小公女セーラレビュー 34話 35話 36話
【物語】
セーラは体調が悪く暖炉で思わず眠るとラビニアたちがセーラが眠っているのを見つけます。その時いた猫のシーザーを追い出そうとラビニアは追い回しますが、インクビンを倒してラビニアの高級ドレスにかかってしまったのです。ラビニアはそれをセーラのせいにすると、ドレスを元どおりにできたら許してあげると言うのです。セーラはエミリー人形を頂いた洋服屋治してもらい帰るとミンチン院長の前に引きずり出されてなぜ帰りが遅くなったかを尋ねられました。
セーラはラビニアのドレスのシミ抜きをしていたと答えると、それを聞いていたラビニアは「セーラは私を妬んでわざとインクをこぼしたんです。それを私達に見つかって仕方なくシミ抜きに行っていたのです」それを聞いたミンチン院長はセーラを心のねじけているヤツと決め付けてモーリーにセーラをお仕置きするように命じるのでした。
【感想】
![]() | ‐ | 疲れで暖炉の前で寝ているセーラを見つけたラビニアと子分2人。 |
この辺りで、セーラの病気というのが出てきますね。
それを見つけるとラビニアはセーラの石炭を入ったバケツを蹴飛ばします。
![]() | ‐ | 石炭の入ったバケツを蹴っ飛ばすラビニア・・・優しさのかけらもないですね。 |
今までラビニアのイジメは真綿で締め上げるのが多かったんですが、ネタがなく
なってきたのか直線的な行動が多いです。
![]() | ‐ | 何とかドレスのシミを抜いてきたセーラだったが・・・ |
遅くなったかを尋ねられました。
「セーラは私を妬んでわざとインクをこぼしたんです。
それを私達に見つかって仕方なくシミ抜きに行っていたのです」
ラビニアはそう言い、ミンチン院長は「お前という人間は何故そんなに心がねじけて
いるんです」と言い、モーリーにセーラをお仕置きするように命じるのでした。
ミンチン院長はラビニアにいい様に言いくるめられています。ラビニアはセーラを
イジメて喜んでいるだけだという事に気がついていません。教育者としてラビニアの
性格が分からないというのもアレですね。
第35話 「消えそうないのち」
【物語】
セーラはベッドから起きあがれないほど高熱を出していたのです。ワイルド先生を呼ぶ事になり先生はセーラを診察すると、悪い伝染病にかかっており、もう手遅れだと言うのです。セーラの部屋には消毒薬がまかれ、できる限り人を遠ざけるようにしました。心配したアーメンガードはこっそりとセーラを見舞いましたが、セーラは熱が下がらないばかりか意識すら戻らないのでした。アーメンガードはイライザおばさんに頼んで熱を下げる薬を作ってもらおうと考えベッキーは一生懸命走りました。途中でピーターに出会い馬車でイライザおばさんの家まで送ってもらいます。ベッキーはイライザおばさんに作ってもらった薬をセーラの為を思って無理にでも薬を飲ませるのでした。
【感想】
![]() | ‐ | セーラは病気になり部屋には消毒薬がまかれ、人が遠ざけられました。 |
に行かせられれば病気にもなります。
アメリア先生は医者を呼ぼうとしますが、ミンチン院長はメイドに医者を呼ぶ事を
許しません。しかしアメリアは「悪い病気が生徒に広まったら学院の評判が落ちる」
と説得し、ミンチン院長は医者を呼びます。
とにかくセーラの為ではなく「学園の評判が落ちる」という、世間体の方を見せ
ないとミンチン先生は動きません。
病気の人間を助けるのは普通ですがそんなことも考えず、悪くなったら慈善病院に
やればいいとか慈悲のかけらもないですね。
ワイルド先生を呼びセーラを診察すると悪い伝染病にかかっているといわれます。
これ時代とか考えると「コレラ」の事だと思います。その為セーラの部屋には消毒薬
がまかれ、できる限り人を遠ざけるようになりました。
第36話 「魔法のはじまり」
【物語】
クリスフォードさんと召し使いのラムダスとが屋根裏部屋に住む女の子セーラの病気を確認し、消毒薬のまかれた部屋の様子、セーラの飲んでいる薬、ベッド、衣服を確認するとまた戻ってしまいました。そしてラムダスはクリスフォードさんに「あの少女に必要なのは暖かい部屋と暖かいベッド、暖かい食事、そして暖かい隣人からの愛の手だと…」ベッキーが眠ったのを見届けたラムダスはセーラの部屋に入り、部屋を掃除して床に絨毯を敷き、暖かい毛布に取り替え、暖炉に火をともし、テーブルの上には暖かい料理を用意して出て行きました。夜中にようやく目覚めたセーラは自分の目を疑います。輝く食器においしそうな料理、暖炉は明々と燃えており毛布はふかふかで暖かかったからです。セーラもベッキーも魔法が起ったのだと言って大喜びでご馳走を食べるのでした。
【感想】
![]() | ‐ | 目覚めたセーラの前に豪華な料理に毛布までありました。セーラやベッキーは魔法が起こったと喜びます。 |
結果的にクリスフォードさんはセーラに食事や毛布などを提供しますが、現段階
ではセーラは彼にとっては何の関係もない人間なのにえらく熱心ですね。
セーラをラルフの娘と重ね合わせているとはいえ思いつきの「あしながおじさん」的
行為のような気はしますが・・・
目覚めたセーラの前に、豪華な料理に暖炉は明々毛布までありセーラとベッキー
は、魔法が起こったと喜びます。
前回の病気という最悪の状況から、この魔法があり2人は救われるという落差が
ある展開、その分セーラやベッキーのが救われた感が伝わってきます。
この辺「小公女セーラ」は話数構成というかメリハリがうまいと感じますね。

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広島県のTさんこんばんは。
>クリスフォード氏はもっと違うおもてなし方法があったような気も?
過剰すぎるクリスフォードさんがまたいいのかもしれませんね(^^
ではでは
| はぎ | 2013/11/04 13:52 | URL | ≫ EDIT