HAGIの雑本技法書ets紹介ブログ(元「世界名作劇場雑記」)

はぎの読んだ雑本やイラスト技法書などを紹介するブログ(世界名作劇場関連の情報も取り上げます)

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1991年 アニメ トラップ一家物語 感想

トラップ・0

【1991年アニメ「トラップ一家物語感想

 世界名作劇場1991年第17作目「トラップ一家物語」です。このアニメは映画や
ミュージカルとして有名な「サウンドオブミュージック」が原作です。

 前回「私のあしながおじさん」の主人公は14歳の高校生でしたが、この「トラップ
一家物語」では18歳のマリアが主人公です。世界名作劇場でここまで年齢が高い
主人公はマリアが初めてです。

 そのマリアが結婚し、その後の結婚生活まで描かれるのが「トラップ一家物語」の
更に特異な点といえます。 そういう意味では視聴者対象がやや上の作品なのかも
しれません。

 物語はマリアがトラップ家の家庭教師になり子供達と親密になり、その後トラップ
男爵と結婚し幸せな庭生活が続きます。しかし男爵破産し更にドイツ軍が侵攻して
オーストリアは併合され、最後一家はアメリカに亡命し物語は終わります。

 世界名作劇場でも波乱万丈な、旅などした人たちが出てきましたがトラップ一家ほど
歴史の波に翻弄された人たちが描かれたのも初めてです。前半の家族の個人的な
交流話から後半のドイツによるオーストリア併合と歴史に翻弄されたのが分かります。

 でもこの作品の基本はマリアと子供達の交流物語でしょう。その道具として使われた
のが音楽です。前作「私のあしながおじさん」でもミュージカル的な要素はありましたが
トラップ一家物語」はそれをより強く出した作品でもあります。

 マリアはトラップ一家に家庭教師として派遣されてからも歌で子供たちの心を掴んで
いきます。マリアの歌を通じて子供たちも心を開き、やがて家族の心が一つになる。
 「トラップ一家物語」というタイトルが現すとおり家族の素晴らしさを描いた作品です。

 そんなトラップ一家ですが、アメリカでは更なる多難な出来事がまっています。
その辺は「サウンドオブミュージックアメリカ編」で詳しく書かれていますので、一読
してみてはいかがでしょうか。





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トラップ一家物語 (竹書房文庫―世界名作劇場)

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トラップ一家物語レビュー 39話 40話

39話 「誇りと信念」

【物語】

 かつてオーストリア海軍の潜水艦の艦長だったトラップ男爵に、ドイツ軍の誇るUボートの司令官にならないかというものでした。トラップ男爵は喜びましたがナチスに協力する気はありませんでした。トラップ男爵はヒトラーからの手紙を握りつぶして屑かごに捨てると、返事も帰さずに数日を過ごしていました。そこへ再び国家秘密警察がやって来てミュンヘンでヒトラーの誕生日の式典が行われ、そこでトラップ一家合唱団に歌を歌うように伝えたのです。拒否することは許されませんでした。このままこの家で暮す為には正しくないと思う者に従わなければならないと考えますが、トラップ男爵には自分の意志に背く事はできませんでした。トラップ男爵は一度誇りと信念を失ったら二度と取り戻す事はできないと考え、オーストリアから亡命する事を決意したのです。

【感想】
トラップ・39ヒトラーの誕生日式典でトラップ一家合唱団に出演依頼が来ますが、トラップ男爵や家族は反対します。
 
 国家秘密警察がやって来て、ヒトラーの誕生日式典でトラップ一家合唱団に
歌を歌うように伝えたのです。当然トラップ男爵や家族はナチスの為に歌うのを
反対します。でもこの辺り、物語が急展開で進んでいきます。

 ついにトラップ一家は亡命を決意します。やはりそういう結論になりますが、
オーストラリア人の誇りがあるのでしょう、軍人ですからなおさら。

 それとヴァスナー神父ですが、著書でマリアは「トラップ一家合唱団」は彼が
作ったも同然とまで言います。しかしアニメでは話数が少ないのでヴァスナー神父
を描ききれなかった気はしますね。


40話 「さようならわが祖国」

【物語】

 亡命の計画は、まず汽車で寄宿舎に入っているルーペルトと合流し、チロルの村のミミーを訪ねる。トラップ一家はハンスに気付かれないようにハイキングに出かけると偽って必要最小限の荷物をまとめると朝早くに家を出ていきます。トラップ一家はザルツブルクの駅から汽車に乗り込み、マリアは汽車の窓から見えるノンベルク修道院に心の中で別れを告げます。ルーペルトの到着を待ち、マリアと子供たちは先にチロルの村のミミーの家に向かったのです。その日のうちに国境を越える事にしますが、車の手配がつかず、トラップ男爵たちはミミーの旦那のカールの手助けを借りて霊柩車でイタリアへ向かいます。アメリカの新聞記者ワグナー氏はトラップ一家合唱団がアメリカに亡命して新天地で生活できるようにと船の切符と当面の生活費を送ってくれたので、トラップ一家はアメリカに亡命する事を決意しました。そして船に乗って大西洋を渡りアメリカのニューヨークで新しい生活が始まるのでした。

【感想】

トラップ・40-1今回は世界名作劇場といより、映画のような緊迫感に包まれていました。
 今回は国外へ亡命する脱出劇といえ、世界名作劇場といより映画のようです。
その分ハラハラドキドキしながら観る事ができる回でした。

 その亡命劇前のローズィ、フランツたちとトラップ一家の別れも、綺麗にそして
丹念に描きましたが、この辺り「トラップ一家物語」はソツなく作ってあります。

 そしてミミーが最終回でまさかの再登場とは驚きましたね。その後霊柩車に乗り
イタリアへ向かい、そこから汽車でイタリアからスイスに逃れ、ついにアメリカに
亡命しますが、時間がないので慌しい回でもあります。

 アメリカニューヨークでトラップ一家の前途洋々の生活が始まる・・・訳ではなく、
そこからまた多難な出来事が待っていたりします。

 その辺は「サウンドオブミュージックアメリカ編」で詳しく書かれていますので
一読してみてはいかがでしょうか。


トラップ・40-4亡命後アメリカでマリアは、娘ローズマリーを出産しました。




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トラップ一家物語レビュー 37話 38話

37話 「あたらしいご挨拶」

【物語】
 子供たちは学校に行ってびっくりしてしまいます。学校にはナチスの鍵十字の旗が掲げられ、先生は全員代わっていました。そして今日から挨拶は「ハイル・ヒトラー」になったと言って生徒に練習させるのです。子供たちも他の生徒たちの手前もあって、手だけ上げて声は出さないようにしていましたが、ナチスの言いなりになるのは嫌な事だったのです。次の日、ヨハンナは学校で挨拶しないところを先生に見つかってしまい、なぜ挨拶しないのかと先生に問われたヨハンナは、その挨拶はお父さんが嫌いだからと言ってしまい、保護者であるマリアが学校に呼び出されてしまいます。マリアは校長先生からしつけはもっと厳しくした方がいいと言われますが、マリアは子供たちは自分の考えをしっかりと持っていると言い返すのでした。

【感想】

トラップ・37-1学校ではナチスの鍵十字の旗が掲げられ、、先生は全員代わっていました。
 この回からナチスドイツが出てきて、併合されたオーストリアが描かれますね。
今まで世界名作劇場では、あまり歴史的出来事は描かれませんでした。

 描かれても背景としてで、例えば「牧場の少女カトリ」の第一次世界大戦や
「愛の若草物語」の南北戦争などですね。

 それに対し「トラップ一家物語」ではナチスドイツのオーストリア併合という歴史的
出来事が描かれ、それが主役たち家族の運命を握ります。この作品は歴史の荒波
に飲み込まれる家族の物語でもあったのですね。

 子供たちは学校へ行くとナチスの鍵十字の旗が掲げられ、先生は全員代わって
いました。ヨハンナは学校でナチス式の挨拶をしないのを先生に見つかり、それを
見た他の生徒たちが責めたてます。

 ナチスドイツの子供への教育方法がよく分かり、しかも何というか子供たちが純粋
にナチスを信じるのが怖いです。

トラップ・37-2「ハイル・ヒトラー」と言わないようヴェルナーの提案で挨拶の時に ヨハンナは「アヒルこけた」と言う事にしたのでした。


38話 「ハンスの秘密」

【物語】

 突然ドイツの秘密国家警察がトラップ家を訪ねて来ました。近いうちにヒトラーがザルツブルグに来るから全住民は鍵十字の旗を掲げなければならないと言うのです。トラップ男爵は旗を買うお金がないと言って追い返しますが、すぐに戻ってくると大きな鍵十字の旗を渡すのでした。マリアは過労で倒れ調べると腎臓が悪くなっており、おまけに妊娠していると言うのです。ザルツブルクに戻って来ると屋敷には何と鍵十字の旗が掲げられていたのです。 そこへハンスがやって来て、国家秘密警察の人に旗を掲げる代わりにトラップ男爵を反逆者として連絡しないでくれと頼んでいたと言うのです。トラップ男爵はナチスがそんな約束を守るはずがないと言いますが、ハンスは自分だけは違うと言って鍵十字のワッペンを見せました。そうです、ハンスはナチ党の党員だったのです。

【感想】

トラップ・38-1史実ではトラップ家に忠実なハンスが、まるで悪人のように描かれては可哀相。
 今回ハンスがナチス党員である事が分かりますが、当時は枢軸国支配下では
ナチス党員である事は不思議ではありません。そもそも史実ではハンスはナチス
党員ではありましたが、トラップ家を裏切った訳ではありません。

 むしろ党員という立場からトラップ家の内情を報告する事を一家に告げ「私の前
では何も話なさないで下さい」といい国外への逃亡を勧めたのもハンスでした。
そのトラップ家に忠実なハンスが、まるで悪人のように描かれては可哀相です。

 それとマリアは疲労で腎臓が悪くなっておりそして妊娠していることが分かります。
話数が少ないので、この辺りとにかく物語展開が早いです。

トラップ・38-2アニメでは史実通り?ヒットラーを「ガハハハ笑いをする下品な男」 として描いていました。
 マリアとゲオルクが喫茶店に行くと、何とアドルフ・ヒトラーが来ていましたね。
最初はアニメならではの演出と思いますしたが、これは原作にもある史実です。

 史実のマリアさんはヒットラーを見かた時のことを著書「サウンドオブミュージック
ヨーロッパ編」に「ガハハハ笑いをする下品な男」 と記していました。




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トラップ一家物語レビュー 34話 35話 36話

34話 「ファミリー合唱団誕生」

【物語】

 メイドのミミーは毎朝牛乳を運んでくるカールという青年から結婚を申し込まれていました。ミミーはトラップ家に自分がいなくても子供たちだけで掃除や洗濯ができると考えトラップ家をやめてチロルの村にお嫁に行く事にするのでした。マリアと子供たちは神父のバスナーさんと一緒に庭で歌の練習をしていると、有名なオペラ歌手のロッテ・レーマンさんが下宿に住まわせてほしいとやって来ました。レーマンさんは歌のコンクールに出場してほしいと依頼します。 トラップ男爵は反対でしたがレーマンさんはコンクールの審査員をしており、家族が楽しく歌うところをぜひとも観客に見てもらいたいと言って説得します。バスナーさんもマリアも子供たちも賛成したのでトラップ一家家族合唱団として音楽祭に出場したのでした。

【感想】

トラップ・34メイドのミミーもきちんと描かれるのが、この作品の良さですね。
 有名なオペラ歌手のロッテ・レーマンさんが、屋敷に住まわせてほしいと来ました。
この人によって歌のコンクールに出場し、その後「トラップ合唱団」として活躍します。

 ミミーはトラップ家での自分の役目は終わったと感じ、カールの結婚を受けます。
5年も勤め前妻アガタが生きている時からいたんですね。そんなミミーですが最後
に出番があるので驚きます。


35話 「歌声は風にのって」

【物語】

 トラップ一家の歌はとても評判がよく、ザルツブルグのラジオ局から出演依頼が来ましたトラップ一家の歌はオーストリア中に流れ、オーストリア共和国大統領のクルト・フォン・シュスヒニッヒもまたラジオから流れてくる子供たちの歌声をとても気に入り、大統領主催のパーティーで歌ってほしいと電話をかけて来たのです。大統領はオーストリアはドイツのヒトラーがオーストリアへの観光を禁止してしまったので、観光で生計を立てている国民は精神的には経済的にも大きな打撃を受けており、そういった人々にオーストリアの美しい歌を聞かせて生きる勇気を与えてやりたいと説得し、トラップ男爵はようやく演奏会を開く事を認めるのでした。

【感想】

トラップ・35ザルツブルグのラジオ局から出演して本格的に「トラップ一家合唱団」として活躍し始めます。
 ザルツブルグのラジオ局から出演して具合の悪いおばあさんに歌声を聞いて
もらおうと考えます。最初はこういうきっかけでラジオに出るんですね。こうして
本格的に「トラップ一家合唱団」として活躍し始めます。

 大統領主催のパーティーで歌う為に家族はウィーンに来ますが、そこでマチルダ
夫人に再会。いや別れが感動的だったんで、あっけない再会が拍子抜け・・・(^^;

 大統領はオーストリアはドイツのヒトラーがオーストリアへの観光を禁止してしまった
ので国民は精神的には経済的にも大きな打撃を受けていました。

 こついにナチスドイツの影が出てきました。冷静になると今までの出来事は
第二次世界大戦の少し前の話だったんですね。今までの家族のお話から次回は、
やや違う感じの雰囲気になります。


36話 「ナチス侵攻」

【物語】

 大統領の推薦でクライネンホールでトラップ一家の演奏会が開かれる事になりました。子供たちはとても緊張しましたが、演奏会は何とか無事に終える事ができ、観客たちもとても喜びました。演奏会が終わった後、トラップ一家は楽屋で新聞記者に写真を写してもらいます。そしてアメリカの新聞記者ワグナー氏がトラップ一家合唱団にアメリカ演奏旅行をしてもらいと言いますが、トラップ男爵は音楽を生活の手段にするつもりはなく、音楽は生活の楽しみにとっておきたいと言って断ります。トラップ男爵とマリア、そして7人の子供たちが静かな暮しをしていた1938年3月11日。突然ドイツ軍がオーストリアに進攻して来たのです。オーストリアはヒトラーの手によってドイツに併合されてしまいました。このザルツブルクにもドイツ軍はやって来ました。

【感想】

トラップ・36-1アメリカの新聞記者ワグナー氏ですが、後に家族はこのワグナー氏を頼りアメリカに亡命します。
 大統領の推薦でクライネンホールでトラップ一家合唱団の演奏会が開かれました。
マリアが家庭教師としてきてからずいぶん歌ってきましたが、それがここまでになる
なんて感慨あります。

 演奏後アメリカの新聞記者ワグナー氏が、トラップ一家合唱団にアメリカ演奏旅行
をしてもらいと言います。後に家族は、このワグナー氏を頼りアメリカに亡命します。

 アニメ「トラップ一家物語」では亡命で終わりですが、原作ではアメリカに行きそこ
での様子が描かれています。興味がある方は「サウンドオブミュージックアメリカ編」
を読んでみるのをお勧めします。

 1938年3月11日オーストリアはヒトラーの手によってドイツに併合されてしまい
ました・・・何か不穏な空気を感じさせて次回に続きます。

トラップ・36-21938年3月11日オーストリアはドイツに併合されました。世界名作劇場で歴史的出来事が描かれるのは珍しいです。




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トラップ一家物語レビュー 31話 32話 33話

31話 「神様の思し召し」

【物語】

 マリアは神に預けた身だから自分の一存では決められないと言ってノンベルク修道院に一度戻って院長に相談する事にしました。マリアは院長にシスターとして再びノンベルク修道院で働くと言いますが、院長にトラップ男爵と7人の子供たちの事はどうするのかと問われ、わからないと答えるマリア。その頃トラップ家でも子供たちはマリアが自分たちのお母さんになってくれますようにと神に祈り続け、トラップ男爵は玄関に椅子を持ちだしてマリアの帰りを待ち続けるのでした。マリアがトラップ男爵と結婚する事を祝福してくれたのでした。マリアが屋敷の玄関から入ると、玄関にはトラップ男爵が一晩中待ち続けていたのです。マリアは嬉しさのあまり泣きながらトラップ男爵と抱き合うのでした。

【感想】

トラップ・31-1ノンベルク修道院に一度戻って院長に相談しました。しかしマリアの気持ちは事実上決まっていました。
 マチルダ夫人はトラップ男爵とマリアは身分や年齢が違いすぎると言い結婚に
反対します。マチルダ夫人も最後の抵抗を見せますね。

 ノンベルク修道院に一度戻って院長に相談しました。しかしマリアの気持ちは
事実上決まっていましたね。まさしくドローレンス修練長に言う通り

「あなたがノンベルク修道院に来てトラップ男爵のもとに派遣されたのも、すべて
母のいない7人の子供たちとトラップ男爵をあなたに巡り合わせる為に神がなさった
思し召しのような気がします」

マリアが屋敷の玄関から入ると、玄関にはトラップ男爵が一晩中待ち続けていて
2人は抱き合います。何もかもすべて決まった瞬間ですね。


32話 「七月の花嫁」

【物語】

 トラップ男爵は世間の悪評を吹き飛ばす為、しばらく屋敷には戻らず地中海でヨットに乗って暮す事にしました。その間、トラップ家をマチルダ夫人とマリアの2人で支えます。ルーペルトは高校への進学の為、入学試験を受けに行きます。数日後アガタの両親はマリアとの再婚を認めてくれたばかりか、マリアにウェディングドレスをプレゼントしてくれたのです。20日ほどしてトラップ男爵は屋敷に戻り、今度はマリアが ノンベルク修道院に10日間、黙想に行きます。マチルダ夫人とクラリーネはマリアの結婚にあわせてトラップ家をやめてウィーンに帰る事にしたのでした。7月のある日、とうとうトラップ男爵とマリアの結婚式がノンベルク修道院で行われました。マリアはシスターの仲間たちに祝福されます。マチルダ夫人はマリアに腕時計をプレゼントしてトラップ家の子供たちをお願いしてウィーンに帰ってしまいました。

【感想】

トラップ・32-1トラップ男爵とマリアの結婚式が、ノンベルク修道院で行われました。 
 マチルダ夫人はトラップ男爵とマリア結婚すれば、その子供たちと結婚する貴族は
現れない。貴族は貴族同士これがマチルダ夫人の考えです。

 というか当時のオーストリアの貴族という、人達の考え方を代弁しているといえます。
この時代を体現する人物だったんですね、マチルダ夫人。

 トラップ男爵とマリアの結婚式がノンベルク修道院で行われました。そこへマチルダ
夫人が現れマリアに子供たちを頼むシーンが凄くいいですね。実質これで、最終回
でも言い気はしましたけどね(^-^

トラップ・32-2マチルダ夫人が現れマリアに、子供たちを頼むシーンが凄くいいですね。


33話 「本当の家族」

【物語】

 トラップ男爵は全財産を預けてランメル夫人を助けていたのですが、 銀行が破産してしまったので預金はすべて失われ、無一文になってしまったのです。トラップ男爵は屋敷は売らなくていいが、食費と4人の使用人に払うお金がないと言います。カトリック大学の学生や教授が下宿を探しており、トラップ家の余った部屋で下宿屋を始めようと言うのです。ルーペルトは学校に行くのをやめると言い出します。学校で勉強するのにはお金がかかります。しかしマリアは、かつてマリアがそうだったように自分が学校で学ぶ費用を自分で働いて稼ぐように薦めます。トラップ家は下宿屋として改造する事にし、1階と2階を下宿屋として礼拝堂まで作り、3階を家族の住む部屋にする事にしました。ルーペルトは屋敷を出て学校の寄宿舎に住み、本屋の店員として働きます。

【感想】
トラップ・33-2ランメル銀行が破産しトラップ男爵はすべてを失いました。しかしマリアの楽観主義に励まされます。
 ランメル銀行が破産しトラップ男爵はすべてを失いました。男爵は悩みますが
マリアは「働いて稼げばいいのよ」と言ってさっそく仕事探しを始めます。

 屋敷を下宿にしたり、ルーペルトには学費は働いて稼げばいいとか、マリアは
楽天主義で全然めげません。トラップ男爵や子供たちもマリアに勇気付けられます。

 トラップ家は下宿屋として改造する事にしトラップ男爵は無一文になって初めて
家族の大切さを知ります。

 しかし今回はとんとん拍子で話が進みます。今まではじっくり描いていたんですが
この辺り急展開です。もう少し長く詳細に見たい気もしたかったです。


 

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トラップ一家物語レビュー 28話 29話 30話

28話 「いたずらアガーテ」

【物語】

 イヴォンヌ姫はトラップ男爵に結婚したら子供たちのお母さんになれるように努力してみると言います。そして乳母を雇って叱り役をしてもらい、自分は叱らないで慰め役にまわると言うのです。アガーテはハサミを取り出すと食堂のテーブルクロスやカーテンを切っていたずらします。マリアはアガーテのお尻をぶって叱りますが、イヴォンヌ姫はアガーテをかばい、アガーテはすっかりとイヴォンヌ姫になついてしまいました。ところが食事の時、イヴォンヌ姫の隣に座ったアガーテは肉を手でつかむと彼女に食べさせようとし、なおも肉を差し出しドレスの上に肉を落としてしまいます。イヴォンヌ姫は怒って車に飛び乗ると帰ってしまいました。

【感想】
トラップ・28-1子供の教育は乳母を雇って全てしてもらう・・・イヴォンヌ姫のズレた教育観が分かりますね。
 イヴォンヌ姫は結婚したら乳母を雇って叱り役をしてもらい、自分は慰め役に回る
という考えを示します・・イヴォンヌ姫のズレた教育観が分かりますね。

 食事時イヴォンヌ姫に懐いたアガーテは肉を食べさせようとしますが、彼女は露骨
に嫌がります。この時のイヴォンヌ姫の対応は子供の扱い方を知らない大人の反応
そのままですよね。

 そもそも子供の扱い方や教育する覚悟がないのに、7人の子持ちの男性と結婚
しようとするイヴォンヌ姫も何というか身の程知らず としかいえません。

イヴォンヌ姫の叔母が 「7人の子供のいるやもめと結婚しようというのがしょせん
無理な話ですよ」 というのはまさしくイヴォンヌ姫を的確に評していましたね。

トラップ・28-2懐いたアガーテは肉を食べさせようとしますが、イヴォンヌ姫は露骨に嫌がります。子供の扱い方を知らない大人の反応そのままです。


29話 「妻になる人、母になる人」

【物語】

 マリアは考えた末、約束の6月まであと1ヶ月ありますが、家庭教師の仕事をやめてノンベルク修道院へ帰ろうと決心します。何だか自分がいるとイヴォンヌ姫と子供たちが仲良くなるのを邪魔しているような気がしたからです。子供たちには話さずにマチルダ夫人に話すとマチルダ夫人は大賛成で、さっそくイヴォンヌ姫とトラップ男爵に報告に行きます。トラップ男爵は声を荒げて反対します。それを聞いたイヴォンヌ姫はトラップ男爵を連れ出すとマリアの事が好きなのねと問い詰めます。トラップ男爵もそれを認めた為、イヴォンヌ姫は怒って帰ってしまうのでした。

【感想】

トラップ・29トラップ男爵は自らマリアが好きと言いますが、イヴォンヌ姫はショックで倒れます。
 今回イヴォンヌ姫とトラップ男爵との関係にけりがつきました。イヴォンヌ姫は
マリアの事が好きなのねと問い詰めるとトラップ男爵はついに認めました。

 何というかトラップ男爵はようやく、マリアが好きと言いました。トラップ男爵は今まで
マリアが好きな事自体、気がついていなかった感じですから、ようやく自覚した感じ。

「子供たちの母親には、あなたがなるべきよ」

イヴォンヌ姫はこう言い残し去って行きました。意外にあっさりしていましたが、自分
には7人の子供の母親になれないの理解したのでしょう。

 自身もも父親の再婚を経験して、子供たちの気持ちが分かりすぎたのでしょう。
その経験から、逆に子供たちに馴染めなかったのかもしれません。

 でもマリアと対になるような形で出てきた、イヴォンヌ姫はかなり性格の悪い女性で
極端すぎなキャラでした。これではマリアとでは勝負になりませんね。


30話 「結婚してくれますね!?」


【物語】

 イヴォンヌ姫はトラップ男爵との婚約を破棄すると、3才年下の英国貴族の男性とすかさず婚約してしまいました。マリアがトラップ男爵の家にいるのも、あと10日となってしまいます。そしてトラップ男爵は子供たちにマリアの事が好きだと言いますが、 はたしてマリアはトラップ男爵の事が好きかどうかわかりません。子供たちはマリアからお父さんの事が好きだと聞き出すとそれをトラップ男爵に報告します。トラップ男爵はマリアが結婚を承知してくれたものだと勘違いして、マリアに結婚を承諾してくれてありがとうとお礼を言います。しかしマリアにとっては子供たちにトラップ男爵の事が好きかと聞かれたので好きと答えただけの事で、結婚などまったく考えた事がなかったのです。そればかりかマリアはノンベルク修道院から家庭教師として派遣されたシスターであり、結婚など認められるはずがなかったのです。

【感想】

トラップ・30-1イヴォンヌ姫はトラップ男爵との婚約を破棄すると、すぐさま3才年下の英国貴族の男性と婚約しました。
 イヴォンヌ姫はトラップ男爵との婚約を破棄すると、3才年下の英国貴族の男性と
すかさず婚約してしまいました。

 トラップ男爵は自分からイヴォンヌ姫に婚約申し込んだのにもかかわらず、マリア
を選んだのですからイヴォンヌ姫を傷つけたのは確か。

 普通に考えればイヴォンヌ姫からトラップ男爵に対しての婚約破棄があって、
その後の英国貴族男性との婚約でしょう。

 世間的にはトラップ男爵は 「イヴォンヌ姫に振られた男」ということになりますね。
いうまでもなくトラップ男爵は自ら責任を取り、汚名を着たんでしょうな。

 ヨハンナはコインを飲み込んでしまい、その後コインが出たかどうかをう○こを調べる
なんてマリア凄いですが・・・でも20歳という年齢差(トラップ男爵38歳マリア18歳)
しかも相手は7人の子持ちと結婚という方がもっと凄いです。

トラップ・30-2
ヨハンナはコインを飲み込んでしまい、その後コインが出たかどうかをう○こを調べるマリアが凄いです。





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トラップ一家物語レビュー 25話 26話 27話

 第25話 「白銀のアルプスにて」

【物語】

 年が明け、再びイヴォンヌ姫からベルベデーレ伯爵の別荘にお誘いがありました。別荘に着いてもイヴォンヌ姫はまだ来ていません。イヴォンヌ姫は別荘に来る途中のクラーゲンフルトの叔母の家で風邪をひいて寝込んでしまっていたのでした。子供たちはアルプスの山でスキーをして楽しみます。ルーペルトは学校で冬休みの間に自分の進路を決めてくるように言われていたのです。ルーペルトはマリアに相談しましたが、マリアはそういった大切な事はまずお父さんに相談するべきだと言います。ルーペルトはお父さんに相談しますがトラップ男爵は人の役に立つ仕事をしなさいと言います。

【感想】

トラップ・25世界名作劇場でのスキーは、「わたしのアンネット」のルシエン以来です。
 今回はこの時代のスキーが見られます。今までの世界名作劇場では冬のソリや
スケートは描かれましたが、スキーは初めてで新鮮でした。

 ルーペルトは学校で自分の進路を決めてくるように言われマリアに相談します。
でも進路の相談を父親より先にマリアにするって、完全に信頼しきっているよな。

 夜トラップ男爵はルーペルトの事をマリアに話しますが、お互い何となく意識して
この辺りは微妙な感じででお話が進んでいきますね。


26話 「オレンジと花の苗」


【物語】

 トラップ男爵はイヴォンヌ姫のお見舞いに子供たちの誰か1人を連れて行こうとします。マリアはイヴォンヌ姫が子供たちのお母さんになるのだと子供たちを説得しますが、小さいマリアはマリアがノンベルク修道院に帰りたいから自分たちにイヴォンヌ姫を押しつけたがっているのだと言って泣き出してしまいます。結局トラップ男爵1人がお見舞いに行く事になりました。イヴォンヌ姫はトラップ男爵の見舞いをたいそう喜び、そして結婚して子供たちは学校の寄宿舎に預けて2人だけで生活したいと言います。しかしトラップ男爵はきっぱりと子供たちを手放す気はないと言うのでした。

【感想】

トラップ・26「7人の子供のいるやもめと結婚しようというのがしょせん無理な話ですよ」 イヴォンヌと叔母の会話も味わいがあります。
 イヴォンヌ姫にトラップ男爵はお見舞いに行くことになり、子供たちの誰か1人を
連れて行こうとしますが、子供たちは嫌がります。

 イヴォンヌ姫がアレな性格なんで子供が懐かないの分かりますが、もし普通に
いい人だったらどうよ?ってなりかねないですが・・・

 そのイヴォンヌ姫は子供たちを、ウィーンの学校の寄宿舎に入れようとします。
寄宿舎に入れるというのは、後妻が前妻の子供たちを排除する定番のやり方・・。


「あなたのような気難しい子が7人の子供のいるやもめと
                 結婚しようというのがしょせん無理な話ですよ」

 イヴォンヌと叔母の会話も味わいがあり、何かイヴォンヌ姫とトラップ伯爵の関係
を見透かした言葉です。


27話 「昨日・今日・明日」

【物語】

 マリアは復活祭までの40日間、肉を食べない事にしました。そして余った時間を利用して刺繍を作り、ノンベルク修道院に寄付すると言うのです。それを聞いた子供たちもマリアを見習って何かを始めようと考えました。小さいマリアとヨハンナはいつもより30分早起きしてアイゲンの教会にお祈りに行く事にしました。そしてマリアの子供の頃の苦労話を聞いたトラップ男爵も、自分も何かやってみようという気持ちになり40日間禁煙する事にしたのでした。

【感想】

トラップ・27マリアの養父ですが実は重いノイローゼでした。デリケートな話なので深くは描かれませんでした。
 今回はマリアの過去が分かる回ですが、しかし前後との繋がりはあまりので
とってつけたような回とも言えます。

 マリアは過去の家出をした出来事を語ります。養父ですが実は重いノイローゼ
だったのでマリアを虐待したという事で一応、養父のフォローがありました。

 マリアの過去自体は本人が話していた通りでしたが、深く突っ込んで語られる
ことはありませんでしたね。





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