HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

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ポルフィの長い旅 レビュー 40話 41話 42話

40話 「国境を目指して」

【物語】

 田園ののどかな風景に囲まれ、人気のない一本道を歩いているポルフィ。通りかかった納屋を覗いてみると、中にはふかふかの藁がベットのように広がっていた。ポルフィは思わず手足を伸ばしてくつろぐ内に寝入ってしまう。しばらくしてポルフィをゆすり起こしたのは、納屋の持ち主の青年・ミケーレだった。ポルフィは無礼をわびて出て行こうとするが、納屋の中に置かれているたくさんの絵に気づき感心する。ポルフィに絵をほめられてミケーレが一転して機嫌をなおすと、そのまま2人は夜まで互いに話し込む。ミケーレはパリに行って画家になる夢をポルフィに熱心に語る。しかしミケーレの家族は、働かず夢ばかり追っている息子のことを嘆いていた。ポルフィは母親に咎められても反抗するミケーレの様子に驚き、じっと考え込む。翌朝、再び母親と口論になったミケーレがポルフィと一緒に家を出ようとすると、ポルフィは家族の大切さが分からないミケーレを「馬鹿だ」と怒鳴りつけ、そのまま一人立ち去っていくのだった。

【感想】

ポルフィ・40-1ミケーレですがポルフィと接触しても、心を入れ替えませんでした。
 ミケーレという青年ですが画家を目指しているといっている割に、それに向かって
努力もせず、それでいて自信とプライドだけはあり、恵まれた境遇に感謝もしない
という自分勝手な人物。。そんなミケーレに、最後ポルフィは

「お前なんか大バカヤロウだ!」と叫んで出て行きます。

・・・がこれ前半で終わってしまいます。今までポルフィによって心を入れ替える人
たちが多かったですが、ミケーレはそのままでしたね。

 その後ポルフィはトラックでフランスから来た野菜売りの男性を見て、夜道に木を
置きトラックを一旦停車させその隙に荷台に勝手に乗りこみます。

 そしてそのまま国境を越えフランスに行こうとしますが、さっきミケーレの身勝手さ
に怒っていたとは思えない行為、というか密入国は犯罪です。

 今回は関連性のない3つのエピソードが入っているんですが、何とか話を作って
いる感じです。


41話 「南フランスの家族」

【物語】

 国境を越えるトラックの荷台にこっそり隠れたポルフィは、とうとう待望のフランスの地に辿り着いた。しかし、あたりに広がる真っ白な雪景色に見とれていると、トラックの運転手・サミュエルに見つかってしまう。ポルフィはとっさに謝って逃げようとするが、サミュエルは硬い表情のままポルフィの腕を掴むと、無言でトラックの助手席に乗せて走り出した。翌朝到着した山あいの小さな町で、みすぼらしいアパートに連れて行かれたポルフィ。そこでポルフィを出迎えたのは、父の帰りを待っていた少女セシルと幼い弟たちだった。サミュエルは無断でトラックに乗り込み密入国したポルフィを責めることもなく、セシルに寝床と食事の用意を頼んでくれる。亡くなった母親の代わりに、小さな手をあかぎれで一杯にしながら一生懸命家族の世話をしているセシル。辿り着いたフランスでポルフィが出会ったのは、貧しく苦しい生活を送りながらも互いに支えあう家族だった。

【感想】
ポルフィ・41-1
でもサミュエルは娘がいるのに、よくポルフィを泊めたな。
 フランスの地を踏んだポルフィでしたが、運転手のサミュエルに見つかり詰問
されます。しかし事情を知ったサミュルに自宅に招かれるというご都合展開(^^

 自宅には娘セシル、息子モリス、ルネがいました。でもサミュエル娘がいるのに、
13歳の男の子のポルフィよく泊める気になったな。ポルフィは密入国するような
人間なので信用できないでしょう。

 その後ポルフィはサミュエルの家は貧しいので自分自身がここにいるだけで負担
になっていることに気づき旅にでる事にします。

 泊めてくれたサミュエルにお別れとお礼の挨拶しないのは問題ありですが、でも
サミュエル家は貧しいというのは分かりましたが冷静に考えればポルフィの方が
もっと貧しいんですけどね(^^;



42話 「奪われた愛」

【物語】

 ある町の工場で、ポルフィは旅を続けるためのお金を貯めるために住み込みで自動車修理の仕事をして働いていた。その日、街の中央を流れる大きな川の中洲にある刑務所では、一人の囚人が逃げ出し、街の人々が行方を探していた。修理工場の主人のロベールは安い賃金で雇い人をこき使うので、働き手の一人のクロードは翌日出て行くことに決め、一緒に工場を辞めて囚人を見つけて報奨金を貰おうとポルフィを誘う。ポルフィは旅費をもっと稼ぎたいために一旦は断るものの、夜、狭苦しく寝付けない寝室を我慢できずに抜け出すと、やはりもう出て行こうと決心し修理中の車の後部座席に毛布と一緒に潜り込むのだった。やがて夜も更けた頃、静まり返る工場にこっそり人影が忍び込んで来る。ポルフィがいるとも知らないまま車を盗もうとした女性は、街の人々が探していたマリアンヌだった。エンジンの音に起こされて顔を出したポルフィを見たマリアンヌは、ビックリするとそのまま急発進した車でポルフィを連れて行ってしまう。

【感想】
ポルフィ・42脱獄囚の女マリアンヌ役は富永みーなさん、1977年「あらいぐまラスカル」でアリスを演じました。
 ポルフィは脱獄囚マリアンヌ(富永みーな) と出会います。彼女は無実の罪で
捕まり脱獄して娘のクリステルと一緒に逃げるつもりと語ります。

 このマリアンヌは地下道、缶詰を食べるシーン、裸足のと描写されて過去の戦争を
体現している人物と言っていいでしょうね。

 ポルフィたちにとって戦争は遠い昔の事ではなかった事が分りますが、脱獄囚と
いう設定は少し強引な気がしましたね。

 戦争体現者は彼女のような形でなくても普通の人でもできる気がします。この頃
フランス人の大人の殆どが戦争体験者なのですから。

 工場の親方は報奨金を分け前として要求しますが、突飛な設定のマリアンヌより
がめつい親方の方が現実感がありますね。





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COMMENT

Heikaさんこんばんは。

>「マリアンヌ」という、フランスのレジスタンスの
レンタルされたら見てみようかなと(DVD化されるのか?)

| はぎ | 2017/02/09 22:23 | URL |

明日から「マリアンヌ」という、フランスのレジスタンスのヒロインの映画が公開だそうですね。
「ポルフィ」のマリアンヌとは全然関係ないでしょうけど。

| Heika | 2017/02/09 19:59 | URL | ≫ EDIT

Heikaさんこんばんは。

>密入国する必要があるのかの説明がないですね。
説明不足多すぎです、この作品(^^

>アンゲロプロスやレオンの好意も無になり衝撃的でした。
工具を盗まれたのは重大事件だったのに割とあっさりしてましたねw

ではでは

| はぎ | 2015/07/12 08:24 | URL |

>そしてそのまま国境を越えフランスに行こうとしますが、さっきミケーレの身勝手さ
>に怒っていたとは思えない行為、というか密入国は犯罪です。

家族失って家族の大事さを身に染みているポルフィには、ミケーレの身勝手さに怒るのも、妹を探すために密入国するのも両立するのでは?でも、なんで密入国する必要があるのかの説明がないですね。ここからの労働は不法就労?

>ポルフィたちにとって戦争は遠い昔の事ではなかった事が分りますが、脱獄囚という設定は少し強引な気がしましたね。

ロケ・ハンした川中の旧牢獄(パレ・ド・リル)でも生かしたかった?
それよりこの回は、何度も守ってきたリュックと形見の工具盗まれた結末の方が、アンゲロプロスやレオンの好意も無になり衝撃的でした。

| Heika | 2015/07/12 06:23 | URL | ≫ EDIT















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