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トラップ一家物語レビュー 37話 38話

37話 「あたらしいご挨拶」

【物語】
 子供たちは学校に行ってびっくりしてしまいます。学校にはナチスの鍵十字の旗が掲げられ、先生は全員代わっていました。そして今日から挨拶は「ハイル・ヒトラー」になったと言って生徒に練習させるのです。子供たちも他の生徒たちの手前もあって、手だけ上げて声は出さないようにしていましたが、ナチスの言いなりになるのは嫌な事だったのです。次の日、ヨハンナは学校で挨拶しないところを先生に見つかってしまい、なぜ挨拶しないのかと先生に問われたヨハンナは、その挨拶はお父さんが嫌いだからと言ってしまい、保護者であるマリアが学校に呼び出されてしまいます。マリアは校長先生からしつけはもっと厳しくした方がいいと言われますが、マリアは子供たちは自分の考えをしっかりと持っていると言い返すのでした。

【感想】

トラップ・37-1学校ではナチスの鍵十字の旗が掲げられ、、先生は全員代わっていました。
 この回からナチスドイツが出てきて、併合されたオーストリアが描かれますね。
今まで世界名作劇場では、あまり歴史的出来事は描かれませんでした。

 描かれても背景としてで、例えば「牧場の少女カトリ」の第一次世界大戦や
「愛の若草物語」の南北戦争などですね。

 それに対し「トラップ一家物語」ではナチスドイツのオーストリア併合という歴史的
出来事が描かれ、それが主役たち家族の運命を握ります。この作品は歴史の荒波
に飲み込まれる家族の物語でもあったのですね。

 子供たちは学校へ行くとナチスの鍵十字の旗が掲げられ、先生は全員代わって
いました。ヨハンナは学校でナチス式の挨拶をしないのを先生に見つかり、それを
見た他の生徒たちが責めたてます。

 ナチスドイツの子供への教育方法がよく分かり、しかも何というか子供たちが純粋
にナチスを信じるのが怖いです。

トラップ・37-2「ハイル・ヒトラー」と言わないようヴェルナーの提案で挨拶の時に ヨハンナは「アヒルこけた」と言う事にしたのでした。


38話 「ハンスの秘密」

【物語】

 突然ドイツの秘密国家警察がトラップ家を訪ねて来ました。近いうちにヒトラーがザルツブルグに来るから全住民は鍵十字の旗を掲げなければならないと言うのです。トラップ男爵は旗を買うお金がないと言って追い返しますが、すぐに戻ってくると大きな鍵十字の旗を渡すのでした。マリアは過労で倒れ調べると腎臓が悪くなっており、おまけに妊娠していると言うのです。ザルツブルクに戻って来ると屋敷には何と鍵十字の旗が掲げられていたのです。 そこへハンスがやって来て、国家秘密警察の人に旗を掲げる代わりにトラップ男爵を反逆者として連絡しないでくれと頼んでいたと言うのです。トラップ男爵はナチスがそんな約束を守るはずがないと言いますが、ハンスは自分だけは違うと言って鍵十字のワッペンを見せました。そうです、ハンスはナチ党の党員だったのです。

【感想】

トラップ・38-1史実ではトラップ家に忠実なハンスが、まるで悪人のように描かれては可哀相。
 今回ハンスがナチス党員である事が分かりますが、当時は枢軸国支配下では
ナチス党員である事は不思議ではありません。そもそも史実ではハンスはナチス
党員ではありましたが、トラップ家を裏切った訳ではありません。

 むしろ党員という立場からトラップ家の内情を報告する事を一家に告げ「私の前
では何も話なさないで下さい」といい国外への逃亡を勧めたのもハンスでした。
そのトラップ家に忠実なハンスが、まるで悪人のように描かれては可哀相です。

 それとマリアは疲労で腎臓が悪くなっておりそして妊娠していることが分かります。
話数が少ないので、この辺りとにかく物語展開が早いです。

トラップ・38-2アニメでは史実通り?ヒットラーを「ガハハハ笑いをする下品な男」 として描いていました。
 マリアとゲオルクが喫茶店に行くと、何とアドルフ・ヒトラーが来ていましたね。
最初はアニメならではの演出と思いますしたが、これは原作にもある史実です。

 史実のマリアさんはヒットラーを見かた時のことを著書「サウンドオブミュージック
ヨーロッパ編」に「ガハハハ笑いをする下品な男」 と記していました。




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COMMENT

ガハハ笑いは思い出して笑いましたが、親衛隊将校が怖いですよねえ。

| 広島県のT | 2014/10/01 18:46 | URL | ≫ EDIT

>史実ではトラップ家に忠実なハンスが、まるで悪人のように描かれては可哀相。

史実を元にした話は、悪く脚色される人は気の毒ですね。
脚色するにしても変化の理由やきっかけが描かれず、大統領からの電話に驚き嬉々としてトラップ家が合唱に行くのを送り出していたハンスの豹変は唐突に思えました。

| Heika | 2014/10/01 07:48 | URL | ≫ EDIT















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