HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

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母をたずねて三千里レビュー 7話 8話 9話

7話 「屋根の上の小さな海」
 
【物語】
 今日はマルコにとっては生まれて初めての引っ越しでしたが新しいアパートは荒れた壁とガラクタばかり。マルコはジロッティーさんの所に今日の仕事を休む事を言いに行きますが、ビン洗いの仕事は大忙しでマルコはそのままビン洗いの仕事をする事になりました。ビン洗いの仕事を終えて新しい家に戻って来ると、引っ越しは終わっていました。マルコは海の見える所を探そうと、屋根伝いに歩いていると、思いがけず窓で人形を操るペッピーノ一座のフィオリーナの姿を見つけます。マルコはフィオリーナの部屋に窓から案内され、海の見える屋根の上に行き2人は友達になるのでした。

【感想】

snapshot20110716170140.jpg-世界名作劇場の中でもハイクオリティの背景美術。
 それとこの「母をたずねて三千里」は下町とか石畳とか匂いが伝わってくる
ほどのレベルの背景美術なので凄いとしかいえません。
名劇の中でもこの生活臭まで表現した美術は後にも先にもないかもしれません。

 ヨーロッパ人が「母をたずねて三千里」を見てヨーロッパ人が作ったと
思っていたというのどこかで聞きましたが確かにそう思う程の出来の良さです。

三千里7-3-ようやくと言ってよい美少女フィオリーナ登場(^-^;
 マルコはフィオリーナと出会いますが、マルコの押しの強さを感じます。
フィオリーナに平気で話しかけたり海を見ようと言ったりしていますし
結果的にフィオリーナとすぐ友達になれました。 


8話 「ゆかいなペッピーノ一座」
 
【物語】
 マルコが仕事を終えたマルコが家にいくとペッピーノ一座の奏でる音楽にアメデオが引き寄せられコンチエッタの踊りに合わせるように踊りだし観客からは拍手喝采でした。ペッピーノはお礼にマルコをレストランに招待してくれました。酔ったペッピーノはアメデオと一緒ならマルコをアルゼンチンまで連れて行くと言ってくれたのです。コンチエッタやフィオリーナは父ペッピーノの話しを信じないようにと言いますが、マルコはすっかりと信じてしまいました。家に帰るとお父さんに報告しますがアルゼンチンへ行く事を反対します。 マルコとお父さんは喧嘩し、マルコは一人でもアルゼンチンに行こうと決心するのでした。 

【感想】
三千里8-冷静になれば胡散臭いペッピーノの親父ですよねw
 マルコの旅の鍵を握るペッピーノですが山師ですよね、この人。お父さんがそんな
怪しい人間と付き合うなというの正論だよな。

 マルコにとっては頼り甲斐がある人物でも、お父さんのような大人から見れば
胡散臭い人物だものペッピーノは。

 アルゼンチンに連れて行ってやるとか普通に考えれば滅茶苦茶な事言ってるし、
ある意味無責任な発言。マルコはお父さんよりペッピーノの言う事信じちゃうのが
まだ子供なんだが。

 でもマルコ感情を隠さず表現するんで分かりやすい子供です。そのためかマルコ
怒る→出来事が起こる→マルコ反省するという作りがよりスムーズに分かりやすく
表現できている気はします。

9話 「ごめんなさいおとうさん」

【物語】
 工場にビン洗いの機械ができた為、マルコのビン洗いの仕事はなくなってしまいました。マルコが家に帰ると、お父さんの友人と名乗る人が待っていて一緒にお父さんの診療所を訪れるとそこに重体の若い母親の患者が運び込まれました。出血が多く助かる見込みはなさそうでしたお父さんは母親を助けると言い、当時ドイツで臨床されたばかりの技術でお父さんの体から母親の体に輸血したのです。そんなお父さんの姿を見てマルコはお母さんが帰るまでジェノバでお父さんと一緒にいると言い2人は抱き合うのでした。

【感想】
三千里9-文明の利器の功罪が、同時に描かれましたね。
 ビン洗い機ができてマルコは仕事を失ってしまいますね。文明の利器が人から仕事を
奪うというのは、最先端技術が必ず人を幸せにするとは限らないというのを描いています。

 その一方で最先端技術である輸血で、怪我をした母親が助かります。最先端技術に
よって人の命が助かるということも描いています。
文明の利器の功罪を同じ回に入れるとはさすが高畑監督!

 文明の利器の功罪も等しく描いているというのを見ると「母をたずねて三千里」は奥が
深いと思いますね。



 


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COMMENT

広島県のTさんこんばんは。

>暗い感じのフィオリーナの描き方がとてもうまいです。
確かに陰のあるフィオリーナみたいなキャラを上手く描いていますよね。

ではでは

| はぎ | 2011/07/21 22:23 | URL | ≫ EDIT

Heikaさんこんばんは。

>ジェノバの町は、暗い路地とかも印象的です。
背景美術は素晴らしい一言ですよね。

>自分の息子が知らない人といっしょに遠い国へ行くと
この辺りマルコ一人でアルゼンチンに行く理由を色々と
考えていますよね。

ではでは

| はぎ | 2011/07/21 22:20 | URL | ≫ EDIT

暗い感じのフィオリーナ

う~ん。やっぱり暗い感じのフィオリーナの描き方がとてもうまいです。
ただ暗いだけでなくて、それが性格で、だけどいい子っていうのがにじみ出ています。

| 広島県のT | 2011/07/21 21:48 | URL | ≫ EDIT

下町とか

ブログ、シックなデザインに変えたんですね。

生活の描写に優れている名作劇場の中でも、「三千里」の絵は一級ですね。ジェノバの町は、暗い路地とかも印象的です。引っ越し先は、最初本当に汚そうでした。

自分の息子が知らない人といっしょに遠い国へ行くと言ったら、普通反対しますね。マルコがOKをもらうまでの紆余曲折が、本当に贅沢なくらい話数がかけられています。

| Heika | 2011/07/21 06:36 | URL | ≫ EDIT















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