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ロミオの青い空レビュー 25話 26話 27話

25話 「再会!ビアンカとアルフレド」

【物語】

 アルフレドは黒い兄弟の仲間を集めると、自分の過去を話しました。黒い兄弟の仲間はホテルの前で騒ぎを起こし、守衛が気を引かれている隙にロミオはホテルに忍び込みます。ダンテやミカエル、アントニオも続けて煙突を伝って部屋に忍び込み、逆に見張りのグラゼーラを縛り上げてビアンカを救出するのでした。ところがアルフレドは咳き込み発作を起こしてしまいます。そこへマウリッツォがピストルを構えてやって来ました。マウリッツォはアルフレドに勲章を渡すように言いますが、アルフレドはそれを拒否すると、マウリッツォに体当たりして逃げ出します。アルフレドは国王に真実を知ってもらい、自分とビアンカの名誉を回復しようという考えが脳裏に浮かぶのでした。
 
【感想】

ロミオ・25とにかく仲間のためなら黒い兄弟は、なんでもするといった感じです。
 黒い兄弟の仲間はビアンカを取り戻そうと立ち上がりました。でも黒い兄弟の
助け合いの精神は異質に感じます。

 2年前の「ナンとジョー先生」では子供たちは軋轢やケンカを繰り返し友情を培って
いきました。しかし「ロミオの青い空」の黒い兄弟は揉め事や軋轢、ケンカなどが
まったくなく描かれもしません。

 本来過酷な労働を強いられているのですから助けたくても助けられななかったり
するケースがあるはずです。しかしそういう苦悩はまったく描かれず、自分の生活を
度外視した友情を見せます。

 簡単にいうと揉め事や軋轢を乗り越え友情を育む過程がまったくなく、とにかく友情
の為なら自分の身を省みない行為のみが描かれます。

 本来は友情を育む過程こそ大事なのですが、この作品ではまず「友情」ありきで話
が進みます・・・ しかしこうなったのには、原因があります。
 

 これは当時、諸事情で放送が延期されたりして、話数を確保出来なかったのが
原因でしょう。友情を育んだりする話を描いても、その放送回が何週も前のことになり
視聴者は忘れてしまっているのです。

 だから放送回に友情劇を見せ、話を盛り上げようと脚本家さんは考えたのでしょう。
結果それが過剰な友情劇になりましたが、熱い展開を生み出すことにもなりました。
そうした諸事情があったからこそ「ロミオの青い空」は傑作になったのかもしれません。


26話 「誇り高き魂」

【物語】

 黒い兄弟の仲間は倒れたアルフレドをカセラ教授の家に運びました。アルフレドは煙突掃除の仕事にこき使われ、食事もロクに与えられなかった為に肺結核にかかっていたのです。アルフレドとビアンカを婚礼晩餐会へ。少年たちは胸を熱くして作戦にとりかかりました。晩餐会の行われるクリスト・フォード大公のお屋敷を屋根の上から偵察し、煙突掃除で汚れた普段着では国王に逢えないのでミカエルとビアンカは古着を直して立派な服を作ります。そしてとうとう晩餐会開催の日が明日へと迫ったのです。

【感想】

ロミオ・26妹ビアンカにロミオがいかに素晴らしいかを説く、アルフレドでした。
 ビアンカは黒い兄弟の仲間に加わる事になるのでした。ビアンカはお兄ちゃん
大好きキャラですが、まぁ、美男子で頭もよく腕っ節もあれば惚れるでしょう(^^

「僕はロミオにはかなわない。本当にそう思ってる。僕がどれだけロミオを信頼
しているか。本当に大きな勇気を持っているのはロミオなんだ。お前もいつか
きっとロミオが好きになる」


 楠葉監督曰くロミオとアルフレドを「ホモっぽく描いたから」と言いますが何となく
分かります。ロミオとアルフレドの関係は友情より愛情に近い。

 ロミオとアルフレドも親友の割りにケンカとか一切しません。アルフレドがロミオに
「お前もっとしっかりしろよ」とかも言いません。

 親友なら長所もそうですが欠点も指摘するはずです。でもアルフレドはロミオが
いかに素晴らしい男であるかしか言いません。

「お前もいつかきっとロミオを好きになる」


 これは俺がロミオを好きだから、お前も好きになれといっているようなものです。
ロミオを恋人と考えればアルフレドの言動は分かります。恋人の悪口を言う人間は
いませんからとにかくロミオを褒めまくりなのも理解できます。



27話 「長い一日のはじまり」

【物語】

 こうしてアルフレドにとって運命の日になる朝を迎えました。その頃ロミオはアルフレドが来ないのでミラノの町を探し回りました。そして狼団がアルフレドを監禁している現場に出くわしたのです。ロミオにとってもジョバンニにとってもそれはショックな事でした。ロミオはジョバンニに言います。 「ジョバンニ、この勝負、明日に延ばしてくれ。今夜は僕はどうしても大公様のお屋敷に行かなければならない」 ジョバンニはロミオとアルフレドの友情に心を動かされ「ロミオ、お前とアルフレドは本当の仲間だ。いいかみんな、俺たちも晩餐会に乗り込むぞ。ロミオとアルフレドに力を貸すんだ。ジョバンニはロミオに手を差し出し、2人は堅い握手で結ばれました。そしていよいよ大公様の屋敷の前に着いたアルフレドは行動を開始します。

【感想】
ロミオ・27ジョバンニは仁義みたいなのを重んる人物なので、人がついてくるのでしょう。
「俺はそんなふらふらしたヤツを殴るほど落ちぶれちゃいない」

 ジョバンニは決闘の最中、倒れたアルフレドにこう言います。ジョバンニは男気の
ある古風というか仁義みたいなのを重んる人物のようです。そういう意味では芯が
ある男なので安心感はあります。

 その後ジョバンニはなぜアルフレドの為にそこまでするのかをロミオに問います。

「確かにお前は強いかもしれない。でも力で仲間を思い通りにしているだけだ。アル
フレドは違う。アルフレドといるだけで、みんなの心に勇気が沸いて来るんだ。本当
に強いのはアルフレドだ」

 でもジョバンニが力で仲間を思い通りにしている??そうは思えないです。単に
ジョバンニに人としての魅力があるからでしょう。

 ケンカが強いというのもそうですが男気や仁義などを重んじる性格だから、人が
付いてくる訳で、ロミオにはそれが見えないようです。

 アルフレドはさすがに、ちゃんとジョパンニを理解していましたが、 対してロミオは
人を見る目がないようです。これを見るとどうもアルフレドは、ロミオを買いかぶりすぎ
ていたと思ってしまいますね~(^ー^;;


 


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