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1988年 アニメ 小公子セディ 感想

セディ・00

【1988年アニメ「小公子セディ感想

 世界名作劇場1988年第14作目「小公子セディ」です。原作は「小公子」と
「小公女」の作者でもあるフランシス・ホジソン・バーネットと同じです。

 しかしこの「小公子セディ」は視聴率12・3%とこれまでの世界名作劇場の中では
「牧場の少女カトリ」11.9%の次に低い視聴率でした。

 それと「小公子セディ」は全話43話とこの時代から約40数話になり、今までゆったり
した展開からやや慌しく物語が進む傾向になっていきます。世界名作劇場は1980年
後半から色々な意味で今までとは違う状況に陥ったのが分かります。

 物語はニューヨークで暮すセディのお父さんが亡くなりドリンコート伯爵の孫である
セディが伯爵の位を継ぐ事になり、お母さんのアニーと共にイギリスに渡ります。

 その後は頑ななドリンコート伯爵が純真無垢なセディによって心を解きほぐされて
いきますが、「ペリーヌ物語」のビルフランとペリーヌの関係によく似ています。大金持で
頑固で厳しく、孫のおかげで最後に人々から愛されるようになるというのも同じです。

 しかし「ペリーヌ物語」のメインはあくまでペリーヌです。それに対し「小公子セディ」は
セディよりドリンコート伯爵の心情の変化の方がメインです。

 原作ではドリンコート伯爵の内面の変化こそこの作品の見所と言えますが・・・
アニメ「小公子セディ」はそれがうまくいったかとなると微妙です。

 何より問題だったのはドリンコート伯爵がセディと母アニーを引き離した事を視聴者
もセディも知ってしまう事でしょう。その為その後ドリンコート伯爵を慕うセディの心理
が理解できず物語にもキャラにも入り込めなかったです。

 引き裂かれた親子を強調した為に物語展開がおかしくなり、結果セディが理解できない
子供になり感情移入しにくくなり見ている視聴者が入り込めなかった気はします。
それが視聴率にも跳ね返り12・3%に終わり作品評価も低くなりました。

 前作「愛の若草物語」で原作軽視というのがありましたが「小公子セディ」でそれが
視聴率という形に表れた気はしますね。





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