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トラップ一家物語 アニメと原作

トラップ原作アニメ

トラップ一家物語 アニメ原作

 原作は小説というよりマリア・フォン・トラップの自伝といえ書かれていることは
基本すべて実話である(ただ史実にあることが、書かれていない場合もある)

 アニメはそれらを元に描かれているが、同時に映画の「サウンド・オブ・ミュー
ジック」も参考にしているのでフィクションの部分も多い。

 アニメ原作でもマリアは修道院から家庭教師としてトラップ家に派遣されるが、
その時アニメではマリア18歳だが原作小説(史実)では21歳。アニメではトラップ
男爵(ゲオルク)とマリアの年齢差は20歳になるが史実では25歳差。

【アニメ】 マリア18歳 ゲオルク38歳 年齢差20歳

原作】 マリア21歳 ゲオルク46歳 年齢差25歳 


トラップ子供・2 
史実では左からマルティナ、ヨハンナ、ヘードヴッヒ、ヴェルナー、マリア
アガーテ、ルーペルトという順になっている。その為にアニメと原作(史実)では
子どもたちの順番も少し異なる。

【アニメ】
ルーペルト→ヘートヴィッヒ→ヴェルナー→マリア→ヨハンナ→マルティナ→アガーテ

【史実】
ルーペルト→アガーテ→マリア→ヴェルナー→ヘートヴィッヒ→ヨハンナ→マルティナ


 ゲオルクの妻(子供達の実母)の名前もアニメでは「アガタ」だが、原作では長女と
同じ名の「アガーテ」である(視聴者が混乱するのを避けるため変更したと思われる)

 アニメも史実もマリアがトラップ家に赴任して、翌年ゲオルクと結婚しその後ナチス
ドイツの侵攻がありアメリカに亡命するのは同じです。

 アニメではマリアがトラップ家に赴任してアメリカに亡命するまでに2年でナチスが
侵攻してその時マリアは妊娠していました。

 史実では結婚からアメリカ亡命までは10年以上の期間がありその間にマリアと
ゲオルクに、ローズマリーとエレオノーレという、2人の娘が生まれている。
(マリアが亡命の間、妊娠していて末子のヨハネスが生まれる)

 アニメでは男爵の館の家政婦長のマチルダ夫人と和解して感動的な別れを迎える
ことになるが、史実では価値観の相違などで和解出来なかった。

 最後の亡命も史実では家族で出かけそのまま駅に着き汽車でイタリアに行った
ので、アニメ(または映画)のようにサスペンスさながらの脱出劇はなかった。
(マリアの本でもオーストラリアからの出国は簡素に書かれているのみである)

 それとアニメで執事ハンスはナチ党員で、トラップ家を監視して尚且つナチスの思想に
陶酔し祖国を売った裏切り者のような人物と描かれているが、史実とは違う。

 史実でもハンスはナチ党員だったが(戦争中の枢軸国ではナチス党員なのは特別な
事ではない)トラップ家の家族を監視していることをゲオルクに告げ「上部に報告せざる
を得ないので、自分の前で政治の話はしないように」と語る一家に忠実な執事だった。

 ハンスはアメリカからの出演依頼に乗じて亡命を進言するなど、一家には協力的だった。
それらを考えると、アニメでのハンスの描かれ方は、やや問題がある気はします。

 それと史実でもゲオルクには婚約者のイヴォンヌ姫がいましたが、マリアとの結婚を
考え別れたようです(しかしマリアの本には彼女の事はおろか、名前も書かれていない)

 史実との比較だと長女アガーテが書いた「わたしのサウンド・オブ・ミュージック」によると
映画(アニメ)ではゲオルクが屋敷で子供達を呼笛で呼んで整列させ規律を教えていたが、
史実では呼笛を使ったのは事実だがそれは屋敷が大きく声が届かないためであり、その後
子供達を整列させたりはしなかった。

 更にいえば映画(アニメ)ではマリアが来てから家族が音楽の楽しさに目覚めたような
描写だが、史実ではマリアが来る前から子供達は合唱などをしている音楽一家であった。

 このように「サウンド・オブ・ミュージック」は色々な方が本を出しているので多面的に
家族を見ることができる非常に珍しい物語といえるでしょう。



サウンド・オブ・ミュージック関連本

トラップ一家物語 (竹書房文庫―世界名作劇場)

マリア・フォン・トラップ (学習漫画 世界の伝記NEXT) (学習漫画世界の伝記NEXT)

トラップ一家物語DVD

サウンド・オブ・ミュージックDVD




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