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原作「続 あしながおじさん」

あし2- 

原作「続 あしながおじさん
著者 アリス・ジーン・ウェブスター
原題 Dear Enemy

原作「続あしながおじさん」に対する感想を
書いてみました。




 大学時代ジュディのルームメイトにして親友だった
サリー・マクブライドは卒業後、ゴルドンという政治家
と恋に落ち婚約をしました。
ある日ジャーヴィスの妻となったジルーシャはそんな
サリーにかつて自分が暮らしていたジョングリア孤児院
の院長になってくれと頼むのでした。

 ここからはサリーのジョングリア孤児院改革の為の悪戦苦闘
がジルーシャへの手紙で語られます。
前作の「あしながおじさん」と同じ書簡形式の小説ですね。

 就任直後にロビン・マックレイ医師とことごとく対立し、
院長職にうんざりするサリー。
彼女の今までの生活からはかけ離れた職務なので当然
でしょう。

 しかし日々を重ねていくうちに孤児たちを心から愛し、
マックレイ医師とともに孤児院の改革に身をなげうつ
ようになります。
前作ではジルージャから当時の孤児院の様子が語られ
ますが断片的なものでした。
でも本作では孤児院が舞台なのでその様子が具体的に
語られます。

 すべてを語ることはできませんがエピソードの一つに
サリーは孤児院の子供たちに金銭感覚がない事を知り何故かと
思ったらお金を使ったことがないのが理由と分りました。
子供達はおこずかいというものを貰った事がなくお金の使い方
を知らなかったのです。
当時の孤児院がどういうものかをうかがい知る事ができます。

 作者ウェブスター女史は社会福祉などに参加していたので
孤児院とはどう所なのか?そしてどうしなければならないのか?
この作品を通して訴えたかったのだと思います。
エピソードのどれもが絵空事で書かれた事ではないことが
分ります。

 話の最後ではサリーは軽薄で傲慢なゴルドンとの婚約を解消し、
頑固なマックレイ医師に心を惹かれ愛し合うようになるサリー。
原題となっている「愛しの敵様」と物語を通じて敵対した
マックレイ医師に、サリーがつけた呼び名です。

 社会福祉はどうするのか?というのを縦軸としながら同時に
サリーとマックレイの恋愛ものとしても楽しめるようにしておき、
尚且つ普通に孤児院改革物語としても楽しめるというのはこの
作者ならではでしょう。

ジルーシャの出番もそれなりにあり、ジャーヴィスとの間
には娘も生まれてます。
前作よりある意味密度の高い本作もお勧めです。


Amazonあしながおじさんで色々な方の訳本が出ています。



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COMMENT

十傑作さんこんばんは。

>邦題より原題の方が作品イメージに合っているような。
そうなんですよね、あしながおじさんでてこないし(笑

>ところで文章の冒頭は区切りがおかしいのは…?
ご指摘ありがとうございます、直しておきました。

ではでは

| はぎ | 2010/03/28 17:54 | URL | ≫ EDIT

アニメとは繋がりませんな…

邦題より原題の方が作品イメージに合っているような。

ところで文章の冒頭は区切りがおかしいのでは…?

| 十傑作 | 2010/03/28 09:55 | URL | ≫ EDIT















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