HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

はぎの読んだ雑本やイラスト技法書などを紹介するブログ(世界名作劇場関連の情報も取り上げます)

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

第39話 「過去からの卒業」の感想

あしなが・39-1


【物語紹介】
 卒業まであと1週間に迫りジュディは3週間ほど前に、マスター女子大学の文学部から合格の通知を受け奨学金を受けて大学に進学する事が決まったのでした。その後ジュディは卒業式に答辞を読む事になりました。卒業式当日、ジュディは「あしながおじさん」を待っているとそこへジュリアの両親がやってきてジャービスが出張から帰って以来、体を壊してしまい肺炎で入院していると聞かされます。ジュディはジャービスの元に行こうとしますが、サリーとメルノア先生が駆けつけ卒業式へ引き戻されます。ジュディは最優秀卒業生として答辞を読む為に壇上に上がり読み上げその時、言わなければならないと思っていた事を壇上で語り始めたのです。スピーチが終わった時、会場は拍手で包まれサリーやジュリアなど皆が泣いていました。ところがその時グリグスさんが慌てて駆けつけ「あしながおじさん」が倒れたからすぐに来てほしいというので、ジュディは慌てて車に飛び乗るのでした。


あしなが・39-2最優秀卒業生として卒業式の壇上に上がり、答辞を読むジュディですが、そこで彼女は…

【感想】

 「私のあしながおじさん」の実質の最終回といっていいですよね、この回は…。ジュディは自分が孤児である事を皆に告白します。

 というより本作はこれを描いていたはずなんでがねw…とにかく物語的には答辞に至るまでの過程までは慌しい回でもあります。

 まずジュディはジャービスが肺炎で入院しているのを知り、卒業式を放り出して彼の元に駆けつけようとします。

 サリーとメルノア先生が止めるんですが、止めなければ卒業式をすっぽかしたのかな?

 その後「あしながおじさん」に相談してみようとしますが、顔も知らないのにどうやって?

 とにかくジュディは最優秀卒業生として答辞を読む為、壇上に上がりましたが、でも一体いつジュディは自分が孤児である事を告白しようと思ったのかな?

 冷静に見ると最後の答辞で自分が孤児である事告白する心理的変化が描ききれていないんですよね。

 まぁ、それら色々な不具合がありました…がしかし、
ジュディの答辞があまりにも素晴らしいのでそんな事どうでもよくなりましたが(^-^;

 このジュディの答辞は長文ではありますが、読む価値があると思うのでここに掲載しますね。


あしなが・39-3この作品最大のクライマックスである卒業式での答辞。

「私の生まれたこのアメリカ合州国はリンカーン大統領の理想に基づいて自由と平等と博愛をうたっています。でも本当に自由でしょうか?本当に平等でしょうか?本当の博愛なんてあるのでしょうか?私は小さな時からずっとそんな疑問を持ち続けていました。それは私の生い立ちがあまりにも不幸だったからです。でもある方が私のそんな疑問に答えて下さいました。この会場のどこかにいらっしゃる私の後見人のおじさまです。おじさまと言っても、実はまったく血のつながりのない見ず知らずの方なのです。それなのにおじさまは無償の善意、ただそれだけで3年間、私を援助して下さったのです。おじさまはある施設の運営委員の1人でした。その施設とは・・・その施設とは「孤児院」です。そうです、私はジョングリア孤児院からこのリンカーン記念女子学園に入学したのです。私はニューヨークの下町に捨てられていたそうです。両親はおろか身寄りとなる人は誰も知らずに育ったのです。そんな私がこうして立派に卒業を迎えられたのは、いつも親身になって私を援助して下さったおじさまの善意があったからです。その暖かい善意が偏見や中傷から私を救い上げ育てて下さったのです。そして今、私ははっきりと知りました。おじさまが与えて下さったのは学費や生活費だったのではなく1人の人間として生きていく為の勇気だったのです。私はやっと自分のいじけた思い込みから開放され自分の生い立ちをお話しする事ができました。あしながおじさま、聞いていらっしゃいますよね。これが私にできる精一杯の感謝のしるしです。本当に ありがとうございました。ただもっと早く気付くべきでした。自分が孤児である事を隠し続けたばかりに私は一番大切な友人を失いました。もっと、もっと早く決心するべきだったと後悔しています。こんな私をこれまで暖かく包んで下さった先生方ジュリア、サリー、 ジミー、ボブスローンさんハーディーさん、そしてたくさんの友人たち。私はこの学園に学んで始めて自由と平等と博愛がこの国に存在する事を知りました。私を支えて下さったみなさん、感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとう」


 その後グリグスさんが駆けつけ「あしながおじさん」が倒れたからすぐに来てほしいと言われ、慌てて車に飛び乗る、ジュディ…。

 「ジャービス」と「あしながおじさん」が同時に病気という、もの凄い偶然な展開ですがw

 当たり前ですが、ジュディにとって二人は別人ですので
ジャービスは放っておいて「あしながおさん」の元へ向かいます。

 この回、答辞以外はとにかく無理やりお話が進むんですが…初めに答辞がありそれにあわせて物語が作られた感じw

 まぁ、答辞がとてつもなく素晴らしいので、細かい事は全然気にならなかったですけどね(^^;





スポンサーサイト



| 私のあしながおじさん全40話レビュー | 21:00 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

Heikaさんこんばんは。

>「自分が孤児である事を隠し続けたばかりに私は一番大切な
この辺が告白した動機なんだろうけどもう少し整理して
描いてほしかったなとw

それでは

| はぎ | 2019/09/28 08:24 | URL |

>でも一体いつジュディは自分が孤児である事を告白しようと思ったのかな?

元の答辞の原稿には書かれてなかったでしょうから、
ジャービス入院を聞いた後のドタバタ後の答辞直前「自分が孤児である事を隠し続けたばかりに私は一番大切な友人を失いました。」ということに思いが行ってでしょうかね。

| Heika | 2019/09/28 06:35 | URL | ≫ EDIT

Re: 第39話「過去からの卒業」レビュー

広島県のTさんこんばんは。

>恋愛パートがいいかどうかは別にして、全体的にがんばっている作品だと思います。
確かに恋愛パートは何とか上手く描けているい気がします(笑

>って、まだあと1話ありましたね。(笑)
あと残り1話ですね。

ではでは

| はぎ | 2010/09/01 01:19 | URL | ≫ EDIT

Re: 第39話「過去からの卒業」レビュー

ジュディの物語はこのためにあったって話ですね。
ところで「私のあしながおじさん」を観たくなったのは、OPは素敵だったからです。
以前は恋愛ものの「世界名作劇場」は観たくないって思ってました。
まあ、恋愛パートがいいかどうかは別にして、全体的にがんばっている作品だと思います。
って、まだあと1話ありましたね。(笑)

| 広島県のT | 2010/08/31 22:20 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://hagi0002.blog31.fc2.com/tb.php/378-8d007c3b

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT