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こんにちはアンと赤毛のアン

こんアン・赤アン 

【「こんにちはアン」と「赤毛のアン」】

 
ここでは「こんにちはアン」と「赤毛のアン」との繋がりについて語りたいです。

 「こんにちはアン」(2008年出版)は元々、児童文学作家バッジ・ウィルソンが
モンゴメリ 財団から依頼され「赤毛のアン」(1908年出版)の100周年を記念
して執筆した作品です。

 物語的には「赤毛のアン」のアン・シャーリーがプリンスエドワード島に来る前の
話を描いたのが 、「こんにちはアン」で前史的な作品といえるでしょう。

 しかし「こんにちはアン」と「赤毛のアン」は単一の作品としては良作ですが、繋げた
時どうしても違和感が残るのも事実。

 ざっくり指摘すると「赤毛のアン」のアンは天涯孤独で誰からも愛されていなかった
ので、自分を迎え入れてくれたカスバート家を唯一の我が家と信じていました。しかし
こんにちはアン」ではトーマス一家が存在し、アンを10年間育てそして愛しました
(まぁ、微妙に虐待まがいのこともありましたが…)

 それだけでなくミルドレッドやテッサなどの友人達も存在し、どう考えてもアンは天涯
孤独とはいえません。当然この友人達の存在は、その後の「赤毛のアン」で登場する
ダイアナと友情を希薄なものにしてしまう可能性のあるエピソードともいえます。

 それと「赤毛のアン」でマシュウの死の語りで「人の死というものをまったく知らな
かったアンにとって・・」というものがありましたが、「こんにちはアン」でアンは人の
死を見ています。バードやケンドリックの死がそれです。(というか「赤毛のアン」で
アンが「人の死をまったく知らない」という設定の方が、根本的におかしいだろうと
いう考えはありますがw)

 そして「こんにちはアン」でのアンは異常なほどプリンスエドワード島に憧れますが
「赤毛のアン」でのアンは、マリラに 生い立ちを語る場面でもプリンスエドワード島に
憧れていた事etc、はおくびにも出すことはないです。

 それと「赤毛のアン」でのアンは「私、孤児院は嫌い」と断言していたほど孤児院を
嫌悪していました。しかし「こんにちはアン」 での孤児院はカーライル院長は人格者
でそれなりに健全に運営していましたからそこまで毛嫌いするのは変になります。

 この他にも違和感はたくさんあるのですが「こんにちはアン」と「赤毛のアン」 をあく
まで、別作品としてみるのがいいのかもしれないですね。

こんにちはアン〈上〉 (新潮文庫)

こんにちはアン〈下〉 (新潮文庫)

こんにちはアン関連DVD

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