HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

はぎの読んだ雑本やイラスト技法書などを紹介するブログ(世界名作劇場関連の情報も取り上げます)

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

黒い兄弟 感想

ロミオ本

黒い兄弟 感想】

 スイスのソノーニョ村に住む13歳のジョルジョは、貧しくも幸せに暮らしていました。
そこに「死神」と呼ばれる男がやって来て、ジョルジョの運命が変わります。

 この時代(現代も)イタリアやもちろん他の国も子供たちが、こういう不遇な境遇で
生活していた事が読むとよく分かります。

 原作者リザテツナーは図書館の報告書で見つけたこの理不尽な行いを、後世に
伝えたいとして本書「黒い兄弟」を書いたのです。

 作中の「黒い兄弟」とは、ミラノの煙突掃除夫となった少年たちが、町の不良少年
グループから自らを守るために作った組織です。大人は守ってくれないので自らを
守るしかないというのが悲壮ではあります。

 その中でアルフレドという少年は、売られた子供たちの不運の象徴として亡くなった
といえます。最愛の妹ビアンカをジョルジョに託し、死を受け入れざるを得なかった
アルフレド・・・このように不幸に亡くなった子たちは大勢いたのが分かります。

 そしてジョルジュは煙突掃除夫の仕事を全うすることなく、逃亡という形をとります。
これは原作者のリザテツナーが「生き延びるために時には逃げる必要もある」と
言いたかったからでしょう。

 ナチスの迫害を逃れスイスに亡命した著者自身に重なるからでしょう。契約は守る
べきだがそれが不当ならそれを破棄する勇気は必要だと・・。

 この時代の子供達の境遇を知ることが出来る本でありますし原作者リザテツナー
の思いや、いいたいことがよく理解できるので読む価値はあると思います。




-ロミオの青い空 (竹書房文庫―世界名作劇場)

ロミオの青い空関連本

ロミオの青い空関連DVD

ロミオの青い空関連CD

黒い兄弟上下巻


 

スポンサーサイト



| ロミオの青い空の関連記事 | 01:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://hagi0002.blog31.fc2.com/tb.php/1502-1ec450f2

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT