ大砲の音は近づいてきました。お母さんは危険を察知し、必要最小限の荷物をまとめてひとまず町から離れた小高い丘の上で野宿をすることにしました。

【感想】

若・5友人の姉が寝る時に洗濯ばさみで鼻を挟んで鼻の高い美人になったというのを聞き同じことをするエイミー。
 南北戦争中、最も激しい戦いと言われたゲティスバーグの戦いが始まりました。
直接ではなくても、戦争が描かれるのは世界名作劇場では珍しいと思います。

 エイミーの友人バーバラのお姉さんが寝る時に洗濯ばさみで鼻を挟んで寝た為、
今のように鼻の高い美人になったというものです。

 それを聞いたエイミーも同じように鼻に洗濯バサミを挟んで寝ます。「若草物語」
では有名なエイミーの洗濯バサミエピソードですね。

 それとエイミーは自分が赤ちゃんの時、ジョオがエイミーを石炭桶の中に落とした
時に鼻を打って鼻が低くなったと思い込んでいました。 アニメオリジナルのジョオと
エイミーの因縁といえますねw

大砲の音は近づいてきたのでお母さんは町から避難し小高い丘の上で
野宿をすることにしました。
いよいよマーチ家に戦争が迫ってきました。


6話 「さよなら ふるさと!」


【物語】

 ゲティスバーグでは南軍が合衆国軍に破れ、敗走を始めていました。町へ戻ると廃墟と化していました。マーチ家も完全に焼け落ちており、とても住める状態ではありません。そこへお父さんがやってきてニューコードへ行く事をすすめました。家が焼け落ちてしまった今となっては、わずかばかりの貯金とお父さんの兵隊としての給料だけが家族の支えとなり、以前のような暮しはできずに節約していかなければならなくなってしまいました。お母さんと4人姉妹、そして家政婦ハンナは住み慣れた町を後にして、マーサおばさまのいるマサチューセッツ州のニューコードに向かって汽車で旅立ちました。フィラデルフィア行きの汽車の中で、ジョオは偶然にも南軍から逃げ出したジョンと出会いました。ジョンはボストンに向かう為に客車の屋根の上に登って無賃乗車していたのです。

【感想】

若・6-1丘の上に逃げるマーチ家と街の人たち。戦火が近づいています。
 町では戦いが始まり丘の上で四姉妹は語りますが、ジョオは軍事評論家並に
詳しく語ります。エイミーの南軍が家族のいる丘に逃げてきたら?に対しジョオは

「こっちには来ないわ バージニア州に行くのに遠回りだわ 攻め込む時は
         回り道をするかもしれないけど、逃げる時はまっすぐ逃げるものよ」

 無駄にジョオ詳しいですが、3話で南軍の進路を予想したりで詳しく語りました。
本でその知識を得たのか?お父様に聞いたのか?不思議です(^^

 丘の上から見ると砲撃で町が燃えていますが、世界名作劇場で戦闘シーンが
細かく描かれたのは初めて。
 

 コンコード編はお話としては面白いかもしれませんが原作の「若草物語」は情感
あふれる物語なので雰囲気はアニメと原作、全然違う作品になっています。

 お父さんはニューコードへ行く事をすすめ、フィラデルフィア行きの汽車の中で、
ジョオは南軍から逃げ出した黒人青年ジョンと出会いました。ジョンは新天地に
向かい汽車を飛び降ります。

四姉妹 「飛んだわ!!」  
お母様 「何か飛んでるの?」
メグ   「鳥よ、お母様」
ベス   「大空を自由に、羽ばたいてるわ!」

最後のベスのセリフが、その後のジョンやマーチ家を現して印象に残りますね。

 若・6-2ジョンはこの後マーチ家との人々と再会を果たします。







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愛の若草物語レビュー 1話 2話 3話

第1話 「パパが帰ってきた!!」

【物語】

 1863年6月のアメリカ合衆国、ペンシルバニア州のコンコードという田舎町にお母さんのメアリー・マーチと長女のマーガレット(通称メグ)次女のジョセフィン(通称ジョオ)三女のエリザベス(通称ベス)四女のエイミーの四姉妹、そして黒人の家政婦のハンナが暮していました。この頃アメリカでは南北戦争が行われており、お父さんのフレデリックは合衆国軍の兵士として戦場に行っていました。しかしお父さんからの手紙が届き1年ぶりに帰って来ると書かれていたのです。お父さんが帰ってくるとお母さん、そして4人姉妹で楽しい家族団欒の一時を過ごすのでした。ベスはお父さんにピクニックに連れて行ってほしいとお願いします。さっそく次の日に家族6人でピクニックに出かけました。ところがジョオはピクニックに出かけた先で、遠くに見慣れぬ兵隊、南軍の斥候兵でした。

【感想】
若・1ジョオが飛んだり跳ねたり活動的に描かれています。男勝りのジョオですが後半はこれほど活動的には描かれませんから貴重かも?
 世界名作劇場1987年第13作目は「愛の若草物語」です。しかしこの作品は
原作をかなり脚色しており、 アニメ21話が原作の冒頭になります。それまでの
1話~21話まではアニメオリジナルの話だったりします。

 それと今回のサブタイトル「パパが帰ってきた!!」 とありますが本編では「パパ」
とは呼ばず「お父様」と言っているんですよね・・・

 しかもそのサブタイトルに「!」と入っていますが、そんな回が37話もあったりします。
作品の雰囲気に危うさがあるのもこの「愛の若草物語」の特徴。

 このコンコード編自体アニメのオリジナルエピソードですが特徴的なのは戦争が
描かれている所でしょう。世界名作劇場作品で背景に戦争はあっても具体的な形で
戦争が描かれたのはこの作品が初めてといえます。


第2話 「ミルキー・アンを拾った」


【物語】

 お父さんはすぐさま町役場へ行くと司令部に電信を飛ばしました。司令部からの返事にはマーチ大尉の休暇の取り消しが命じられていました。 お父さんは戦場へ戻る前に、家族そろってマサチューセッツ州のニューコードに疎開するように言います。ニューコードにはお父さんの叔母にあたるマーサおばさまおり、家族をしばらく引き取ってもらえるようにお願いの手紙を出していたのです。それから1週間が経過しましたが、南軍は姿を見せませんでした。ベスは雨の中で弱っていた小猫を見つけると、家に持って帰って世話をしてやります。ベスは小猫にミルキーアンという名前を付けて家で飼う事にしました。

【感想】
若・2‐3エイミーは泥だらけだった子猫のミルキーアンを見て、「汚い、気持ち悪い」とか言っていましたが、洗うと可愛らしい猫でした。
 今回で戦争というのがすぐに近づいていてお父様はすぐさま戦場に戻らないと
いけません。・・・がそれもさることながら気になるのがエイミー。

 お父さんの心配より自分の洋服を買ってもらう約束の方を心配しています。
さすがに見ていてもそれはないだろうと。

 確かに原作「若草物語」の四姉妹は良い子ばかりで面白味がないというのは
分かりますが、だからといってエイミーをやたら我侭な子にするのはどうかと。

 その後ベスが拾ってきた子猫のミルキーアンを見て「汚い」「気持ち悪い」「自分の
胸の中で死なれたら気味悪い」と言いたい放題。気持ちはわかるけど堂々と
口に出されると・・・コンコード編は特にエイミーの発言が気になります。


第3話 「あぶない!早く逃げて!!」


【物語】

 朝になるとコンコードは南軍に占領されてしまったのです。マーチ家のそばで南軍の兵士として働かされている黒人奴隷のジョンが逃げ出してマーチ家の裏の物置小屋に隠れていました。そこへベスがミルキーアンのトイレを作る為に箱を取りに行きジョンに捕まってしまいます。ジョンは南軍が今夜にも移動するので、それまでかくまわせてほしいと言うのです。それを聞いたお母さんはハンナを連れてジョンに会いに行き、北では黒人は奴隷ではなく白人と同じように生活していると説得した為、ジョンはベスを解放しました。そしてお母さんは物置小屋だと見つかる可能性が高いと言って居間の地下室にジョンをかくまう事にしました。そこへ逃げたジョンを探している南軍がやって来たのです。

【感想】

若・3ジョンはベスを人質にしますが、お母様に説得され匿われます。お母様の慈悲深かさにジョンも心を打たれます。
 コンコードは南軍に占領されてしまったのですが、この血生臭い感じは原作を
考えるととても「若草物語」とは思えませんね。このコンコード編はこの辺りどう
捉えるかが難しいところです。

 そういえば南軍の兵士だらけの町をうろつくジョオ!同じアメリカ人であるとはいえ
大胆すぎ!男でも怖いですから、彼女の勇気というより好奇心の強さを感じます。

 黒人奴隷のジョンが逃げ出してマーチ家の裏の物置小屋に隠れベスが捕まって
しまいます。それを聞いたお母さんはハンナを連れてジョンに会いに行き説得します。

 それにしてもお母様の寛容というか慈悲深い態度にジョンが心を許すのも分かります。
奴隷に反対していたりと話すお母様は「若草物語」のマーチ家を体現するキャラですね。






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愛の若草物語 スタッフキャスト紹介

若・00

愛の若草物語 スタッフキャスト紹介

作品名 愛の若草物語
原作名 Little Women(1868年)
原作者 ルイザ・メイ・オルコット
アメリカ人(1832年~1888年)
訳書名 若草物語
舞台 アメリカ(コンコード/ニューコード)
物語の期間 1863年から約1年10ヶ月間
マーガレット・マーチ(通称メグ)16~18歳
ジョセフィン・マーチ(通称ジョオ)15~17歳
エリザベス・マーチ(通称ベス)10~12歳
エイミー・マーチ(通称エイミー)7~9歳
製作 日本アニメーション/フジテレビ
放送期間 1987年1月11日~12月27日  48話
DVD バンダイビジュアル 全12巻

スタッフ

監督(演出)黒川文男/ 脚本 宮崎晃
音楽 大谷和夫/キャラクターデザイン 近藤喜文

キャスト
メアリー・マーチ(中西妙子)フレデリック・マーチ(阪脩)
マーガレット・マーチ(潘恵子)ジョセフィン・マーチ(山田栄子)
エリザベス・マーチ(荘真由美)エイミー・マーチ(佐久間レイ)

【物語】

 社交会にあこがれている美人のメグ、活発で明るく、小説家志望のジョオ、内気でピアノの上手なベス、絵を描くのが得意でおしゃまなエイミーは仲の良い四姉妹。時は南北戦争のさなか。彼女たちの父親は北軍の兵士だった。四姉妹はおば様 の住むニューコードの町へ移る。そこで知り合ったお隣の老紳士ローレンスやその孫ローリー、新聞記者のアンソニーらは四姉妹と家族の温かさに触れ、親しさを増していくのだった。そんな中、ベスがしょうこう熱にかかると言う不幸を乗り越え彼女らは思いがけないクリスマスプレゼントを受け取る。それは父フレデリックの帰宅であった。(日本コロムビア発売「名作アニメ主題歌大全集」より)



 


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