世界名作劇場雑記

世界名作劇場、名作作品の関連情報を主に取り上げます。

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風の少女エミリー アニメと原作

エミリーアニメ原作 

【風の少女エミリー アニメと原作】

 基本的にこの「風の少女エミリー」はキャラクターやエピソードも原作を元にして
いるが、実際はそれを素材として用いたオリジナル作品ともいえる。

 アニメ第7、15、16話以外は原作の時系列通りに物語が進んでおらず、話が前後
したりエピソードに手が加えられていたりするからです。

 もちろん大筋の内容はアニメも原作も同じといえますが、それでもかなりにアレンジ
されているので、アニメと原作は別物といえるかもしれない。

 例としてあげるとアニメ第2話でエミリーが閉じ込められた部屋を抜け 出したので
エリザベスおばさんは罰としてそのお下げを切ろうとしますが、エミリーが父親と同じ
精神を見せたので切るのをやめました。

 原作はエミリーの具合が悪くなったのを暑さのせいだと勘違いしたエリザベスおばさん
に切られそうになりますが、エミリーの表情にエリザベスの父(エミリーの祖父)の面影が
見たため、エリザベスおばさんは怖くなって切るのをやめます。

 この原作でエミリーの具合が悪くなった原因ですが、それはエミリーとローダの関係
が影響していました。

 アニメ第3話でエミリーが学校へ行くとローダと仲良くなり、皆がエミリーいじめるのは
ローダによってイルゼのせいとなりました。

 しかしその後、裏でエミリーをいじめを操っていたのはローダとすぐ分かり、幻滅した
エミリーはすぐイルゼと仲良くなります。

 原作では込み入っていて、エミリーとローダはアニメ同様の友人関係を築きます。
しかしローダは自身の誕生日パーティーにエミリーを招待しないのです。

 何故ならローダの友人ムニエルがエミリーのことが嫌いで、エミリーが行くなら自分は
出席しないといったためでした。

 ムニエルは町の子なのでどうしても出席してもらいたかったローダは、結局エミリー
を呼びませんでした。

 その事を知ったエミリー、、ついでにアニメ同様に蛇の入った箱を渡すいじめを考えた
のもローダという事も知るのです。そしてエミリーはローダに幻滅しました。

 そしてエミリーはローダとの関係が表面的なものだったことに気が付いて、かなり思い
悩んで やつれてしまい、具合が悪くなります。

 それを見たエリザベスおばさんはそれは暑さのせいだろうと考え、髪を切れば元気に
なるだろうと思いエミリーの髪を切ろうとします。

 そうアニメでは閉じ込められた部屋を抜け出した罰として、エミリーの髪を切ろうとしま
すが、原作ではこれらの事が原因になっていました。

 これを見ればわかるように、アニメは原作と同じ流れで作られてはいますが、一つ一つ
のエピソードを原作から拾い再アレンジして別の話を作っているケースが多いのです。

 その為にアニメと原作を単純に比較出来ないのです。しかし個人的な意見をいうとこの
ようなアレンジをするのならば、原作通りに作ったほうがいいような気はします。

 この辺のアニメと原作の違いの詳細をお知りになりたい方は、「エミリー」シリーズを読ん
で頂くしかないです。




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可愛いエミリー 感想

エミリー原作

【可愛いエミリー 原作感想

 ルーシー・モード・モンゴメリといえば「赤毛のアン」シリーズで有名ですが、この
「エミリー」シリーズも彼女の代表作といえます。

 この物語を書き上げたモンゴメリは、やっと書きたいものを書いたと思ったでしょう。

あの「アン」シリーズは出版社と世間が続編を望んだためで、彼女自身はすでに書く
ことすら苦痛になっていたのですから・・。

 モンゴメリは「エミリー」を執筆するにあたり、少女時代の日記を読み返し構想を練り
自分によく似た生い立ちで作家を志望の少女エミリーを生み出しましました。

 エミリーはモンゴメリにとって自分そのもの。外見だけでなく創作の苦しみを感じる
内面描写はまさしく作者の心までをも投影していました。

 しかし読者に夢と希望を与える明るい物語だった「アン」シリーズに比べ、「エミリー」
シリーズは暗いという印象。

 やはりモンゴメリの壮年時に書かれているので、女性の苦悩や人生の苦さが作品の
中に織り込まれているからでしょうね。

 実際モンゴメリは夫の鬱病の世話をし、家事に子供の躾に力仕事までこなしつつ
作家として収入を得なければならないとても不幸な時期でしたので・・・。

 モンゴメリの自伝的要素が強いために、主人公エミリーが非常にリアリティに溢れ、
それでいてその内面が繊細に描かれ、エミリー(というかモンゴメリ)の文学に対する
想いや執着をひしひしと感じます。

 そしてモンゴメリらしくその詩情豊かな世界観は損なわれておらず、それでいて急速に
変化していく時代背景をよく描写していた気がします。

 それと「赤毛のアン」でもあったミステリー要素がこの「エミリー」にもあり、それを読むと
モンゴメリ特有のユーモアを感じて思わず笑みがこぼれてしまいました(^-^;

 「エミリー」を読むとモンゴメリ自身が感じた時代や文学に対する熱い想いを読むことが
でき 「アン」シリーズとは違う面白さがあると思いますね。




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風の少女エミリー 総括感想

エミリー・0

風の少女エミリー 総括感想

 この作品は2007年にNHK教育で放送されていた作品で同時期、世界名作劇場
「レ・ミゼラブル少女コゼット」がBSフジにて放送されていました。

 この「風の少女エミリー」は早朝の7時に放映していましたが、久しぶりに地上波で
放送していた名作系の作品でした。


 原作者は「赤毛のアン」のルーシー・M・モンゴメリー。なので作品の雰囲気は「赤毛の
アン」と雰囲気は似ているのかもしれません。

 その為「風の少女エミリー」と「赤毛のアン」を、比較してみるのも面白いかもしれま
せんね(似通ったエピソードが、あったりしますのでw)

 それと「エミリーシリーズ」は原作者のモンゴメリーの自伝的要素が強いので、創作
や小説に対してのこだわりが強く、内にこもるような苦悩が描かれます。

 その辺の描写はアニメでもいたるところに描かれています。・・・というか基本すべて
創作の苦悩で、占められているようなところもありますがね「(^-^;

 それとこの作品、キャラクターデザインにアクがあります、というか強すぎの感が・・・
まぁ、、、この辺は慣れれば、味わいを感じると思いますw

 主人公のエミリー・バード・スターという少女ですが、かなりきつい性格。この辺は原作
がそうだからなのですが、特に想像の邪魔をされるとよくキレていました。

 エミリーにとって想像や創作は嫌なことをすべて忘れることができて、それでいて明日
へ向かって突き進む活力そのものです。

 当然ながら想像や創作などを認めないエリザベスおばさんとは、よく衝突していざこざ
起こしていました。エミリーにとって創作しそれを書くことは、人生のすべてでしたね。

 そんなエミリーも日々の生活で、エリザベスおばさんやイルゼなどの周囲の人たちと
触れ合い励ましあって、苦悩を共有したからこそ人間的に成長したのだと思います。

 最後にそのエミリーが書いた小説が評価されるのですが、今までエミリーの苦悩と成長
を描いてきたからこそ、説得力のあるラストになりましたね。

 ただエミリーは作中成長し思春期の話も出てきましたが、いかんせん話数が全26話
しかなく描き足りないのが少し残念でした。




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風の少女エミリー レビュー 25話 26話

25話 「雪はいま、とけゆく」

【物語】

 雪が舞うなか、カーペンターの葬儀が行われる。エミリーはカーペンターを亡くしたショックと、テディが婚約したことで絶望の淵に立っていた。落選続きで大好きだった小説も書くことが出来なくなり、食事もろくに取らず、かつての活発だったエミリーはどこにもいない。エリザベスはそんな腑抜けになったエミリーに厳しい言葉を投げつけ頬を打った。自暴自棄になったエミリーは反撃しようとするが、熱を出し倒れてしまう。

【感想】

エミリー・25-1拗ねた態度を示し嫌な顔つきで、エリザベスおばさんに食ってかかるエミリー、、。
 最終回1話前は最終回に向け盛り上げようという構成から、緊迫感があり面白いと
いいますが今回がまさにそうでした。

 今回エミリーの苦悩などよりリアルに感じられました。作家として世に出たいが中々
結果が出ないジレンマと苦闘、友人達は先へ進んでいるのに自分だけが取り残され
ている不安。

 そのようなものが今回「雪はいま、とけゆく 」に息の詰まるように表現されて、十分
満足できました。


エミリー・25-2
 エリザベスおばさんは、すっかり投げやりになったエミリーを引っぱたきます。
「誇りを失った者は許さない」という、エリザベスおばさんの強い意志を感じお話を
引き締めましたね。

 そしてエリザベスおばさんは、エミリーの両親ダグラスとジュリエットの写真に
向かって、、、

「あの子には、自分の夢をあきらめてほしくなかったのです。」

 と言ってエミリーをたたいたことを謝っていました。エリザベスおばさんの心の内を
聞いてエミリーも素直になりました。

 この辺りのお互いの心の葛藤などに緊迫感が引き込まれますよね。


26話 「春のおとずれ」

【物語】

 エリザベスが足を骨折して動けなくなってしまった。退屈をもてあますエリザベスのために、エミリーは書いた小説を見せた。エミリーの小説は、エリザベスや家族のみんなを感動させ、エリザベスはついに、エミリーが小説を書くことを認めたのだった。エミリーの小説は付近の人々の手から手にわたり、読まれていった。そしてそれは遠く離れた友人たちの手にも渡り…。

【感想】
エミリー・26-1
 エミリーは小説「Tales of Windy Hill」を書きます。自分の過去の出来事や、周りの
人々を題材に、ある農場の生活を描きます。

 やはりカーペンター先生がいいっていたように、身の回りの出来事をユーモア
溢れた文章で綴ったのでしょうね。

 エミリーの小説は雑誌に掲載されるのではなく、回し読みされ評判になりニューヨーク
の雑誌記者から注目され、ようやく作家への道が開けました。しかしエミリーはニュー
ムーンに残る事を決意します。


エミリー・26-3
 そしてテディが帰国して、あっという間にエミリーとテディ結婚でした!結婚式の
場面はエリザベスおばさんもルースおばさんもそうですがお父さんもいましたね。

 でも冷静に2人の絵を見ると、まだ子供に見えますよね?まるで子供が結婚式
ごっこをしているようです。

 1979年作「赤毛のアン」のアンは本人の成長に合わせ、キャラクターデザインが
変わりました(これもアニメならではの、面白さでした)

 「風の少女エミリー」でも明確に大人に成長したキャラクターデザインにしてもらい
たかったですね。

 この辺はやはり11歳からほぼ成人までを、全26話で描くとこの無理があった気は
します(できればエリザベスおばさんとの、和解くらいまでがよかったかも?)

 しかしエミリーの成長物語としては良く出来ており、同じモンゴメリの「赤毛のアン」
とはまた違った作品になったといえるのではないでしょうか。


エミリー・26-5ラストの自分の子供を連れて歩くシーンは、同時期放送していた「レ・ミゼラブル少女コゼット」と同じでしたね。




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風の少女エミリー レビュー 22話 23話 24話

22話 「雪の中の告白」

【物語】

 エミリー達はシュルーズベリーの学校生活を満喫していた。そんな時、ペリーが学年でトップの成績をおさめた事が発表される。ペリーはエミリーに「君が応援してくれたから頑張れたんだ。僕と結婚して欲しい」と告白をする。しかし、今はまだ結婚など考えてもいないエミリーにあっさりと振られてしまう。ある日、エミリーたち四人はニュームーンへ帰ろうとしている途中、大雪が降ってきて遭難しかけてしまう。四人は慌てて、近くにあった廃屋に避難する。その時イルゼは、エミリーに振られて落ち込んでいるペリーに、とうとう告白してしまった!そして後日…エミリー達が廃屋でお酒を飲み、一晩を過ごしたという噂が学校中に流れていた。イブリンが嘘の噂を流したのだ。エミリーたちはあわや停学の危機に。そんな時助けてくれたのは、あのルース伯母さんだった。ルース伯母さんは「マレー家の誇りを傷つけられるのは許さない」と校長にかけあい、停学処分を取り下げさせた。そしてイブリンの盗作疑惑を知ったエミリーはイブリンに、噂を取り消すようにと言い、事件は一件落着した。そして学校のダンスパーティーの日…美しく着飾ったイルゼに、ペリーはダンスを申し込むのであった。

【感想】

エミリー・22-1
 前回ペリーはエミリーに告白しますが、ふられました。その後吹雪にあい廃屋に
避難してそこでイルゼがベリーに告白します。

 もう恋愛などをする年なんですよね、エミリーたち、、、しかし全26話しかないので
何か唐突な印象を与えますが・・・(^ー^;

 その後イルゼはダンスパーティーの会場に入るのは恥ずかしがったりと、今まで
とは違い可愛らしく描かれていますね。

 でも何かペリーはあっさりイルゼに乗り換えたような感じでですよね、、後半になる
とさらに物語展開が早くなります。


エミリー・22-2
 学校から停学を言い渡されますが、ルースおばさんが校長に直談判します。
こういう時ルースおばさん頼もしいです。一応マレー家の名誉とは言いましたが
エミリーのことが好きだからでしょう。

 そういえば噂を流したイブリンは、詩のコンクールで最優秀賞をとった作品が20年
前の本からの盗作であった証拠をエミリー突きつけられ簡単にやられました。

 ローダやエブリンもそうですがこの作品の、イジメっ子達はあまりたいした事がない
ですね、、、。今回はお話が色々と詰まった回でした。


エミリー・22-3イブリンは、エミリーから盗作の証拠を突きつけられ簡単にやられました。大したいじめっ子ではありませんでしたね。


23話 「はなれゆく心」


【物語】

 卒業を間近にひかえたエミリー達は、着々と未来への道を歩き始めた。しかしエミリーはただ一人、取り残されたような不安を感じていた。最近ひらめきがやってこなくなり、いくら雑誌に投稿しても掲載されなくなったのだ。そしてエミリーだけが、卒業後、ニュームーンへ戻らなくてはならないのだ。そんな中、テディがモントリオールで絵画の賞を取り、留学する事が決った。輝かしいテディの未来…。エミリーはそれを素直に喜ぶことが出来ない。そして二人の心はすれ違ったまま、テディは外国へと行ってしまうのであった。

【感想】

エミリー・23-1
 ついにエミリーに告白したテディ!しかしテディって影が薄いキャラクターだよな~
でも今回でなんとか存在感が出てきました。

 テディは絵のコンクールで優勝して、パリへ留学、イルゼはモントリオールの演劇
学校に、ペリー弁護士の助手と夢をかなえ皆バラバラになります。

 その反面相変わらず投稿が採用されず、取り残されるエミリー、、、今回は皆の夢と
未来がありそれに向かう様が描かれます。しかしシュルーズベリーの学校生活は
殆ど描かれず、やはり26話の為かこの辺り物足りないですね。


エミリー・23-2「あなたは何に恐れているの
自分の本当の気持ち?」エリザベスおばさんのエミリーの心のうちを突くようなセリフです。



24話 「残されたもの」

【物語】

 ニュームーンで過ごすエミリーは、小説を出版社に投稿するが、落選続きであった。エミリーはすっかり自信をなくし、文章を書く喜びや楽しさを失っていた。そんな時、カーペンター先生が授業中に倒れたと聞き、急いで駆けつける。 そこにはいつもの調子のカーペンター先生がいた。カーペンター先生は、自信をなくし、ひらめきがやってこないと言うエミリーに「ひらめきは自分の中にある」と道を照らしてくれるのであった

【感想】

エミリー・24-3
カーペンター先生が倒れ、エミリーはひらめきがこないことを打ち明けます。

 イルゼ、ペリー、テディは故郷を離れていき、それぞれ活躍しています。しかし
エミリーは小説を出版社に投稿しますが、まったく採用されません。

 そんなとき、カーペンター先生が倒れます。エミリーはひらめきがこないというと

「ひらめきは君自身の中にある。
           自分の内面を見つめろ。君は光そのものなんだよ。」

 自分の中にあるひらめきつまり可能性を信じるように、カーペンター先生は言います。

 でもカーペンター先生に、何故生きようとする意志がなかったのか?原作では1年前
に奥さんが亡くなって、その後すっかり弱くなります。

 そして先生が亡くなるころにはエミリーはある程度、小説で成功しています。だから、
本人に生きようとする意志がないというのも理解できます。

 アニメの場合はエミリーのその後が見たいはずなので生きる気力がないというの
は説得力がないように思いました。


エミリー・24-1その頃イルゼは、演劇学校で練習していましたね。



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風の少女エミリー レビュー 19話 20話 21話

19話 「エミリーの失敗」

【物語

 ローダの誕生日パーティーで、女優ジョー・ローズと共に詩を読み上げた事は、町中で噂になっていた。更に投稿した詩がとうとう雑誌に載ったのだ。エミリーは今、有頂天になっていた。そこへ、先日亡くなったピーター・ドギア老人の追悼詩を書いて欲しい、とピーターの奥さんから依頼されたエミリー。そこでエミリーは、ピーターの事を知るため、街の人々に話を聞くことにする。町中の人はみな、「ろくに働きもせず、酒ばかりのんでいた」と言う。エミリーは「なんてくだらない人生だろう」とピーターを見下し、辛らつな追悼詩を書き上げ、それをカーペンター先生に見せる。先生は言った。「よく出来た詩だ。その力を使って人を皮肉るのは、愉快だっただろうね。君は私が死んだ時も、同じように書くのだろう。僕も人生の失敗者だからね」エミリーは知ったのだ。自分の書く詩や文章が、人を傷つける事がある事を。そしてピーターの人生をわかったつもりになり、こんな事を書いてしまった事に深く後悔する。

【感想】

エミリー・19エミリーの追悼詩を、手厳しく批判するカーペンター先生。
 エミリーにピーターじいさんの追悼詩を書くことになりますが、、、でも12歳の少女
に追悼詩を頼むのは強引な展開の気もします。

 原作「エミリーはのぼる」に出てくる話なのですが、この時エミリーは高校生くらい
でしたからね。ともかく追悼詩の話は、この回に出てきました。

 エミリーは酒ばかり飲んでいたピーターじいさんの追悼詩を書くことは「私の芸術
への冒涜」とまで言い放ちます。

・・・いくらなんでもエミリーはずいぶん身勝手というか配慮がないです。 

 というか12歳の少女がここまでのことを書くかどうか・・・その後カーペンター先生
との話もリアリティがなく無理矢理感がありました。


20話 「青春の階段」

【物語】

 エミリーがニュームーンへやってきて3度目の夏、自分の進路を決める時期になっていた。ペリーはシュルーズベリーの学校へ行く為の奨学金の試験に合格し、テディもケント夫人の許しが出て、進学する事が決った。もちろんエミリーもシュルーズベリーで勉強を続けたいと願っていた。しかし、エリザベスは「マレー家の女性は進学する必要はない」と言う。ある日、エリザベスはエミリーの書き溜めていた小説や詩、父への手紙を偶然見てしまう。問い詰められたエミリーは、勝手に読まれた事に腹を立て「屋敷に閉じこもって、夢も喜びも感じない、伯母さんみたいな人生を送るなんてまっぴらよ!」と言い放つ。その時のエリザベスの表情は、今まで見た事のないものだった。エミリーはそんな伯母さんを見て、言ってはいけない事を言ってしまったと強く後悔する。エリザベスはつまらない人生など送っていない。マレー家を守る事に誇りを持って生きているんだ。そう感じたエミリーは素直に伯母さんに謝る。そしてエリザベスもまた、大切なものを勝手に読んでしまった事をエミリーも詫びるのであった。そして、エミリーは「三年間、小説を書かない」という約束をして、進学を許された。

【感想】

エミリー・20-1エリザベスおばさんが無断で日記を読んで、思わず逆上するエミリー!
 エミリーが、シュルーズベリーの学校に行くことに反対するエリザベスおばさんを
罵る言葉をノートに書き綴ります。

 しかしそのノートをエリザベスおばさんが無断で読んでしまい、思わずエミリーが
逆上しエリザベスおばさんと言い争いになります。

「よくも、私の大切なノートを勝手に読んでくれたわね!」

 この2人の言い争いは凄かったです!映像で見ると特にwその為あのエリザベス
おばさんの涙は印象的。最後はエミリーも、自分のしたことを後悔し和解します。

 でも日記とは自分の怒りなどを書くことによって、気持ちの整理をつけるところもある
ので、書いてあることが事実ではないですがね(まぁ、読むとびっくりするのですがw)

 エリザベスおばさんはエミリーのシュルーズベリーの学校に、通う3年間は小説を
書かないことを進学の条件とします。エリザベスおばさんも頑固というか、何というか
相当なものですね~。

 そして、やっと真実しか書かないことで、二人の妥協が成立しました。カーペンター
先生もその提案に賛成で

「平凡な生活だけを書き続けるのだ、もっとも平凡な生活などというのがあればだけども」

カーペンター先生らしい考え方です。


エミリー・20-2最後はついにというか、お互い理解し合えたしたエミリーとエリザベスおばさん。


21話 「それぞれの夢」

【物語】

 シュルーズベリーでの新しい生活が始まった。エミリーは相変わらず、新聞や雑誌に詩を投稿していたが、なかなか採用されない。そんなエミリーを見下し、バカにするのが同級生のイブリンであった。エミリーはイブリンに負けまいと、一生懸命詩を書く。ある時イルゼが、新聞の勧誘のバイトを共にしないかと誘ってくる。切手代が欲しかったエミリーは、イルゼと共にたくさんの家に回り、勧誘する。そしてある家にたどり着いた時、そこの子ども達にお話をせがまれるイルゼ。イルゼはエミリーの詩を高らかに読み上げる。喜ぶ子ども達。イルゼは詩を朗読する楽しさを知り、朗読家になる事に決める。希望に満ちたイルゼの瞳…。エミリーはそれを見て自分も負けられない、とノートを取り出し詩を書き連ねるのであった。

【感想】

エミリー・21-1謹厳なエリザベスおばさんとは、正反対なタイプのルースおばさんでした。
 エミリーのシュルーズベリーでの新しい生活が始まりました。ルースおばさんの家に
下宿しますが、家事を手伝えや友達を呼ぶなとかうるさい人です。初回から出てきま
すがまったく変わっていませんw

 謹厳なエリザベスおばさんとは正反対で、マレー家にもいろいろなタイプの人間が
いるんだなと。

 そういえばイブリンという雑誌や新聞に詩を投稿しているという、ブラウネル先生の
姪が出てきまいた。ブラウネル先生の姪が、ここに来て登場するとは驚きです。


エミリー・21-2ブラウネル先生の姪イブリンが登場、しかしどう見ても意地悪そうな子だな(^ー^;

 

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風の少女エミリー レビュー 16話 17話 18話

16話 「夏の思い出」

【物語】

 エミリーの、ウィザー屋敷での夏休みは続いていた。ある日、浜辺近くを散歩していたエミリーは美しい花を摘もうとして崖から落ちてしまった!そんなエミリーのピンチを救ってくれたのは、プリースト家に縁のあるディーンという男性だった。エミリーはそれからディーンと仲良くなっていく。貿易商をしているディーンは物知りで、とても面白い話をエミリーにたくさんしてくれた。エミリーはその異国の話を聞くと、どうしても物語を書かずにはいられなくなり、一晩で一編の小説を書き上げたのだった。ディーンはエミリーに小説を書く面白さを教えてくれたのだ。そしてエミリーがニュームーンへ帰る日…エミリーはディーンに自分で書いた小説を渡した。それから数週間後…ニュームーンへディーンから手紙が届いた。エミリーの小説と、文字がびっしり書かれた便箋。エミリーはその便箋を読むと、嬉しそうに笑顔を浮かべるのであった。

【感想】

エミリー・16ディーンは途中参加のキャラでしたが、エミリーに、詩から小説への転換のきっかけを作りました。
 今回エミリーはきなり崖のから落ちましたが、ディーンという男性に助けられます。
でも崖につかまっているのをみて、「おやおやどうしたら助けられるだろう」とは
ディーンの人柄を現す一言(^^;

 ディーンはエミリーに個性や才能を感じ、エミリーに小説を書くようにすすめます。
このディーンとの出会いはエミリーに、詩から小説への転換のきっかけになりました。

 言葉巧みにその気にさせるディーンに、エミリー入れ込んでましたね。ただ途中参加
の大人の男性なのでいきなりの感はありました。


17話 「イルゼの秘密」

【物語】

 エミリーの親友イルゼは、父バーンリ医師と二人で暮らしている。忙しくあまり娘にはかまわないバーンリとイルゼは、あまりうまくいっていないようだった。そんなある時、イルゼはバーンリの誕生日を祝うため、エミリーと共に食事を用意し、夜中までバーンリの帰りを一人待っていた。しかし、なかなか帰ってこない父に苛立ち、物にあたるイルゼ。その時、散らばった本から、イルゼの母の写真が出てきた。今まで母さんの写真なんて一度も見せてくれなかった、それどころか母さんの事について何を聞いても答えてくれなかったくせに、父さんは、私のことも母さんの事も嫌いなんだ!!イルゼは帰ってきたバーンリに怒りをぶつけ、嵐の中、家を飛び出していった。そんなイルゼをバーンリは探した。イルゼの母ベアトリスは、風邪を引いたイルゼのため毛布を借りに夜、家を出て、井戸に落ちて亡くなったのだ。イルゼにもしもの事があったら!バーンリは必死になった。 そして無事イルゼが見つかり、バーンリはベアトリスの事、イルゼへの想いを語る。そして親子は、強い絆で結ばれたのであった。

【感想】

エミリー・17-1イルゼのお父さんのバーンリは、妻を助けられなかったことを後悔していました。
 今回はイルゼについてです。お父さんのバーンリ医師は母のことを話さないから
イルゼは父は自分や母を嫌っているのではないかと不安に思っていました。

 父とケンカしたイルゼは雨の中駆け出すと、飛ばされたシーツによってイルゼが
井戸に落ちるのを救いましたがメリハリのある演出でした。

 お父さんは娘イルゼにイルゼの母ベアトリスについて話します。幼少の頃風邪を
引いたイルゼのため毛布を借りに夜家を出て、井戸に落ちて亡くなったのです。

 それを聞いてイルゼとお父さんバーンリは、お互いの絆を確認するという展開で
よかったです。


第18話 「ローダの罠」

【物語】

 ローダの誕生日会に誘われたエミリー。資産家や有名な女優が招かれた盛大なパーティーになりそうだという。エミリーはエリザベス伯母さんが仕立てておいた礼服を着てパーティーに出かけた。そこで、ローダに突然「詩の即興をやってくれ」と言われる。ローダはエミリーに恥をかかせるため、わざわざパーティに招いたのだ。エミリーは大勢の人の前で緊張してしまい、うまく詩を読めない。エミリーは悔しくて思わず会場を飛び出し、一人庭へ出て行く。そこでエミリーに話しかけてきたのは、有名な女優ジョーー・ローズだった。ジョーは自分の辛かった下積み時代の話をしてくれた。エミリーはその話を聞き、勇気付けられる。そしてジョーと二人で舞台に立ち、詩を即興した。巻き起こる大拍手!エミリーは父の様に、文章で人を勇気付けられる人になりたい、と改めて決意するのであった。

【感想】

エミリー・18-2パーティーに招待されていた女優ジョセフィン・ローズはエミリーに興味を持って自分の下積み時代の経験を話します。
 原作のローダは色々な諸事情によって、自身の誕生日パーティーにエミリーを
招待しませんでした。

 アニメではローダはマレー家の服装が地味なことも考えた上で、エミリーを誕生日
パーティーに招待したので原作以上に意地悪です。

 エミリーのドレスを汚し、いきなり詩を朗読させたりとかなりベタな方法でローダの
イジワル計画はいったんは成功しました。

 しかしその事でパーティーに招待されていた、女優ジョセフィン・ローズがエミリーに
興味を持ってしまいました。

 ローズとエミリーは、パーティーの舞台でエミリーの詩を披露し、喝采をあびます。
これでローダの計画はまんまと失敗しましたが、ローダって自爆が多いな(^ー^;

 最後ローズは自分に希望を与えてくれた新聞記者の名をダクラス・スターといい
エミリーはお父さんと知ります。エミリーはお父さんの仕事にも触れましたね。


エミリー・18-3ローズとエミリーは再度、舞台あがりエミリーの詩を披露して喝采をあびます。




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