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第三若草物語 感想

第三若草 

【第三若草物語 感想】


 「若草物語」「続若草物語」は主人公ジョーの恋や小説、そして妹ベスの死を描き
彼女の成長を描いた作品だったが、この「第三若草物語」(そして「第四若草物語」)
では趣が異なるといえます。

 ジョーはベア先生という男性と結婚し、夫婦して「プラムフィールド」という学園を
経営する先生のような立場になっています。

 この「プラムフィールド」に集まる子供たちは個性的で、その子たちにジョーや
ベア先生が真剣に向き合い悪戦苦闘します。

 これまでのジョーは少女でしたから、色々な人たちから影響を受けてきました。
しかしこの作品では子供たちを、導く立場になって活躍するのが面白いです。

 その為「若草物語」「続若草物語」とはまったく別の作品として読むと、すんなり
楽しめる気がします。同時にかつての、四姉妹が登場し話を盛り上げます。

 この作品は子ども社会に起こる問題だけでなく、子どもであるがゆえのエゴや不満、
醜さ、弱さなどの普遍的なものを描いているといえます。

 長女メグの夫ジョンが亡くなった時ある少年が「でも世間をあっと言わせるような
ことは何もしなかったんだろう?」といいます。子供が故の本音のようなことを言い
ますが、それにベア先生が答えます。

「いい人間であるということが、一番大切なことなんだよ」

この言葉にこの本のすべてが集約されていると思います。

 「若草物語」「続若草物語」だけでなく、その後の「第三若草物語」「第四若草物語」
を読むと作者オルコットの真意が見えてくるかもしれません。それと「第四若草物語」
で子供たちのその後が分かり、それだけで楽しめるかもしれませんね。




-若草物語ナンとジョー先生 (竹書房文庫―世界名作劇場)

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COMMENT

Heikaさんこんばんは。

>面白さという点では前作ほどではないように思います。
ややリアリティに欠ける話でしたからね…

>作家ジョー先生がおかしなファンレターや訪問者に悩まされる
オルコットの実体験でしょうから面白かったです(^ー^

>面倒くさくなったように見えます。
あのラストは自分は好きでしたが駆け足でしたね。

ではでは

| はぎ | 2014/12/27 07:30 | URL |

>「第四若草物語」

子供たちのその後はわかりますが、面白さという点では前作ほどではないように思います。多分、オルコットの実体験を反映した、作家ジョー先生がおかしなファンレターや訪問者に悩まされる章が、悪いけどいちばん面白かったような。
最後は駆け足で誰がどうなったとか、誰がこうして死んだとか、
ファンと出版社の要望で書いた絶筆だけに、
面倒くさくなったように見えます。

| Heika | 2014/12/27 06:39 | URL | ≫ EDIT















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