HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

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ポルフィの長い旅 レビュー 10話 11話 12話

10話 「夏の一日」

【物語】

 アメリカ軍の車が修理に立ち寄るようになり、忙しくなったパタゴス大サービスステーション。ポルフィも父を手伝おうとするが、朝寝坊してしまう。そんな中、基地で出会ったジョンとトムが父スミスに連れられてパタゴス家に遊びにやって来た。クリストフォールは忙しい仕事の手伝いを止め、一緒に遊ぶようにポルフィを送り出してくれた。興味津々で屋根裏部屋に上がるジョンとトムに、飛んできたアポロを紹介するポルフィ。おやつの後、庭でキャッチボールに熱中していると、通りかかったザイミスも一緒になってすっかり打ち解ける。ジョンとトムにアメリカのことを教えてもらったり、川で釣りをしたりと楽しい時間を過ごす子供たち。丘の上の木に登り、シミトラ村の美しい風景を眺めていると、別れの時間がやってくる。ミーナは4人の男の子達をスケッチし、その絵をジョンとトムにプレゼントした。帰り際、スミスが今日のお礼に子供たち全員を写真に撮ってくれるのだった。

【感想】

ポルフィ・10ポルフィたちは裸になり泳ぎ出しました。 ミーナは目の前で男の子が裸になってるのに、恥かしがる気配もないですね。
 そういえばポルフィの通う学校は、ついに描かれませんでした。ポルフィは学校に
通っているのに、先生やクラスメートが出てこないのはどうかと思います。

 世界名作劇場で主人公が学校に通っているのに学校が出てこないのは、この
作品がある意味初めてです(「ティコ」のナナミは学校に通っていませんw)

 学校でポルフィやミーナの生活が描かれないので、2人がどんな子かよく分から
ないというのが本音です。

 学校が描かれないというのは、スタッフが学校を重要とは考えていないからです。
しかし子供にとって学校はどう考えても重要な場所で、描きたくなくても描かざるを
得ません。それがまったくないというのは、異質な印象を与えます。


11話 「ポンプとアイスクリーム」

【物語】

 スミスから預かった子供たちの写真を持って、バーンズ大尉がパタゴス家にやって来た。写真を見ながら、米軍基地内で食べたアイスクリームのことを思い出す食いしん坊のポルフィにあきれるミーナ。ポルフィはザイミスから生まれてくる赤ん坊のためのペンダントの作り方を教える約束をするが、いよいよ始まったガソリンスタンドの建設の手伝いに夢中になり、約束を忘れてしまう。慌てて家に戻ると、アネークが氷を使って子供たちにアイスクリームを作ってくれていた。ミーナに促されて、ザイミスに約束を忘れたことを謝るポルフィ。仲直りしながら作ったアイスクリームは、基地で食べた時よりずっとおいしいものになった。そして屋根裏部屋で、ミーナの描いた天使の絵をもとに、ポルフィとザイミスは一緒にペンダントを彫るのだった。

【感想】

ポルフィ・11-1夢にまで見た給油機が設置できそうです。一家は夢に向か突き進んでいたのですが・・・
 夢にまで見た給油機が設置できそうです。しかし今まで給油機設置の為に努力
した描写が出てきませんでした。それ以前に父クリストフォールが、車を修理する
エピソード自体殆どないです。

「南の虹のルーシー」でお父さんが家を増築する為に木を運びノコギリで切って、
組み立てたりして努力のエピソードを積み重ねたのとは対照的。

 ブレーキを直したり、パンク修理をしたり、車の傷を治したりこれらをこなすお父さん
が描かれなければ、その修理の腕が良いか分かりません。

 お父さんやポルフィのガソリンスタンド設置にかけた努力がきちんと描かれない
ので、それがすべて無になった虚脱感が伝わらなかった気もします。


12話 「運命の日」

【物語】

 ポルフィの待ちわびていた真っ赤な給油機がいよいよパタゴス大ステーションに運ばれてきた。期待に胸が膨らませながら、クリストフォールは「いつか大きな車でみんなでヨーロッパ中を旅行しよう」と、家族みんなに約束する。朝食の仕度をしていたアネークは、井戸が使えなくなっていたことに気づく。ザイミスの家でも同じように井戸が使えなくなっていたが、ザイミスは訪ねてきたポルフィとミーナにできあがった天使の人形を見せる。不器用なザイミスのために、ポルフィは人形を仕上てあげようと家に持ち帰ることにする。ステーションにもどると、タンク用の穴を固めたコンクリートに大きな亀裂が入ってしまい、ポルフィは修理を頼みに行くことになった。その途中、黒い服の老人ダモンと出会ったポルフィは、教会への道を訪ねられて案内する。ダモンはみちみち、亡くなった人達を祀るイコンの箱のことを話すと、ポルフィに案内のお礼にと一枚のイコンを差し出した。

【感想】
ポルフィ・12ポルフィの待ちわびていた給油機が、パタゴス大ステーションに運ばれてきました。
 1クールが過ぎましたがポルフィの学校やクラスメート、村人等の人物は殆ど描か
れず、その代わりアレッシアや米軍基地の子供たちなどが出てきたりします。

 かといって家族がきちんと描かれたか、となるとそれも微妙。父クリストフォール
母アネークは悪さしたポルフィを 叱ったりせずうやむやで存在感が薄い・・・。

 お父さんは車の修理しているシーンは殆どないし、お母さんも家で何をしているか
分からないので、まるで生活感がないです。

 妹ミーナも可愛らしく描かれているとは思いますが、ポルフィと怒ったりケンカしたり
仲良くなったりが深く描かれません。

 ケンカしなければ、仲良くなる過程も描けず物語は平坦になります。そうなると
全体印象が薄いとしかいえませんね。





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COMMENT

Heikaさんこんばんは。

>淡々と話が進んだ感じですね。
全体的に地味でしたね。

>「ポルフィ」はガソリンスタンド設置に銀行から
あっさりしていて拍子抜けするエピソードが多いです。

>それだとポルフィとミーナが借金を相続することに
色々な点が曖昧なまま物語は進みましたね。

ではでは

| はぎ | 2015/06/22 19:07 | URL |

旅に出るまで同じくらいの話数をかけた「三千里」と比べると、踏み込んだドラマはなく、淡々と話が進んだ感じですね。ポルフィ、ミーナ、ザイミスの登下校時のやり取りだけでも、面白いとは思いますけど。
学校については「ポリアンナ」も第一部は夏休みから始まって事故に遭って学校に通えなくなったからいいとして、第二部はサディ・ディーンのセリフから夏休み前から話始まってることがわかるのですが、ポリアンナが勉強どうしてるのか全く描かれません。原作では、メアリさんの送迎で学校に通ってる説明があるのですが。
「ポルフィ」はガソリンスタンド設置に銀行からお金を借りようとする話がある点は踏み込んだ描写ですが、最後結局どうやってお金を工面したかの話がありません。現代日本では地下タンクだけで何百万円もするくらいですし、米軍修理工場指定の信用で銀行から借りられたのではないかと思いますが、それだとポルフィとミーナが借金を相続することに・・・。
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n35179

| Heika | 2015/06/22 06:10 | URL | ≫ EDIT















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