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愛の若草物語レビュー 1話 2話 3話

第1話 「パパが帰ってきた!!」

【物語】

 1863年6月のアメリカ合衆国、ペンシルバニア州のコンコードという田舎町にお母さんのメアリー・マーチと長女のマーガレット(通称メグ)次女のジョセフィン(通称ジョオ)三女のエリザベス(通称ベス)四女のエイミーの四姉妹、そして黒人の家政婦のハンナが暮していました。この頃アメリカでは南北戦争が行われており、お父さんのフレデリックは合衆国軍の兵士として戦場に行っていました。しかしお父さんからの手紙が届き1年ぶりに帰って来ると書かれていたのです。お父さんが帰ってくるとお母さん、そして4人姉妹で楽しい家族団欒の一時を過ごすのでした。ベスはお父さんにピクニックに連れて行ってほしいとお願いします。さっそく次の日に家族6人でピクニックに出かけました。ところがジョオはピクニックに出かけた先で、遠くに見慣れぬ兵隊、南軍の斥候兵でした。

【感想】
若・1ジョオが飛んだり跳ねたり活動的に描かれています。男勝りのジョオですが後半はこれほど活動的には描かれませんから貴重かも?
 世界名作劇場1987年第13作目は「愛の若草物語」です。しかしこの作品は
原作をかなり脚色しており、 アニメ21話が原作の冒頭になります。それまでの
1話~21話まではアニメオリジナルの話だったりします。

 それと今回のサブタイトル「パパが帰ってきた!!」 とありますが本編では「パパ」
とは呼ばず「お父様」と言っているんですよね・・・

 しかもそのサブタイトルに「!」と入っていますが、そんな回が37話もあったりします。
作品の雰囲気に危うさがあるのもこの「愛の若草物語」の特徴。

 このコンコード編自体アニメのオリジナルエピソードですが特徴的なのは戦争が
描かれている所でしょう。世界名作劇場作品で背景に戦争はあっても具体的な形で
戦争が描かれたのはこの作品が初めてといえます。


第2話 「ミルキー・アンを拾った」


【物語】

 お父さんはすぐさま町役場へ行くと司令部に電信を飛ばしました。司令部からの返事にはマーチ大尉の休暇の取り消しが命じられていました。 お父さんは戦場へ戻る前に、家族そろってマサチューセッツ州のニューコードに疎開するように言います。ニューコードにはお父さんの叔母にあたるマーサおばさまおり、家族をしばらく引き取ってもらえるようにお願いの手紙を出していたのです。それから1週間が経過しましたが、南軍は姿を見せませんでした。ベスは雨の中で弱っていた小猫を見つけると、家に持って帰って世話をしてやります。ベスは小猫にミルキーアンという名前を付けて家で飼う事にしました。

【感想】
若・2‐3エイミーは泥だらけだった子猫のミルキーアンを見て、「汚い、気持ち悪い」とか言っていましたが、洗うと可愛らしい猫でした。
 今回で戦争というのがすぐに近づいていてお父様はすぐさま戦場に戻らないと
いけません。・・・がそれもさることながら気になるのがエイミー。

 お父さんの心配より自分の洋服を買ってもらう約束の方を心配しています。
さすがに見ていてもそれはないだろうと。

 確かに原作「若草物語」の四姉妹は良い子ばかりで面白味がないというのは
分かりますが、だからといってエイミーをやたら我侭な子にするのはどうかと。

 その後ベスが拾ってきた子猫のミルキーアンを見て「汚い」「気持ち悪い」「自分の
胸の中で死なれたら気味悪い」と言いたい放題。気持ちはわかるけど堂々と
口に出されると・・・コンコード編は特にエイミーの発言が気になります。


第3話 「あぶない!早く逃げて!!」


【物語】

 朝になるとコンコードは南軍に占領されてしまったのです。マーチ家のそばで南軍の兵士として働かされている黒人奴隷のジョンが逃げ出してマーチ家の裏の物置小屋に隠れていました。そこへベスがミルキーアンのトイレを作る為に箱を取りに行きジョンに捕まってしまいます。ジョンは南軍が今夜にも移動するので、それまでかくまわせてほしいと言うのです。それを聞いたお母さんはハンナを連れてジョンに会いに行き、北では黒人は奴隷ではなく白人と同じように生活していると説得した為、ジョンはベスを解放しました。そしてお母さんは物置小屋だと見つかる可能性が高いと言って居間の地下室にジョンをかくまう事にしました。そこへ逃げたジョンを探している南軍がやって来たのです。

【感想】

若・3ジョンはベスを人質にしますが、お母様に説得され匿われます。お母様の慈悲深かさにジョンも心を打たれます。
 コンコードは南軍に占領されてしまったのですが、この血生臭い感じは原作を
考えるととても「若草物語」とは思えませんね。このコンコード編はこの辺りどう
捉えるかが難しいところです。

 そういえば南軍の兵士だらけの町をうろつくジョオ!同じアメリカ人であるとはいえ
大胆すぎ!男でも怖いですから、彼女の勇気というより好奇心の強さを感じます。

 黒人奴隷のジョンが逃げ出してマーチ家の裏の物置小屋に隠れベスが捕まって
しまいます。それを聞いたお母さんはハンナを連れてジョンに会いに行き説得します。

 それにしてもお母様の寛容というか慈悲深い態度にジョンが心を許すのも分かります。
奴隷に反対していたりと話すお母様は「若草物語」のマーチ家を体現するキャラですね。






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