HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

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赤毛のアンレビュー 7話 8話 9話

7話 「レイチェル夫人恐れをなす」

【物語】
 レイチェル夫人はグリーンゲイブルズに来てアンの器量について悪口を言います。それを聞いたアンは激怒しとレイチェル夫人に怒鳴り散らし出してしまうのでした。レイチェル夫人はアンの癇癪に驚き、マリラもお客様に対して失礼な事を言ったアンに夫人の家まで行って謝らせようとします。自分は悪くないのだから絶対に謝らないと言うアン。その後マリラが出かけた隙を見てマシュウはアンの部屋に行き、早くレイチェル夫人に謝ってしまった方がよいと提案します。アンはマリラにレイチェル夫人に謝りに行くと言い、マリラとアンはレイチェル夫人の家に行き夫人の前で跪きさすがにそれを聞いたアンを許してくれるのでした。

【感想】
アン7-レイチェル夫人はアンを見るなり器量が悪いだのソバカスだらけだの、赤い髪のにんじんだの言いたい放題。その為アンの癇癪がレイチェル夫人に炸裂!!
 「赤毛のアン」を見るとアンは赤毛だったり、ソバカスがあったりと自分の容姿を非常に
気にしています。女性がアンに共感するのはこういうところが、より等身大の女の子と映る
からでしょう。女性はアンくらいの年から自分の容姿というものに拘り他人の目を気にして
いるのが分かります。

 それだけでなく年配のマリラもかつて自分の容姿について色々言われた事を回想などで
思い出したりするんですよね。原作ではマリラは自分の容姿について昔、叔母2人に色々
言われた事を50過ぎても覚えていると語っていますから。
 
 原作者モンゴメリーは女性なので「赤毛のアン」に女性心理などを巧みに織り込んで
書いているのが分かります。「赤毛のアン」が読み継がれるのはアンの面白さだけでなく
こういう人間の細部まで描写されているからといえますね。


8話 「アン、日曜学校へ行く」

【物語】
 マリラがアンの為に教会の日曜学校に着ていく服を作ってくれました。マリラは一緒について行くつもりでいましたが、朝から頭痛がひどくアン一人で日曜学校に行かせる事にしました。途中で野に花が一面咲いているのを見たアンは、教会の事も忘れてその場で花輪を作りだしてしまいます。帽子を花で飾り立て、遅れて教会に着いたアンはみんなの噂の的になっていました。レイチェル夫人からマリラは話を聞き、アンが帽子を花で飾り立てるのは自分が笑いものになるとアンをしかりました。そんなアンにマリラは明日ダイアナが帰ってくる事を伝え、アンは機嫌を直すのでした。

【感想】
アン8-アンはマリラの作ってくれた服を見ますが・・・マリラの「気に入ったかい?」の問いに「気に入ったつもりになるわ」とアンは答えますが・・・
 マリラがアンの為に3着服を作り「気に入ったかい?」と問いかけますが、アンは思わず
「気に入ったつもりになるわ」と答えますけど・・・要するに気に入らないということだよな(^^;
アンからすれば今流行の袖の膨らんだ服が着たい!と言いたいのでしょう。

でもこのエピソードって「母親に服を買ってもらった娘」の話ですよね。

 女性も子供の頃、母親に服を買ってもらうと思うのでこういう経験が誰にでもあるはず。
母親の買う服って年齢考えれば実用一点張りの服、対して娘はおしゃれに気を使う年です
ので、母親の買った服は娘からすれば微妙なはずで・・・
今回は母親と娘のズレをそのままアンとマリラの2人で表したエピソードといえますね。

 こういうのを見ると「赤毛のアン」は女性の話だと思います。女性ならこのような経験や感覚
を味わった事があるはずなので感情移入しやすいのでしょう。
子供のアンの気持ちも分かるけど、大人のマリラの気持ちも分かるといった感じでしょうか。

反面男にはこういう経験がないので中々「赤毛のアン」に入り込めないのですがね・・・


9話 「おごそかな誓い」

【物語】
 マリラはバリー家に型紙を借りに行く用事があったので、アンも一緒について行く事にしました。ダイアナの家に到着しバリー夫人に暖かく家に迎え入れられました。黒い髪に大きなリボンを付けた清楚なダイアナを見てアンは一目でダイアナを好きになってしまいました。庭に出たダイアナとアンはお互い一言も喋らずにお花畑までやって来て心の友の儀式をするのでした。ダイアナは噂には聞いていましたが、アンが変わっていると思わずにはいられません。ダイアナはアンの事が好きになりそうでした。

【感想】
アン9-赤毛のアン」では有名な「心の友儀式」。なんというかアンの友達感が現れている気はします。
 今回アンの心の友ダイアナ登場!・・・でも前から不思議だったのはアンは会う前から
一方的にダイアナを 心の友認定しているんですよね。

 その後お互い出会うとダイアナもアンを「面白い子ね」と言って簡単に仲良くなり、しかも
「心の友儀式」まで平気でしてしまいます。でもこれ冷静に考えるとヘン・・・。

 普通はダイアナとの友情を深めてから「心の友儀式」するのは分るんですがアンの場合
それがなくいきなりダイアナを心の友認定しているんですよね。
そんなことしたらダイアナは嫌がるのでは?とかアンは全然、考えていないです。

 言うまでもなくアンにまだ相手の心情を推し量ることが出来ない幼さの表れでしょうね。
「心の友儀式」はこれが有名ですがこの後もう一度ありまそこではきちんとダイアナの気持ち
を汲んだアンの成長が描かれています。

 でも女性はこの年くらいで友達と「心の友儀式」のような儀式的な事をするのに憧れや
共感を感じ、その心理が理解できるという事でしょうか?

 「赤毛のアン」を見ると女性心理を表現しているのか、単に変わり者のアンを描いている
だけなのか・・男にはその境目がよく分からなくなるのですよね(^-^;;


 

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COMMENT

広島県のTさんこんばんは。

>初期は重要人物が出るシーンには草とかの枠が出るのが笑えました。(笑)
最初は凝った演出がより少女チック感を出していましたよね(^^

ではでは

| はぎ | 2011/12/16 22:36 | URL | ≫ EDIT

名シーンの数々。

レイチュル夫人との喧嘩と仲直り、ダイアナとの誓いのシーンは好きですね。
しかし、初期は重要人物が出るシーンには草とかの枠が出るのが笑えました。(笑)
ところで、壁紙とかもこってますよねぇ。

| 広島県のT | 2011/12/16 20:09 | URL | ≫ EDIT

Heikaさんこんばんは。

>アンの服への思いなど、時代や場所が違っても、変わらないもの
普遍的だから今も読み継がれるんでしょうね。

>男の子でもアンの心の友の儀式と形は違えど、儀式めいたことに
そういえば「ロミオの青い空」友情の誓いしていましたね(^-^

ではでは

| はぎ | 2011/12/16 09:40 | URL | ≫ EDIT

アンの服への思いなど、時代や場所が違っても、変わらないものってありますね。
男の子でもアンの心の友の儀式と形は違えど、儀式めいたことにあこがれる場合もあるように思います。次作のトムとハックがそうだと思います。

| Heika | 2011/12/16 07:08 | URL | ≫ EDIT















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