1996/97年 アニメ 家なき子レミ 感想

【1996/97年アニメ「家なき子レミ」感想】
世界名作劇場1996年~97年第23作「家なき子レミ」 、前年「名犬ラッシー」は
視聴率8・9%しか取れずあえなく半年で打ち切りになりました。
その後急遽制作され放送されたのが「家なき子レミ」、しかし視聴率は8.5%で
この作品も半年で打ち切りになりました。
世界名作劇場は1975年の「フランダースの犬」から始まり22年後1997年
「家なき子レミ」22作目で20世紀の世界名作劇場は終了しました。
前半のヴィタリスさんとの旅ですが、話数が短く物足りなかったですがレミの心情
などが細かく描かれよかった気はします。
しかし問題はガスパールが出てくる後半です。ここでは盗みや暴力などが描かれ、
重苦しく殺伐とした雰囲気になり見るのが辛い展開でした。
特に過剰なほどの暴力描写が続き、そこまで描く必然を感じませんでした。それと
レミとマチアの恋愛物語も子供同士では不自然な印象も与え唐突の印象です。
この時代の世界名作劇場は子供のテレビ離れが進み世界名作劇場自体が時代
に合わないといわれました。
しかし「家なき子レミ」の場合は、意味のなく大人が子供に暴力を振るうシーンが
多く、これでは視聴者が離れるのも当然でしょう。
この時代はもうスタッフがそのような事に気がつかないのだとしたら、世界名作劇場は
寿命だったといえるかもしれません。
こうして20世紀の世界名作劇場は終了し、復活まで10年の月日を待たねばなりません。
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Heikaさんこんばんは。
>シリーズはマンネリ化を避けようと、
マンネリ化だけは防げませんからね…
>子供同士の恋愛をもろに描くような時代の変化が
原作との兼ね合いを考えると恋愛を入れるのはどうかなと…
ではでは
| はぎ | 2015/04/16 21:03 | URL |