HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

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わたしのアンネットレビュー 7話 8話 9話

7話 「チーズを作ろう」

【物語】

 アンネットたちが山の牧草地にやって来て2日目、今日はフェルナンデルさんの山小屋でチーズ作りを教えてもらいます。そしてアンネットとルシエンはロシニエールの村に帰る事になりました。夏休みも終わりアンネットとルシエンが川で釣りをしていると、見慣れない親子連れを見かけました。お母さんの喋る言葉は理解できるのですが、男の子の喋る言葉はドイツ語だったのでアンネットたちには理解できませんでした。その親子連れはモントルーからスバイスメンまで4年後に開通する鉄道の線路を敷く技師の家族でした。 翌日、学校に行くと昨日見かけたフランツという男の子がクラスに転校してきたのです。

【感想】

アンネット・7-びっくりするくらい詳細に、チーズの作り方が描かれます。
 「アルプスの少女ハイジ」でのチーズ作りは、漠然としてよく分かりませんで
したが、「わたしのアンネット」では、より詳細に作り方が分かります。

 まず搾り立ての牛乳350リットルを大鍋に入れ、凝乳酵素を入れて牛乳を
固めさらに細かく切りかき混ぜ、布で固形分だけ漉して木型に入れ、押し固め
ればチーズの出来上がりです。しかもチーズの作り方だけではなくチーズを作る
道具の作動原理まで詳細に描写されているのが凄い!

しかしながら確かにリアルで感心はしますが、面白いかといわれれば微妙・・・。

 「アルプスの少女ハイジ」ではハイジが、「楽しい事」をするワクワク感をスタッフ
が描きたくて、それがチーズ作りという行為でした。

 それの対して「わたしのアンネット」ではまずチーズ作りが先にあり、そこにいる
アンネット達はオマケのような感じです。チーズ作りの詳細を子供が見て面白いか
どうか・・普通に見れば退屈と感じるでしょう(大人は楽しいですがねw)

 スタッフが作劇上、描きたいもの(ワクワク感のようなもの)がある上でのリアルな
描写でないと、リアルは単なる退屈な描写になるともいえます。
リアルな描写をあまりにも追求するのは、諸刃の剣を感じました。


8話 「秋まつりの日に」

【物語】

 ルシエンがフランツに変な言葉を教えた事でアンネットとケンカになり絶交してしまいました。しかし数日後の野外授業の時、アンネットたちがいじっめっ子に絡まれているところをルシエンは助けに入り、再び仲直りするのでした。長い間山の牧草地で暮していた牛たちが村へ帰って来る日になりました。ロシニエールの村では恒例の秋祭りが開かれる事になり一番の行事はチーズの品評会です。お父さんのチーズは3位に選ばれ、アンネットは大喜びでした。

【感想】

アンネット・8-ルシエンと喧嘩して頬をひっぱたくアンネット。ルシエンのような男の子と仲良くなるとは、アンネットも人がいいかも?
 原作のルシエンは性格が捻くれており、それが故に皆に嫌われ、しかも醜い
男の子という、散々な設定を持つ男の子です。

 さすがにアニメではそこまでの酷さはなくなりましたが、それでもルシエンが
気弱でありながら、うじうじ文句を垂れとても男らしい性格とはいえないのも
原作を元にしているためといえます。

 しかも顔や容姿が美形とは程遠いデザインなのもある意味、忠実に原作を参考
にしたためで、この辺ルシエンは可哀想ですね(^^;

 それと転校生のフランツがでてきてドイツ語を話しますが、これを見ると
多言語国家スイスの事情が理解できます。

「アルプスの少女ハイジ」のハイジはドイツ語。
「ふしぎな島のフローネ」のフローネは英語。
わたしのアンネット」のアンネットはフランス語。
「ロミオの青い空」のロミオはイタリア語。

ちなみに全員スイス人ですが、4人が出会っても互いに会話は出来ませんね。


9話 「村に汽車がやって来た」


【物語】

 5年の歳月が流れアンネットは12歳、ルシエンも12歳になりました。そして明日はとうとうロシニエールの村にも鉄道が開通する記念式典が開かれるのです。開通式には村中の人たちが押しかけ大騒ぎとなりパニックとなってしまったので、汽車は開通式もろくに開かれないまま出発してしまいました。それから数日後、ダニーがあまりにも汽車を見に行きたがったので、アンネットはクロードおばあちゃんに内緒でロシニエールの駅まで汽車を見に行く事にしました。汽車が到着したのでアンネットはとまっている汽車の中にダニーを案内します。しかしダニーが客車に入ったところで客車の扉に鍵がかかってしまい、客車から連れ出す事ができないまま汽車はロシニエール駅を出発してしまいました。

【物語】

アンネット・9-ロシニエール村の一大イベント鉄道開通でした。
 前回から5年の歳月が流れ、アンネットもルシエンも12歳になっていました。
線路建設も進んでいましたが、5年かかって村に鉄道が開通しましたね。

 ルシエンも汽車に、はまったようで駅長、汽車ごっこしますが、それを見た
アンネットは「ルシエンはまだ子供」と呆れた顔で言い

「あれが私の友達かと思うと、感心するのを取り越して情けなくなるわね」

 アンネットもルシエンに対しては言いたい事いいますが、何気に男の子と女の子
そして2人成長の度合いが分かります。

 そのアンネットは停車している汽車の中でダニーを案内していたら客車の扉に
鍵がかかり汽車は駅を出発してしまい、そして次回に続くですね。



 

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COMMENT

limさんこんばんは。

>可愛らしいキャラデザインと舞台が原点回帰、
確かに定番な感じで始まりましたよね。

>はぎさんの各話紹介を読んでからでないと本編を再び見る勇気がありません。
正直この作品は名劇の中で一番見るのがつらい作品でしたね。

ではでは

| はぎ | 2013/06/05 19:35 | URL | ≫ EDIT

十傑作さんこんばんは。

>なお、ロシニエールを訪れても一般の人は
確かに「ハイジ」が有名すぎますからね(^-^

ではでは

| はぎ | 2013/06/05 19:32 | URL | ≫ EDIT

Heikaさんこんばんは。

>その後の名作劇場になかったような。
これほど細かい描写は、その後の名劇にはないですね。

>勉強嫌いのフローネがいつ英語を身に着けたか謎です。
確かにフローネはどこで英語を身につけたのか不思議でした(^-^;;

ではでは

| はぎ | 2013/06/05 19:29 | URL | ≫ EDIT

お久しぶりです!

こんばんは。とにもかくにも、名作系サイトに、はぎさんが帰って来て嬉しい限りです。寂しかったよぉ(笑)。
私はアンネットの祟り(?)かと心配しました。まあ、冗談はさておいて、このあたりの話はまだ平和でいいですね。 さて、遡る事数十年前、当時の名作系フリークは、アクの強い関キャラから解放され、可愛らしいキャラデザインと舞台が原点回帰、ヨーロッパということに強い期待を抱いていました。あの事件までは…。私の場合、中盤でくじけてペギンじいさんの登場あたりで戻って来たというのが現状でしたので、はぎさんの各話紹介を読んでからでないと本編を再び見る勇気がありません。今回も期待してますよ。

| lim | 2013/06/04 19:23 | URL | ≫ EDIT

やはり説教臭いイメージが付いて回る一因?

>多言語国家スイスの事情
なお、ロシニエールを訪れても一般の人は
「ハイジ」しか思い浮かばないらしいですね。

http://www.seinan-gu.ac.jp/kokubun/report_2004/balthus.html

文化を扱った記事なのに文化圏の違いを認識してないのか…。

| 十傑作 | 2013/06/04 08:45 | URL | ≫ EDIT

>チーズ作りの詳細を子供が見て面白いかどうか・・普通に見れば退屈と感じるでしょう

言われてみると、ここまで長々と物づくりを詳細に描いた話は、その後の名作劇場になかったような。私は好きですけど、不評だったのですかね。

>「ふしぎな島のフローネ」のフローネは英語。

フローネの故郷ベルン市(今晩8時からBSプレミアムでとりあげられます)はドイツ語圏ですけど、移民船やオーストラリアでは英語でしょうね。勉強嫌いのフローネがいつ英語を身に着けたか謎です。

| Heika | 2013/06/04 06:29 | URL | ≫ EDIT















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