HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

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赤毛のアンレビュー 46話 47話 48話

46話 「マシュウの愛」

【物語】
 アンはクィーン学院を卒業してレドモンドカレッジに入学するまでの3ヶ月間アボンリーのグリーンゲイブルズで再び生活する事になりました。レイチェル夫人はアベイ銀行が危ないといいカスバート家は全財産をアベイ銀行に預けていました。そこでマシュウはラッセルさんに銀行の話を聞いてくる事にしました。ラッセルさんはアベイ銀行が大口の融資に失敗して傾きかかったのは事実だが、今では再建の目処も立ち、大手の銀行が全面的な支援を約束してくれていると言うのです。
【感想】
アン45-2-左が今までのマリラ。
右が今回のマリラ。
髪の色で時間の経過が分かり絵的にも年齢を感じさせます。
 この回辺りになると演出としてアンの成長=マリラ、マシュウの「老い」が描かれる事になる
から哀愁があります。

 アンの成長、輝かしい未来だけではなくマリラとマシュウの老いた二人の哀愁が後半の
赤毛のアン」にメリハリを与えていると思います。世界名作劇場で主人公の成長を描く事は
あっても「老い」を描く作品は少ない。

 「赤毛のアン」は「成長」と「老い」と いう人間にとって避けられない現実を描いた作品でも
ありました。


アン46-「1ダースの男の子よりもお前にいてもらう方がいい。 いいかい、1ダースの男の子よりもだよ」名台詞ですよ、マシュウの愛がこの一言に集約さ
れています。


47話 「死と呼ばれる刈り入れ人」

【物語】
 マシュウは今朝の新聞を見たとたんに心臓発作で倒れてしまいます。レイチェル夫人がマシュウの容体を診ますが、マシュウの心臓は止まり既にマシュウは亡くなっていたのです。原因はマシュウの手に新聞記事にアベイ銀行が破産した事が書かれていたのです。夜中になってアンは昨日の夕方マシュウが言っていた言葉を思い出し、アンとマリラは2人で抱き合いながら涙を流すのでした。

【感想】
アン47  -ついにマシュウが亡くなります。原作「赤毛のアン」の続編でアンはマシュウを忘れていない描写がありますね。
 マシュウが逝ってしまいました・・・悲しいですけど、ナレーションにもあるように殆ど苦し
まず死顔も穏やかでしたし、何より満たされた晩年だったと思います。

 アンという娘を得てこれ以上にない幸せな日々でしたから。アンに出会ってから死ぬほど内気
だったマシュウは変わりました。人前に出てきますし女性ともそこそこ話せるようになりました。

 晩年になってから自ら変わることができるとは本人も驚いたでしょう。そう考えるとマシュウ
の晩年はこれ以上になく幸せだったとしかいえませんね。


48話 「マシュウ我家を去る」

【物語】
 2日が過ぎアンがグリーンゲイブルズに戻るとマリラがポーチの踏み段に座り込んでいました。そしてアンのクラスメイトの話になった時、ギルバートの話題が出ました。マリラとジョンは昔とても仲良しで恋人だと噂された事もありましたが、ふとした事から2人はけんかしジョンが謝ってきたけどマリラは許さなかった。結局その後ジョンはマリラの元に戻らなかった。マリラはせっかく許してあげるチャンスがあったのにそれを逃がし後悔していました。アンはマリラにも若い頃にはロマンスがあったのだと思うのでした。

【感想】
 アン48-でもアン役の山田栄子さんと、マリラ役の北原文枝さんの感情を押し殺しつつお互い抱き合い泣く演技が解け合って、見ていて泣けるなぁ・・。

 どうしてもマシュウの死を実感できないアンですが、そんなアンをアラン夫人が優しく諭す
シーンがいいです。「赤毛のアン」ではアラン夫人がアンの相談に乗るケースが多くキリスト
教圏では牧師さんというかこういう方が生活に溶け込んでいるのが分かります。

 その為、進学面はステイシー先生、私生活はアラン夫人とアンが憧れる大人の女性2人は
作品の中では住み分けが出来ていましたね(^-^

 マリラは昔ギルバートの父ジョンと喧嘩したのですが彼は謝ってきたのが許さなかった苦い
過去を語ります。

 ここで初めてマリラのロマンスが語られますがこれがアンとギルバート の仲直りのきっかけ
になります。マリラはよくアンに「ギルバートはどうだったんだい?」 と聞いていたんですが
父ジョンとこういうことがあったからなんですね。


 

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COMMENT

広島県のTさんこんばんは。

>これが高畑演出の真骨頂でしょうか?
確かに見れば見るほど高畑監督の凄さが分かります。
もう一度名劇を作ってもらいたいです。

ではでは

| はぎ | 2012/01/25 21:13 | URL | ≫ EDIT

Heikaさんこんばんは。

>声優の皆さんの演義のおかげもあって、名劇屈指の回
確かに声優さんの演技の素晴らしさが分かります、この回は。

ではでは

| はぎ | 2012/01/25 21:08 | URL | ≫ EDIT

マシュウが~あ。

このマシュウが亡くなったあたりの話は本当に深い感じの演出でした。
これが高畑演出の真骨頂でしょうか?
僕はダイアナさんがたくさん見れてうれしかったですけど。(←不謹慎。笑)

| 広島県のT | 2012/01/25 21:03 | URL | ≫ EDIT

この、マシュウの愛と死を描いた一連の回は、声優の皆さんの演義のおかげもあって、名劇屈指の回だと思います。

| Heika | 2012/01/25 20:33 | URL | ≫ EDIT















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